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招かれざる客 ~異世界からの侵略者~
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「ひ~なのだ真央ちゃん平気だけど平気じゃないのだ~」
いつもは明るく元気印な
後木 真央
も、今度ばかりは うぞうぞ湧いてくる蜘蛛に震え上がっていた。
いかんせん、虫さんとトカゲさんは、ちょっち苦手なのだ。
がくがく震えながら逃げ回る彼女だったが、ふと近くに頼れる友人の
八神 修
を見つけて、大きく手を振った。
「おーいなのだ! 修ちゃんもいたのだ?」
ところが蜘蛛達は、騒ぐものや動くものを優先的に狙う特性を持っている。
「真央!?」
蜘蛛達が涙目の真央を狙って、一斉に糸を吐き出した。
「ぎにゃ~!!?」
真央はあっという間に、体を糸でまんまるく捕縛されて、雪だるまみたいに転がされた。
「やめるのだ暴力反対なのだいきなりなんなのだこれじゃ動けないのだ~!」
「待ってろ、今助ける!」
とにかく、真央を安心させるために声を掛け、状況を判断して打開策を……そう考えた修をも、蜘蛛はあっという間に取り囲む。
突然の事に、修は偶然持ち込んでいた分厚い政治学の学術書を、咄嗟に振り回しながら蜘蛛を牽制した。
だが蜘蛛は、修を狙って糸を吐き出した。
「修ちゃん避けるのだ!」
「くっ!!」
最悪、視界は確保しようと、学術書を構えた彼だったが。
糸が途絶えた。
不思議に想い、視界を覆う学術書を下ろせば。
「やあ奇遇だね」
見返してくるのは、神秘的なガーネットの瞳。
旅鴉 月詠
がスケッチブックを掲げて、修の前に立ちはだかっていた。
蜘蛛が伸ばした糸は、残らず彼女のスケッチブックの中に吸い込まれた寸法だ。
【絵空事】
月詠が描いた絵に、触れたモノを封じ込める ろっこんだ。
「ありがとう、助かった」
「どういたしまして、それより真央を」
スケッチブックを構えたまま、涼しげに視線を流す彼女に、頷く。
「わかってる」
修が真央に巻き付いた、ぐるぐる巻きの糸に手を伸ばした。
そのまま静かに集中し、息を止める事、しばし。
真央を拘束した ぐるぐる巻きは、修の【分解】によって、パラリと外れた。
「修ちゃんも月詠ちゃんも助けてくれてありがとうなのだ~!」
うわーんと、腕を広げて月詠に泣きつこうとした真央だが。
「真央。安心するのは、まだ早いよ」
月詠はまだ、警戒を解いていない。
蜘蛛はまだ、倒されていないのだから。
案の定、大きな声を出す真央に、標的がすぐに移った。
「ぎゃーなのだ! あっちいけなのだぁ!!」
(この蜘蛛達。何故、真央ばかり狙っているんだ?)
修と月詠は、同時に考えた。
――もしかして、声や動きに反応している?
ともあれ、どうにかしなくては!!
修が本を構えた、その時。
「あら、蜘蛛ちゃん達の相手は、あたしの役目よ」
聞き覚えのある声が、割って入った。
声と共に、鍛え抜かれた見事な肉体を持った少年――というには、彼はあまりにも格が違っていたが――
尾鎌 蛇那伊
が飛び込んで来た。
襲い掛かる蜘蛛を相手取る、その動きには一切の無駄がない。
蛇那伊の攻撃を受けた蜘蛛は、糸を吐き出す暇も与えられず、あっという間に粉砕されていく。
「蛇那伊、相変わらず君は頼もしいな」
月詠が唇の端を上げ、蛇那伊とはクラスメイトの修も、同意する。
「待たせたわね。でも身体を動かす時は準備が大事だから、手を抜きたくないのよね」
蛇那伊、曰く。
蜘蛛とぶつかる前に呼吸を整え、体内の気を練り上げて、心身共に戦闘モードに切り替えていたらしい。
練り上げた気は全身を巡らした上で、四肢の筋力増強に当て、五感を活性化する。
視覚は、一点を見ずに全体を俯瞰し
嗅覚は、僅かな匂いも嗅ぎ取る鋭敏さを発揮させ
聴覚は、微かな音も聞き逃さない集中力を以って
「今回は特に、この三感覚を研ぎ澄ませて戦いに挑むわよ」
「す、凄いのだ……!! 神と崇めるレベルなのだ真央ちゃんマジで尊敬しちゃうのだ!」
「このくらい、本気で鍛えれば君にも出来るわよ」
「いや、普通は無理だろ……少なくとも、俺には手が届かない領域だな」
苦笑しつつ、修は蜘蛛達が動きや音に反応して、攻撃を繰り返しているのではないかという、推測を話して聞かせた。薄々感づいていた月詠も蛇那伊も、頷く。
一方、真央は思わず お口を両手で塞いだ。
「真央ちゃんそこまで頭が廻らなかったのだ三人ともあったまいーのだ……もう蜘蛛の前では大きな声出して騒いだり暴れたりしないのだ……」
真央は、ぎゅっと目を瞑ると、自分を暗示に掛ける。
「蜘蛛は虫じゃないのだ……イルカや鯨が海で泳ぐから魚認識されるのと同じなのだ蜘蛛は虫を食べるのだ虫じゃないのだ虫じゃないのだ――よっしこの蜘蛛の元凶ぶちのめしに行くのだっ!」
カッと目を見開く真央だったが、蛇那伊はにこやかにトドメを差した。
「地球の蜘蛛自体は昆虫類、甲殻系としては脆いし、ファンタジーでも硬いイメージがないから、普通に打撃が通りそうね」
「虫、……やっぱり虫なのだ……?」
泡を吐きそうな真央に、やはり虫が苦手な方の修が助け舟を出した。
「まあ虫ではあるが、蜘蛛は節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目。いわゆる『六脚虫』とは違うグループだな」
「ああ、それに蛇那伊が攻撃した時、見たろう? 蜘蛛は跡形も無く、消えてしまった」
月詠は空を仰いだ。
そして大観覧車を根城にした、巨大な繭の傍に立つ人物に注目した。
「ふむ……、話を聞いてみたいね? それにしたって蜘蛛は正直、鬱陶しい。私は戦うのが目的ではないし、腕っ節に自信がある者に、先導してもらえると助かるんだが」
その言葉に、蛇那伊は情熱的な唇を三日月の形に吊り上げた。
「いいわ、どのみち最初からそのつもりよ。あの蜘蛛達は、あたしが全力で相手してあげる」
「またテオに飛ばされてきたけど、いきなり街が大ピンチじゃねえか!」
風雲児 轟
は混乱した現場を目視するや否や、愚痴一つ零すでなく、物陰へ走りこんだ。
「戦衣着装!!」
腹の底から叫べば、轟はもう、轟であって轟ではない。
寝子島のローカルヒーロー、
『ザ・ストレイト』
だ!
闇を払うような、白を基調としたスーツは、ゴールドで縁取られている。
所々を覆うブルーは、寝子島の空と海のように清々しい。
変身した轟は、そうするのが当たり前とでも言うように、蜘蛛の群れに特攻した。
「お前達、勝手な真似はストレイトが許さないぞ!」
疾風のように駆け込んだ轟は、速い動きで翻弄しつつ、蜘蛛を撃破していく。
轟のストレイト・スマッシャー(震脚からの右ストレート)を食らった蜘蛛は、溶けるように霧散した。
「き、消えた!?」
轟は我が目を疑って頭を振ったが、どうやら間違いはないようだ。
「テオが言った通りだな。こいつらは数ばかりで、さして手ごたえがねえ。しかし厄介なのは、あの繭からいくらでも湧いてきて……」
言ってる傍から、足元にたかってきた蜘蛛を、蹴り飛ばす。
「きりがねえ、元凶を倒すしかないな!」
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月23日
参加申し込みの期限
2014年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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