- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
その鐘を鳴らせ ～異空間脱出～
急：その鐘を鳴らすのは
最初にアウトレットモールへとたどり着いたのは、八神 修、トワ・E・ライトフェロゥ、夜海霧 楓、後木 真央、御剣 刀だった。
その中央ぐらいのところに、青い建物があり、その上にアーチにぶら下がる青い鐘があった。だが、やはりと言うべきか青い影がうろうろしている。
（New rope か、代わりになる長いモノ……カエデが持ってた気がするデス。 long chain 、借りましょう）
トワは鐘を鳴らすつもりで居るらしい。彼女がチェーンを借りたい、といえば楓は少し考えながら「気をつけろよ」と手渡した。そうしながらも、視線を青い建物に移す。
（青い建物周辺、出来れば中も確認したいが……俺の役目は、トワや他の奴を鐘まで誘導し、敵を引きつけるまでだな）
楓が眼鏡をかけなおしながら青い建物を睨む。トワが不安げに楓を見上げる。
「？」
「カエデ、無茶するデースか？」
彼の様子から何かを察したのだろう。トワは何時に無く真剣な眼を向けてくる。その傍ら、刀と真央も臨戦態勢に入っていた。
「俺は、露払いに回る。後木は？」
「運動会で玉入れに情熱を燃やす真央ちゃんは、鐘ストライクを目指すのだ」
そう言って真央は赤猫リュックを前にからう。道中でジャージのポケットや赤猫リュックにも瓦礫を詰め込んでいたので、それを遠くから投げて鐘を鳴らそうというのである。
「俺も、鳴らしに行くよ」
修もまた瓦礫を持って建物の上を目指すらしい。何か策があるとの事で真央に耳打ちすれば彼女も納得する。
楓と刀は顔を見合わせて肯き合うと、第一段階として修たちを屋上へ送ろうと決意を固める。青い建物の外、螺旋階段の周りには青い影。……まさに、ここが正念場といえるだろう。
「カエデ……Please don't die」
歩き出した楓に、トワはそう言って送り出した。刀はそんな彼女の頭をポン、と撫でる。
「大丈夫。俺達が居る」
修が、真央が頷く。刀は僅かに笑って楓を追い、真央がトワの手を握る。修はシャベルを握り締めて鐘を睨む。
「……行こう」
ちょうど楓と刀が露払いに動いた時、自転車をアウトレットモールの前に置いた椿 美咲紀。彼女は僅かに傷を負いながらも仙藤 紫をここまで送っていた。風雲児 轟と白 真白が拳を振るい、円が即席ブラックジャックつき縄跳びを振り回して敵を退け、時には美咲紀が自転車で跳ね飛ばして漸く到達する。
「あ、あれ……！」
最初に口を開いたのは、美咲紀だった。青い建物に近づく一団と、動き出した青い影。ここで動かなくていつ動くと言うのだ。
一方、真白が注目したのは、鐘がぶら下がるアーチや青い建物。彼女は眉根を寄せて首を傾げる。
「この前、ここのカードショップに買い物に来た時にはあんなのなかったし……もしかしなくても、あのアーチにかかってる鐘が鳴らさないといけない鐘だよね」
その言葉に一同が頷くと、轟が気合の入った目で建物を睨む。
「よっし、誰か一人でもいいから鳴らせばいいなら、最適な奴を全力サポートするまでだな！」
自分はサポートに回る、といいつつ拳を握り締める轟。美咲紀もまたけが人の治癒に回る所存だ。彼女には花を使って舞う事で傷を癒すろっこん『舞花の祈り』がある。
「私は、鐘を鳴らしに行くわ。他に、鳴らしに行く人はいるかしら？」
「あ、はーい！ ボクは行くよ！」
紫の言葉に、円が元気に挙手！ それに続いて真白もまた手を挙げた。
「ロープが切れそうだし、リボンを硬化させて鐘を叩いてみようとおもうんだ」
「わかったわ。一緒に行きましょう」
紫の言葉に円と真白が頷く。轟はそんな彼女達が進めるよう、早速向かってきた影とタイマンを張るのだった。
ジュスト・ランベール、兵藤 雅也、天動 記士郎、本居 陽毬がモール内へ入ったのは、青い建物付近での戦闘が始まる直前だった。
「見えた！ あの鐘だね！」
ジュストが指差す先。先ほど陽毬が確認した鐘が、アーチにぶら下がっている。青い影がそれを守ろうとし、既にそこを目指し何人もの人たちが向かっている。
「僕の能力、どこまで届くかわからないけど、鳴らせるかやってみるよ！ だから、援護頼んだよ、雅也」
「おう！」
彼の言葉に、雅也がにっ、と笑う。ジュストと雅也は拳をぶつけ合って気合を入れると、記士郎は静かに頷いた。
「では、私は手段を持つ人をサポートしましょう。落ち着いて、鳴らしてくださいね」
「私も、全力でフォローするよ」
陽毬も頷いて答え、彼らもまた動き出した。
最初にアウトレットモールへとたどり着いたのは、八神 修、トワ・E・ライトフェロゥ、夜海霧 楓、後木 真央、御剣 刀だった。
その中央ぐらいのところに、青い建物があり、その上にアーチにぶら下がる青い鐘があった。だが、やはりと言うべきか青い影がうろうろしている。
（New rope か、代わりになる長いモノ……カエデが持ってた気がするデス。 long chain 、借りましょう）
トワは鐘を鳴らすつもりで居るらしい。彼女がチェーンを借りたい、といえば楓は少し考えながら「気をつけろよ」と手渡した。そうしながらも、視線を青い建物に移す。
（青い建物周辺、出来れば中も確認したいが……俺の役目は、トワや他の奴を鐘まで誘導し、敵を引きつけるまでだな）
楓が眼鏡をかけなおしながら青い建物を睨む。トワが不安げに楓を見上げる。
「？」
「カエデ、無茶するデースか？」
彼の様子から何かを察したのだろう。トワは何時に無く真剣な眼を向けてくる。その傍ら、刀と真央も臨戦態勢に入っていた。
「俺は、露払いに回る。後木は？」
「運動会で玉入れに情熱を燃やす真央ちゃんは、鐘ストライクを目指すのだ」
そう言って真央は赤猫リュックを前にからう。道中でジャージのポケットや赤猫リュックにも瓦礫を詰め込んでいたので、それを遠くから投げて鐘を鳴らそうというのである。
「俺も、鳴らしに行くよ」
修もまた瓦礫を持って建物の上を目指すらしい。何か策があるとの事で真央に耳打ちすれば彼女も納得する。
楓と刀は顔を見合わせて肯き合うと、第一段階として修たちを屋上へ送ろうと決意を固める。青い建物の外、螺旋階段の周りには青い影。……まさに、ここが正念場といえるだろう。
「カエデ……Please don't die」
歩き出した楓に、トワはそう言って送り出した。刀はそんな彼女の頭をポン、と撫でる。
「大丈夫。俺達が居る」
修が、真央が頷く。刀は僅かに笑って楓を追い、真央がトワの手を握る。修はシャベルを握り締めて鐘を睨む。
「……行こう」
ちょうど楓と刀が露払いに動いた時、自転車をアウトレットモールの前に置いた椿 美咲紀。彼女は僅かに傷を負いながらも仙藤 紫をここまで送っていた。風雲児 轟と白 真白が拳を振るい、円が即席ブラックジャックつき縄跳びを振り回して敵を退け、時には美咲紀が自転車で跳ね飛ばして漸く到達する。
「あ、あれ……！」
最初に口を開いたのは、美咲紀だった。青い建物に近づく一団と、動き出した青い影。ここで動かなくていつ動くと言うのだ。
一方、真白が注目したのは、鐘がぶら下がるアーチや青い建物。彼女は眉根を寄せて首を傾げる。
「この前、ここのカードショップに買い物に来た時にはあんなのなかったし……もしかしなくても、あのアーチにかかってる鐘が鳴らさないといけない鐘だよね」
その言葉に一同が頷くと、轟が気合の入った目で建物を睨む。
「よっし、誰か一人でもいいから鳴らせばいいなら、最適な奴を全力サポートするまでだな！」
自分はサポートに回る、といいつつ拳を握り締める轟。美咲紀もまたけが人の治癒に回る所存だ。彼女には花を使って舞う事で傷を癒すろっこん『舞花の祈り』がある。
「私は、鐘を鳴らしに行くわ。他に、鳴らしに行く人はいるかしら？」
「あ、はーい！ ボクは行くよ！」
紫の言葉に、円が元気に挙手！ それに続いて真白もまた手を挙げた。
「ロープが切れそうだし、リボンを硬化させて鐘を叩いてみようとおもうんだ」
「わかったわ。一緒に行きましょう」
紫の言葉に円と真白が頷く。轟はそんな彼女達が進めるよう、早速向かってきた影とタイマンを張るのだった。
ジュスト・ランベール、兵藤 雅也、天動 記士郎、本居 陽毬がモール内へ入ったのは、青い建物付近での戦闘が始まる直前だった。
「見えた！ あの鐘だね！」
ジュストが指差す先。先ほど陽毬が確認した鐘が、アーチにぶら下がっている。青い影がそれを守ろうとし、既にそこを目指し何人もの人たちが向かっている。
「僕の能力、どこまで届くかわからないけど、鳴らせるかやってみるよ！ だから、援護頼んだよ、雅也」
「おう！」
彼の言葉に、雅也がにっ、と笑う。ジュストと雅也は拳をぶつけ合って気合を入れると、記士郎は静かに頷いた。
「では、私は手段を持つ人をサポートしましょう。落ち着いて、鳴らしてくださいね」
「私も、全力でフォローするよ」
陽毬も頷いて答え、彼らもまた動き出した。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2015年10月01日
- 参加申し込みの期限
-
- 2015年10月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年10月08日 11時00分
