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下校後、部屋でのんびりと本を読み耽っていた
倉前 七瀬
は、手元にある本の残りページの薄さを確認した後、見慣れた自分の本棚をしばらく眺めた。
(そろそろ読む本が尽きてきました……新しい本ば図書室で借りてくればよかったです)
小さな溜息を吐いた頃、部屋のドアが開いて相部屋の
千種 智也
が帰宅した。
「ただいま…っと。倉前も帰ってたんだな」
「ええ。お帰りなさいー」
「ふー疲れた…」
手を洗い、制服のネクタイを外して楽な格好になると、智也はギターを膝の上に乗せた。
「ちょっと音出すけどいいか?」
「よかですよー」
ピックに弾かれた複数の弦が震え、穏やかな音が広がる。それを皮切りに、ギターの練習が始まった。
智也のギターの音が流れる部屋で、七瀬は変わらず読書を続ける。この光景も、互いに慣れてきたものだ。
「……」
そんな時、七瀬が手元の本を読み終えた。しばらく余韻に浸った後、次の本を探してもう一度本棚を眺めるが、今読みたいと思えるものは見当たらない。
手持ち無沙汰になった七瀬は、なんとなしにその視線を、ギターを鳴らす智也の手に移してみる。
コードを押さえる指の配置が次々と変化し、たった数本の弦が豊かな音色を奏でている。音を聴いているだけでは、なかなか判らない部分だ。
「おおー…」
興味津々に見つめる途中、思わず声が漏れる。そこで智也は七瀬の視線に気付き、譜面に落としていた目線を上げる。
「……ん、なんだ倉前」
「ギター、そげんして音だすんですね」
「あぁ。……お前もこういうのやるのか?」
「いいえ、僕はこういうのさっぱりわからんので、すごかですー。智也は上手ですねえ」
思ったことを正直に発言する七瀬。突然称賛を受けた智也は、意図せず肩に力を入れてしまう。
「……っ、こんなの、ちょっと練習すればお前にもできる」
練習中にちょっかいを出されたと一見迷惑そうな表情を装うが、内心では満更でもなさそうだ。
(そういや、前のルームメイトも俺がギター弄ってたときは……)
少し前まで共に過ごしていたルームメイトの記憶が想起される。性格は明るく、小柄な身体で人懐こく、智也がギターを弾いている最中には犬のように絡んできたものだった。
(……いや。もう前の奴とのことは忘れたほうがいいな。倉前が今の俺のルームメイトなんだから)
智也が懐かしさに目を細めている間、七瀬はのんびりと心地良さそうに、目を閉じてギターの音に耳を傾けていた。
「ところでお前、いつも本読んでるけど……今日はもう読まないのか?」
「何か読みたかですが、新しい本ば借りてくるのを忘れたとですよー」
頭を掻いて笑う七瀬を見つつ、智也は一つ思い付いた。
(読めそうなものならなんでもいい…のか?)
手元にあるギターの譜面を手に取り、七瀬に提示してみる。
「おい、楽譜とかは読めそうか?」
「本は基本なんでも読みますけど、そういえば楽譜はあまり手にしたことないですね。どれどれ―」
七瀬は智也の隣に歩み寄り、楽譜を覗き込んだ。
書かれているものをまじまじと目で追っているようだが、これといった反応を示さないので、一声かけてみる智也。
「…どうだ?」
「……?? 五線譜はさっぱりですし、タブ譜に関してはまだ数字があるからいいですけど…何がなにやら…」
「…だめか」
「やはり多少なりとも言葉になっとるほうが楽しいですね。うーん」
唸りつつも懸命に読もうとし続ける中、やがて見兼ねた智也は楽譜をそっと取り上げた。七瀬は片付けられていく譜面を最後まで目で追っていたが、結局内容を理解するまでには至らなかったようだ。
「いやあ、楽譜ば読むのは難しいですね。やはり智也はすごいですよ」
「…っ、これも、ちょっと勉強すればお前もすぐ読めるって。いちいち褒めるなよ、わけわかんねぇ…」
裏表のないふんわりとした七瀬の雰囲気に、くすぐったさを覚えて顔を背ける智也。だが、悪い気はしていない。
部屋にはまたギターの音色が響き始め、七瀬はふふりと笑みを浮かべながら智也の練習を見守った。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月18日
参加申し込みの期限
2015年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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