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桜花寮、秋の一日
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「やっべー!!! やーらーかーしーたー!!!」
焦りを含んだ叫びが、
志田 朝陽
の自室に響く。
数刻前、彼は日課であるシーサイドタウンから旧市街にかけてのランニングを終えた。日々の体力づくりはサッカーの基礎になるのだと、意気揚々と励んでいたのだが……。
部屋に帰ってきて、気付いたのだ。
「…スマホがねぇ!!」
普段なら健康的な朝陽の顔色も、この事態で今は蒼白。
「いつもポケットに入れてたと思うんだけど、どこに落としちまったんだろう…」
再度ポケットの中を入念に確認し、それから手当たり次第に部屋の中を探す! 探す! 探す! だが無い!
まず近場の人に聴きこみをしてみようと、朝陽は部屋を出た。
***
「おー、銀杏があちこちに落ちてるなぁ」
男子寮の敷地で銀杏拾いの良いポイントを見つけた
呉井 陽太
は、ゴム手袋で落ち葉を掻き分けながら銀杏を拾い、ビニール袋に入れていく。
そこへ、寮から飛び出してきた朝陽が慌てた様子でやってきた。
「あの、すみません! この辺りで黒くてこんくらいのサイズのスマホ見ま……う、おお…すげぇニオイ…」
「あ、ごめんねー。見ての通り今銀杏拾いしてるんだぁ」
朝陽を気遣い、一度ビニール袋を閉じて軽くひねる陽太。
「スマホがどうしたの? 落としちゃった?」
「そうなんです! はー、もうどうしたらいいか……」
「そういう時はまず、電話会社に電話して、取り敢えずロック掛けたほうがいいよ。万が一悪用されたら大変だからねぃ」
「へぇー、なるほど…!」
陽太から対処法をいくつか教わった後、朝陽は寮の前を掃除していたののこ達を見つけた。早速尋ねてみるが、それらしきスマホを見た者はいないという。
「黒いスマホで、ロック画面はサッカー選手だね。わかった! 見かけたらケータイに連絡するよ!」
「ののこちゃん、その時そのケータイは朝陽くんの手元にないのでは……」
「あ! そっか!」
綾辻 綾花
につっこみを受けて、これはうっかりと照れるののこ。一方、
恵御納 夏朝
は他の提案をしてみる。
「もしこっちで見つけたら、寮母さんに届けるのがいいんじゃないかな」
「そうしてくれると助かる。皆サンキュ!」
それから朝陽は一旦寮母さんの所へも顔を出し、電話を借りて電話会社に連絡をした。更に寮周辺をくまなく探してみるが…。
「…見つかんねぇな! もう一度ランニングに出かけるか…」
他に思い当たる場所といえばもうこれしかない。朝陽は深呼吸の後に外へ駆け、地面に注意を払いながら二度目のランニングコースを辿るのだった。
***
桜花寮へ帰る前に、街へ寄ってみるのもまた日常。
血陣 遵
は帰宅途中、同室の
高峰 一馬
にお土産でも買っていこうと思い付き、街の方へ出てきていた。
普段から色々と不幸でケガばかりしている遵を、一馬は手当てしたり助けたりしてくれているのだ。
(一馬には世話になってるし……前に話題になってたロシアン饅頭でも買ってみようか)
目的の店を見つけ、店員お薦めの『激辛いりロシアンルーレット饅頭』を無事購入。
(この時間なら、一馬が部活から帰宅する前には帰れるかな?)
ここまでは特に不幸にも遭遇せず、遵は比較的穏やかな気持ちで店を出た。
そう。ここまでは、良かった。
寮までの道を辿り始めた遵だったが、突如、前方から人の行列が押し寄せてくるのが見える。
「えっ」
「We love caaaaaat!!」
「Yeaaaah!!」
大盛上がりの外国人観光客。
「な、何だ!? あっ……!?」
運悪く避けるタイミングを掴み損ねた遵は、瞬く間にその人ごみに呑まれ、帰路とは異なるあらぬ方向へ流されてしまった。
しばらくして解放された後も、落ちてきた植木鉢に当たり。軽く靄がかかった意識の中で、帰り道を探した。
「う……確か流されてる時に青い建物が見えたから、あっちか…?」
その道中も幾度となく不幸を被りながら桜花寮を目指してさ迷い歩いた末に、遵はやがて辿り着いた。
――海の見える寝子島の端っこに。
寮どころか、なんと島外脱出間近の所まで来てしまったのだ。
「……。流石にまずくなってきたかな」
不幸慣れした当人も焦りを感じ始め、希望を求めて携帯電話を取り出した。しかし。
「あぁ……」
充電切れだ。財布の中身も寂しく、交通機関の手段は絶たれたも同然。
今日に始まったことではないが、際限無く降り注ぐ不幸の中、遵は広大な海を眺めながらしばし途方に暮れた――。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月18日
参加申し込みの期限
2015年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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