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寝子島高校
寝子島は撮影されている ~レンズ・キャッツ捕獲要請
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【夜の始まり】
寝子島に起こりつつあるという、異変。ひと括りにそう表現してみても、そこには様々な意味合いが考えられるでしょう。新出府 譲の依頼を受けて奔走する彼らにも、それぞれに何かしら想像したり、予測する事象はあったはずです。
異変は確かに、彼らの前へと、姿を現し始めていました。
奇妙な『レンズ・キャッツ』たちのカメラ・アイが映し出す映像を通じて、彼らへと。
エノコロ岬灯台の上にて。
「あっしはただの、MFSファンってやつなのさぁ」
骨削 瓢
は、飄々として語ります。
「あの番組は、フツウじゃあない。だからこそ、惹かれるんだろうがねぇ」
「なるほど。奇妙な番組ながら、一定の需要はあるわけですね」
あたりで目に付くものを片っ端から調べては、かりかりとメモを取る
芽守 健作
。書き付けた情報の中には、瓢の語るそんな言葉すらも含まれています。見える風景、人物やその言葉、表情までも……全てを書き留めておけば、後ほどに必ず役に立つはず。それが彼の信条であり、曲がらないやり方です。
そんな健作をよそに、瓢はただそれを横から覗き見たり、または手にした望遠鏡で遠くを眺めてみたり。労せず横から情報を掠め取るのが、彼のスタイルのようです。
と。瓢が何気なく、先ほどから付けっぱなしのスマホのワンセグ画面へと目をやると、
「……おや?」
いつの間にやら、映っているのは……自分と、健作の姿。
「あら? 先に来てた人がいたんですね」
「……骨削くん」
開け放した灯台の入り口を通じて、やってきた
綾辻 綾花
。
恵御納 夏朝
。ふたりの腕の中には……ぞろり、黒い毛並みの猫たち。こちらを見つめる、カメラ・アイ。
かりかりとメモを取りながら、健作がついと眼鏡を押し上げ、
「そちらが、件の猫ですか? 捕獲に成功したんですね」
そう言うのを聞きつつ……瓢は、目線を落としたスマホの画面に釘付け。
「……こいつが異変ってやつかい? なるほど、こりゃあ面白いねぇ」
映り込んでいました。広がっているのです、レンズを通じて見た、猫たちの視界が。
シーサイドタウン駅のホーム。
やってきた
如月 庚
が、小脇に抱えるようにして連れてきた猫を、
御剣 刀
はじっと見つめます。
「こいつが……」
「ああ。レンズ・キャッツってヤツらしいぜ」
レンズ状の眼球。尾に生えたアンテナ。刀が守るべきフツウからすれば、ふわ、とあくびをしたその猫は確かに異様で、異質な存在ではありました。
同じく寝子電を調査していた
呉井 陽太
もやってくると、彼はスマホでねこったーを確認しながら、
「へぇ……その猫の目を通して見ると、何かが映るみたいだねぃ。試してみる?」
出発前、
蜂矢 時生
の提案で敷かれた連絡網には、逐次様々な情報が飛び交っています。中でも最新のそれは、レンズ・キャッツのカメラ・アイが見た映像をワンセグで受信すると、何か奇妙なものが映り込む、というものです。
薄い笑みを浮かべたのは、
加瀬 礼二
。
「予想通り、といったところですね。さて、何が映りますやら……如月さん?」
「おう」
折りしも、駅へは電車が到着する頃合。ホームに立つ客たちからは一歩引いたところで、庚が黒い猫を掲げ、その視線をやってきた車両へと向けさせ……陽太、刀、礼二がそれぞれに、スマホのワンセグ画面を注視。
やがて刀がぽつり、つぶやきました。
「……フツウじゃない。よな? これって」
シーサイドタウン、大観覧車のゴンドラ内。
数十メートルの高さから島を見下ろしながら、
志波 武道
はほっとひと息……ではなく、真下に広がる景観の中、異質な何かを探します。
(ボッチ観覧車サミシイ! っていうのはいいとして、陽太くんと健作さんは、何か見つけられたかナー?)
連絡が入ってはいないだろうかと、確認したスマホの画面。
「ん……?」
ワンセグ受信状態のままだったそこに……きょとん。目をしばたかせる、武道自身の横顔。
ひとりで乗り込んだはずの、ゴンドラの中に。
「…………いる、のか? そこに……」
ずきり、痛む左腕。
そっと、手を伸ばします。いつの間にか……そこに? 見えない、何かが……?
ふい、と武道からはそっぽを向いた画面の中、ゴンドラの窓の外は何だか薄暗く。そしてぼんやりとした、赤い光が降り注いでいます。
矢萩 咲
は、頭上を見上げます。睨みつけるようにして。
ネコジマスクエア。手にはスマホのワンセグ画面。腕に抱いたレンズ・キャッツがにゃあと鳴き、付けてやった首輪の鈴が、ちりん。ちりりん。音を立てました。
何だか、ずっと嫌な予感がしていたのです。今朝から……あるいは、あの夜から。
(……見ていてくれ、と言っていた。彼女は、まるで……自分を忘れないでいて。そんな風に、あの夜に……)
握った手の温もりを、忘れてはいません。忘れずにいられるようにと、咲はあの男の奇妙な依頼に、協力することを決めたのです。
彼女を、少しでも知るために。
今、掲げたスマートフォンを通じ、黒い猫の見上げた光景は、きっと彼女へと繋がっている。咲は、そう信じているのです。
ねこったーや、『Leidenschaft』独自の連絡網から受け取った情報。それに目の前へ広がる異変にも。
屋敷野 梢
は、自身の予想が正しかったことを確信しました。
「バッチリ的中! って感じですねー。これなら新出府さんも、私を信頼してくれるかもしれませんね!」
梢は早くから、予測していたのです。
すなわち、異変とは、『テレビに纏わる何か』ではないのだろうか? と。だからこそ、彼女が真っ先に調査するべきと定めたのは、寝子島にもある電波塔でした。
掲げたスマートフォン。情報に従い、ワンセグを受信してみれば、程なくして映り込んだ、それら。
「まぁ、ちょっとここまでとは、予想外でしたけど」
人気の無い電波塔の周囲にも、透明な猫たちは潜んでいるのでしょう。彼らは梢へ、寝子島の異変を余すことなく、見せ付けてくれました。
確かにそこには、『電波塔』がありました。
ただし、一本ではなく、二本でもなく……無数に。
ひとつには、昼間にも関わらず画面へ暗く降り落ちる、
夜
。まるで夜半過ぎのごとく、けれどそれが深遠めいた漆黒でないのは、月明りが照らしているから。寝子島の頭上に煌々と灯る、まるで血のように赤い、
赤い月
が輝いているから。
ひとつには、
電波塔
。見上げても頂点までは見通せないほどに、あたかもビルのように巨大な電波塔が、寝子島中に、いくつも、いくつも。赤と白で交互に塗り分けられたそれらが、九夜山のあちらこちらに、シーサイドタウンの街中に、星ヶ丘のど真ん中に、いくつも、いくつも、そびえ立っています。
ひとつには、
アンテナ
。複雑に入り組んだ線形アンテナに、板状のタイルアンテナ、円形でくるくると回るパラボラアンテナに。そんなものが、目に付くところ、あらゆるところに据え付けられています。パンタグラフの周りにごてごてと、アンテナを突き立てた寝子電の車両はまるで中継車のようだし、寝子島高校の校舎、屋上に突き立ったアンテナまみれの様子はどこかの基地のようで。エノコロ岬灯台の頂上にさえ、格子状の巨大なアンテナが、空へと向かって首をもたげているのです。
そして、それらを映し出すスマートフォンのスピーカーから、やがて渦巻くように聞こえ出す、
猫たちの声
。にゃあ、にゃあ、にゃあにゃあ、にゃあ、にゃあにゃあと。
猫たちの、声が。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月25日
参加申し込みの期限
2015年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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