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寝子島は撮影されている ~レンズ・キャッツ捕獲要請
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【その男】
寝子島のフツウを守りたい。自分を取り巻く日常の、フツウを守りたい。それが
御剣 刀
の、切なる望みです。そのためには剣術の修行だって怠らず、フツウを脅かす何かしらとひとたび相見えたなら、そして必要とあらば、彼は剣を振るうことに躊躇いはありません。
どうやら今回の件については、その腕前を求められることは無さそうですけれど……それでも、この島に今、異変が起きている。そんな風に聞かされてしまっては、彼は行動せずにはいられないのです。
(……だが。あの男……)
もちろんいくつも、疑問は浮かんでくるにしろ。
(あの奇妙な猫や、フツウじゃない品物ばかりが収められているという、倉庫。そんなのを管理してる、機関とやらは……一体、何なんだ……?)
思えば調査を依頼してきたあの男からして、とかく胡散臭く、掴みどころが無く、腹に一物持っているようにも見えました。
ただ、そんな怪しい男からの依頼であったとしても、刀は既に行動を始めてしまいました。どうしても、気になるところではあるのです。自分の足で確かめなければ、気が済まないのです。
(まあいい。この島に何か起こっているというなら、調べてやるまでだ)
それが自分の、成すべきこと。刀は寝子島を守る『剣』であり、『盾』では無いのです。自分から打って出なければ、守るものも守れません。
彼はスマートフォンを取り出すと、さっそく調査を開始しました。
「えーと、ワンセグ、ワンセグ機能……これ、初めて使うんだよな。どうやればいいんだ?」
手にした『剣』の扱いづらさに、いささか閉口しながらも。
そう、寝子島駅へと突然現れたその男は、言ったのです。この島には今、何か、異変が起こり始めているのだと。
新出府 譲。その依頼に応じて集まった、いわく気のいい連中を前に、彼は再びニヤリと、前歯にはまった金色を覗かせます。
事の顛末を聞くなり、
神薙 焔
は、
「ふぅん。不法侵入ねぇ、お騒がせな人たちがいるものね?」
先日に、『奇妙な博物館ツアー』との名目で、焔自身も参加したあの夜のことを男が示しているのだと、彼女は気付いてはいませんでした。けれどどちらにしろ、新出府にはことさらそれを突き詰めるつもりは無いようで、
「ま、その件についちゃ、いいんだ。犯人を見つけてどうしてやろうだなんて思っちゃいないよ、仮にお前さんがそうだとしてもね。そんなのは重要じゃあないんだ」
「そう? ともかく、逃げ出したコを捕まえるのが最優先ということね。分かったわ」
あの、奇妙な猫。『レンズ・キャッツ』。あの夜に抱き上げた毛並みの感触を、焔の手も覚えています。機嫌よく揺れていた、アンテナのくっついた尻尾も。見上げた瞳の代わりにはめ込まれたカメラ・レンズの、じいい、じいいとピントを合わせるような音も。
「そういうわけで、ひとつ頼まれてくれるかい? 何しろ相手は透明でね、やみくもに歩き回ったところで見つけられやしない……」
「はいっ、任せてください!」
「おっ、こりゃあ頼もしいな」
意気込んで快諾したのは、
綾辻 綾花
です。寝子島に起きているという異変も気になりつつ、彼女の興味はどちらかと言えば、レンズ・キャッツとの再会にこそ振れています。彼女もまた、あの不思議な夜に、奇妙な猫を抱いたひとりなのでした。
綾花は少しばかり首を傾げて、
「そういえば、あの時にあげた『ねこまんマグロ』や『ササミだニャン』がどこに売ってるのか、聞いておけば良かったですね……ご飯をあげれば、寄ってきてくれそうですし」
「それなら、問題は無い」
隣で
八神 修
が、愛犬のカーキーくんを抱っこしながら言いました。
「あれ自体は普通のキャットフードだ。探せば見つかるだろう」
「そうなんですか? では、途中で買っていきましょうか」
綾花へうなずいて、修は……彼へと視線を向けます。よっこいせ、と寝子島駅前のベンチへ腰掛けた、新出府へと。
修には、この依頼に応じるに当たって、ひとつの思惑がありました。
(依頼はこなす。その上で……できる限りの情報を、引き出す)
あの夜。不思議なツアーに見た、あのあけっぴろげな笑顔。
手にした本へと浮かび上がった
言葉
を見れば、あの笑顔の裏側で、彼女が何かを抱えているらしいことを感じ取ることができました。
修は、謎めいた彼女の力になってやりたいと、そう考えているのです。
(そのために、対価となるカードは持っている。釣られてくれればいいんだが)
新出府の風貌、態度など観察してみれば、その思惑が一筋縄ではいかないことも予想はつきます。けれど、修はもう、心を決めていました。
「じゃ、そろそろ出発しましょうか?」
と、焔が集まった面々を促したところで、
「ああ……ちょっと待って、くれない、かな?」
周囲へ呼びかけたのは、
蜂矢 時生
。彼の提案は、実にもっともでした。
「みんな、連絡先、交換しておこう。何か分かったら、教え合ったりすれば、いいんじゃない?」
時生が言うと、独自に動きたいからといういくつかの集まりを除いて、彼らはメールなり電話番号なりを伝え合います。もちろん彼へも、
「ジョニーも。交換して、おこう」
「ああ、いいね、その気さくな感じ。堅苦しくなくて実にいい。この島の素晴らしいところのひとつだな、親切な住人が多いってのは」
軽口を挟む新出府ともメールアドレスを交換すると、ついでに時生は付け加えて、
「ねこったーにも、分かった情報は、流しておくから。後から、来た人にも、伝えておいて」
彼の提案により、調査の態勢はより磐石なものとなり……ひとつうなずき合ってから、改めて彼らは、それぞれの場所へと向かって歩き始めました。
「よーし、それじゃあ頼むぜ、お前さんたち! 吉報を届けてくれよ?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月25日
参加申し込みの期限
2015年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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