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寝子島は撮影されている ~レンズ・キャッツ捕獲要請
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【調査行】
「……猫探し?」
芽守 健作
の示した写真には、赤い首輪をした白い猫。
呉井 陽太
と
志波 武道
は思わず、顔を見合わせます。
依頼に従い、ふたりが調査に乗り出したところへ、ふと出くわした陽太の顔見知りである健作もまた、猫を探しているというのです。さすがに眼球代わりにレンズがはまっていたりはしないものの、妙な偶然ではありました。
陽太が武道へ、軽く健作を紹介すると、
「そちらも猫の調査を? ほう、『レンズ・キャッツ』……それは興味深いですね。こちらの探し猫のついでということで良ければ、付き合いますよ」
「ほんと? 助かりますよぅ、健作さん」
「よろしくお願いしマーッス☆」
とある探偵事務所に務める彼の協力は、陽太や武道にとっても大いに助けになることでしょう。三人は、ひとまず別々の場所を手分けして調査し、後に合流して、それぞれの情報を合わせることにしました。
方針を固めたところで、陽太が首を捻り、
「それにしても。ヘンな人だよねぃ」
新出府 譲。派手な装いの依頼人を思い返して、言います。いかにも怪しい人物であるのは確かながら、今のところは陽太も、それに武道のほうも、興味が勝っているようです。
「面白そうな人だよなー。実は、宇宙人だったりシテー☆」
「あはは、それはさすがにねぃ」
「ま、ンナワケナイカー」
そんな突飛な推論も飛び出す程度には、どこか浮世離れしたような、不思議な佇まいの男ではありました。
その新出府から、陽太や武道が受け取ったレンズ・キャッツの写真をしげしげと眺めながらに、健作は、
「ふむ。何かを撮影しているのなら……やはり、どこかへ送信しているのでしょうね」
「うん、そういう話ですけどねぃ」
じっとそれを見つめて、思案げにつぶやきます。
「つまりは、どこかに中継所や、放送局のようなものがある、ということでしょうか」
言われて見れば、確かに。電波を送信している以上、それを受け取る場所がどこかに……そう、寝子島のどこかに、あるのかもしれません。再び陽太と武道は、顔を見合わせました。
「よーしそれじゃ、俺はシーサイドアウトレットのほうに行ってみるぜい!」
「じゃ、こっちは寝子電の車両を調べてみるよぅ」
「私は、そうですね……エノコロ岬灯台へ向かいましょうか。ではおふたりとも、また後ほどに」
陽太らとひとまず別れ、武道は、シーサイドタウンに向かうことにしました。
そして、そのさなかとなってから、ようやくに。自分がどこか、胸へとざわつきを覚えていることに気付きました。
(……何だ? 何か……イヤな予感がするな)
あの男、新出府が何者なのかも、気になるところではあります。この島で起こりつつあるという、詳細不明の異変のことも。けれどそれ以上に、今の彼には、先ほど別れ際に陽太がぽつりとつぶやいた言葉が、ひどく心に引っかかっているようです。
ふと真剣な表情を浮かべ、陽太は、言ったのです。
「実はちょっと……9月頃だったかな。
おかしな現象
に、巻き込まれちゃったんだよね……だから、やっぱり。ちゃんと、調べてみたいんだ」
9月頃。武道にも、心当たりがあったのです。察するに恐らくは、陽太と同じ現象、悪夢に巻き込まれていたことに。
今もその残滓は、武道の身に残されています。未だ苛まれているのです。ずきりと鈍く走った痛みに、思わず左腕をさすります。
あの悪夢
。複雑に絡み合う枝葉の上を伝うように、次は左へ、次は右へと選び取った道の、行き着く先で。頬に叩き付けられた拳、鳩尾に食い込んだ爪先。憎悪の眼差しと共に、振るわれた斧……激烈な痛みと熱さ、真っ赤な飛沫を上げながらぼとりと床へ断ち落とされた、自分の……。
「……っとォ、イッケネ☆」
ぶるぶると頭を振って、両手で頬を勢い良く、ぱーん! 武道は悪夢を振り払い、代わりに自身へ気合を注入。
(あれこれ悩んでる場合じゃないよな。今は調査だ、調査!)
それがきっと、結果的には自分の、大切な家族の、そして陽太という気の置けない親友の、フツウを守ることにも繋がるはず。
向かう先は、シーサイドアウトレットとその周辺。やがて見え始めた大観覧車の偉容に、武道は呑まれた振りをして、一時、左腕の痛みからは目を背けました。
成り行きで、陽太との顔見知りのよしみもあり、異変について調査することとなった健作。本命の白猫を探しながらも、
(あまり人目に付かず、あるいは人目があっても気を引かない、不自然でない場所……)
思索を巡らせ、何かしら風景や人物に目に付くものがあれば、かりかりかりとしきりにメモ書き。そうすることが彼のスタイルであり、書きとめられた調査メモは後ほどに、事の真相について考えを深める際、大いに役に立つはずです。
(ある程度の高さがあり、そして出来れば、あまり人の立ち入らない場所……となると)
独自の推論を元に、健作が導き出した場所。エノコロ岬に立つ白い灯台を見上げて、彼はふむ、と嘆息しつつも小首を傾げます。
と、
「おーや。おたくも調査かい? ご苦労さんだねぇ」
「……そちらもですか?」
ついと押し上げた眼鏡のレンズの向こうで、不敵に笑みを浮かべる、
骨削 瓢
。
「例の怪異とやらを眺めるのに、丁度イイかと思って来てみたんだけどねぇ。どうやら、中には入れんみたいだよぃ」
彼はおどけた調子で、灯台の根元にある飾り気の無い白い扉を指差します。聞けば鍵がかかっていて、内部を通じて上へ昇るのは難しいとのこと。
とはいえ、健作もそれは承知の上。そもとも灯台というのは、一般には特別なことでも無い限り、中には入れないようになっているものです。
健作は、少しばかり眉をひそめ、頭をかき、まずは灯台の周囲をぐるりと一周。特に目に付くような何かは見当たらないことを確認すると……はあっ。ため息を吐いて、おもむろに取り出したのは、白い手袋です。それに、針金も。
「おやおや。ピッキングでもするつもりかい?」
「本当は、したくないんですけどね。背に腹は代えられませんから。でもこんなのは、ああ、嫌だなぁ……」
ぼやきつつも、興味深げな瓢の見守る中、健作は針金を扉の鍵穴へと突っ込み、かちゃかちゃ、かちり。さして苦労も無い様子で、見事に扉を開けてしまいました。
もうひとつ、深いため息を漏らしてから、さっそく中へと踏み込む健作に続きながら。瓢が不意に、
「いやぁ、感謝するよぃ」
「いえ。調査のためですから……」
「汗水流して走り回るのも馬鹿らしい、高みの見物が素晴らしい。待ってたんだよねぇ、鍵開けてくれる誰かが来てくれるのをさぁ」
振り返れば、にんまり。瓢は可笑しそうに、健作を笑いました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月25日
参加申し込みの期限
2015年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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