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<鈴島海賊の秘宝III>海へ
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●船内探索の時間よ・その1
「……冒険用に持ってきた袋、まさかゴミ袋になるとは思っていなかったわね」
星ヶ丘寮に住むお嬢様ながら意外と自分でお掃除する派の
弘明寺 能美子
は、冒険、ときいてホームセンターで買ってきたビニール袋の口をぎゅっと縛る。能美子は髪をまとめ、服も掃除の途中で見つけた赤い海賊服に着替えていた。着るかどうかは少し悩んだのだが、スマートなデザインが時代を感じさせるものながら能美子の好みに合っていたし……なにより船の中で暮らすのに着替えたほうがいろいろ都合が良さそうだったのだ。
「うん、すっきり!」
桜庭 円
も額を拭う。これで最後の部屋のはずだ。居住空間としては掃除前より随分マシになっただろう。
掃除を終えると、みなは一旦食堂に集まって、天野が作って来てくれたおにぎりや、九月たちが拵えたサンドイッチで腹ごしらえをした。
「まず積載品を確認しよう」
八神 修
が言った。みなも頷く。船内のものは何でも使っていい、と梨香からは言われていたが、どこに何があるのか確認しなければいざというとき困るだろう。なぎさの言葉ではないが、備えあれば憂いなしである。
「それと簡易なものだが救命胴衣を持って来た。数は足りると思うからひとり一つずつ受け取ってくれ」
それから当直を決めて見張りに立つ方がよいだろうということになり、当番表が作られた。役割分担もこの場で決められた。皆プロの船乗りというわけではないが、だからこそ、それぞれ割り当てられた仕事に責任を持つことが大事になってくる。
船長は、干からびた木乃伊状態ではあるけれど、この船の持ち主である坂内 コウ。
甲板長は
握 利平
。
操舵長は
八神 修
。今のところ舵に手を触れるなということだが、航路の確認などを取り仕切る。
船医が
音海 なぎさ
と
椿 美咲紀
。
コックが
薄野 九月
と
御巫 時子
。
ほかのみんなは船員、兼、有事の際の戦闘員ということになる。
ついで4~5人ずつ船室の振り分けもされた。なぎさが作った船内見取り図をはじめ、これら必要事項は紙に書いて張り出されることになった。みんなは腹ごしらえを済ませると、自分の荷物を部屋に入れ、寝床を作り、ある者は当番時間に備えて眠り、ある者は船酔いに苦しみ、ある者は船内を探索しはじめる。
神薙 焔
は船倉で大きな衣装箱を見つけた。
「ほう、カッコいいコートがあるじゃない、似合うかしら?」
すこし大きいが頑丈そうなそれを羽織り、手持ちの赤い海賊帽を被れば、いっぱしの女海賊気分だ。サーベルと拳銃も一丁ずつ手にすると、仲良くなった赤いオウムが焔の肩に止まってギャッと鳴いた。
一緒に行きたがっているようだが、焔はオウムを鳥かごに入れ船倉に残していくことにした。
「ごめんね。なんだか危険そうな匂いがぷんぷんするからここで待っててね」
小山内 海
と
御剣 刀
もまた船倉に下りていた。
『ここは ぶきこ? なにか つかえるものないかな』
拳銃やマスケット銃、幅広の湾曲した刃を持つカットラスが入った木箱が所せましと並べられている。海はクラシックな装飾が施された拳銃をひとつ手に取ってみた。見た目より重量感があり、グリップは木製だ。
(先込め式か、確か装填するのに時間がかかるんだよね。でも何かに使えるかもしれないし一つ借りて行こう)
一方、刀はあまり物色せず、以前の冒険で手に入れたカットラスと、持参した刃引き刀を両方の手に持ち、重さや感触を確かめている。
と、背後から
サキリ・デイジーカッター
の声。
「おお、これは凄い! やはり帆船と来ればこいつだよ、気に入った」
並ぶ年代物の剣の数々に、サキリはまるでケーキのショーケースを前にした女子のような顔をした。彼は刃物を愛してやまない、いわゆるブレードマニアなのだ。カットラスを鞘から抜くと刃を水平にし目線の高さに持ってきて目を細める。
「ふむ、いい剣だが、すこし砥がないといけないな」
それを聞いた刀は興味深そうに尋ねた。
「砥げるのか? 俺のも頼めないだろうか」
「もちろん。腕によりをかけて砥ぐよ」
こうしてサキリは、船内の武器の手入れを一手に引き受けることになった。
武器庫の片隅がサキリの砥ぎ屋だ。噂を聞きつけた者がひっきりなしに訪れ、サキリは休む間もない。しかしどんなに忙しくても刃物と向きあう時間はサキリにとって至福だった。刃元来の切れ味を取り戻そうと、一心に砥ぎあげる。
「すごいな」
砥ぎ終えたカットラスを見た刀はサキリの腕に感心しきりだった。海は、夢中になってサキリと剣の手入れついて話している刀を(しょうがないなぁ)と横目で見つつ、他に使えそうなものはないかと船倉の奥を探る。
(何か紐と重りにできるようなのないかな。私にも使いやすそうなボーラとか作っておきたいもんね)
ボーラとは、紐の両端に重りをつけた投擲武器だ。
ロープは船内には有り余るほどあった。先端用の重りが問題だったが、それもすぐに見つかった。奥の船倉に船底に重りとして詰められている石がむき出しに置いてあり、その中に適当な大きさの石があったのだ。海はロープと石をしっかり結び付け、即席のボーラを作成した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<鈴島海賊の秘宝II>赤い寝子島の冒険
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月20日
参加申し込みの期限
2015年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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