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●白、茶、黒、ぶち……。
寝子島に幼いころから住んでいる
城山 水樹
は、地元民こそ地元の観光スポットにはあまり行かないというお約束通り、寝子温泉は中学一年生の頃に家族で来たっきりだった。今日は休日。特にこれと言った予定もないので、どこか変わったところへ行きたいな……と思って閃いた。旅館の主人の宣伝の効果だろうか。どういうことか急に寝子温泉へ行こうという気になっていた。
そういうわけで電車に乗り込みやってきたわけだが、降りた瞬間から猫の出迎えを受ける。
「にゃ」
ようこそとでもいいたげな猫たちが、温泉街へと向かう水樹を追いかけてくるではないか。足もとに擦り寄ってくる猫に、水樹はおもわずしゃがみ込んでその背を撫でた。
「ぐるるる」
「ふふ、かわいい……」
猫は喉を鳴らしながら水樹の手に目を細める。デジカメで何枚か写真を撮っていると、 頭上から声が降ってきた。
「ようこそ寝子温泉へ。お嬢さん、猫が好きなんだね」
旅館『ねこいずみ』の主人だ。水樹は頷いて立ち上がった。
「小さい頃に来たことがあるんだけど、こんなに猫がたくさんいたかな~ってびっくりしちゃいました」
「あはは、まあ、増えたってのはあるかもしれないね、もう少し奥に行くと猫のたまり場があるんだよ」
行ってみてごらん、と足湯の奥を指さす主人に、水樹は目を輝かせる。
「ありがとうございます!」
早速足湯の奥にある猫のたまり場を目指す。十数分歩いたところで日当たりのいいところにでた。
「わぁ、本当に猫だらけだ!」
陽だまりに巨大な大福のようにまんまるになった猫たちがごろごろいる!
かわいいなぁ、と水樹が近づくと、猫たちも水樹の気配に気づいてとことこと寄ってきた。
「わ、わわ、……こんなにたくさん……」
わらわらと水樹の足もとに寄ってきて何やらにゃーにゃー言っている。
「ふふ、かわいい」
そのまましゃがみ込んで頭を撫でてやると、猫はぐりぐりと頭を水樹の手に押し付けてくる。寄ってくる猫たちを一通りなでなでして、気付いた。一匹、変わった模様の猫がいる。
「ハート模様……ほんとにいるんだ」
真っ白な体に、茶色のぶち。ど真ん中にハート模様のぶちがある。吸い寄せられるように、その猫の背に手が伸びた。そっと撫でると、なんだか気持ちが穏やかになっていく。……今年の夏、盛大に失恋したので、しばらくは恋愛はしたくないと思ったけど、そろそろ区切りをつけないと。そう思えたのも、この猫のご利益だろうか……?
「いいかげん……過去は過去としてきっちり区切りをつけないとね……」
せっかくの休日なのでリラックスしようと足湯へやってきたのは
鈴野 加代
。少し肌寒いなか、足湯にそっと足を浸ければじんわりと体の芯から温まるのを感じる。ふぅ、と深く息を吐いて、吸って。深呼吸を繰り返せば日々の疲れが抜けていくようだ。
(年末が近付いてくるにつれて学校行事も多くなりますし、冬休みには宿題も、あと帰省するかどうかも考えないといけませんね……)
足湯に浸かってのんびりしていても、つい生真面目に今後のスケジュールを立ててしまうのは彼女の性といったところだろうか。けれど、今だけはのんびりとリラックスして猫と触れ合うのも悪くない、そう思って肩の力を抜いた時だろうか。とことこと子猫が歩いてきた。
(そういえば猫でもお風呂が好きな子もいるそうですね)
小さく首を傾げながらそっと、問いかける。
「……あなたはどうですか?」
「にゃう」
ひょこりと加代の隣に座り、子猫は毛づくろいを始めた。
(ん、ごろごろと猫も気持ちよさそうにしてますね)
その様子に、心が和んでくる。あまりの愛らしさにぎゅっと抱きしめてしまいたくなるが、そうすると嫌がる猫もいるということを彼女はちゃんとわかっているので、ただその愛らしい仕草を見つめるだけにとどめた。こうしていると、ずっと猫を眺めていたくなるからいつ足湯を抜ければいいかわからなくなってしまう。
そこへ、疲れた足を癒すために水樹がやってきた。
「こんにちは。私も入って良いかな?」
「はい、どうぞ!」
「お邪魔しまーす。……ふ~、あったかい……癒されるわね」
軽い自己紹介なんかをしながら二人の話題は猫の話になっていく。
「猫はおもしろいですね。こんなに数がいてもそれぞれ色合いも違いますし尻尾も違って、みんな個性があります」
加代が足湯の周りに集まってきた猫を見ながら笑うと、水樹も頷いた。
「そうね、ああ、さっきハートの模様の猫に会ったのよ」
ほら、とデジカメのデータを見せると、加代がわぁ、と声を上げる。
「可愛いですね! そうそう、ここにいる日本の猫もいいですけどロシアンブルーとかも好きですね」
「いいわね、ロシアンブルー!」
「いつか飼ってみたいです」
二人がキャッキャと話を弾ませていると、そこにあどけない少年、
佐藤 プリンス 雄太
がやってきた。
「こんにちは~、俺も入って良い?」
「どうぞ~」
和気あいあいとした雰囲気の中で、雄太は猫たちに警戒されないようそっと靴を脱いで足湯に足を浸けた。ちょこん、と横に座った黒猫に雄太はろっこん『猫との会話』で話しかける。
「撫でても良い?」
「にゃん」
撫でろ、と言わんばかりに猫が頭を差し出した。雄太はその猫の頭を優しく撫でる。
「ここは気持ちいい?」
雄太の質問に、猫が短く答える。
「にゃ」
肯定の意を伝えるその声に、雄太は納得したように頷く。
「そっか、暖かいからかな?」
「にゃ!」
加代は驚いて目を丸くする。
「すごい、あなた猫と話せるんですね」
こくりと頷き、雄太が答える。
「うん、あったかくてここは気持ちいいって言ってるよ」
温泉の湯気が立ち上るここは、とても心地がいいらしい。
猫たちは皆一様に目を細めてむにむに言いながら丸くなっている。
「猫さんって、水はあまり好きじゃないイメージあるけど、温泉の湯気に集まってきてたんだね」
「なるほど」
温泉が好きと言うより、温泉のほかほかした湯気が好きなんだね~と水樹は頷いた。
雄太も合わせて頷く。
そんな雄太は、ちらちらと彼女たちの生足を見つめていた。
(ちょっと見て、いいもの眺めさせてもらお)
あまりじーっと見つめすぎては警戒されてしまう。それに、純粋に猫たちと遊びたくて来たというのは事実だし。けど、目の前にこんな素晴らしい生足があるのに全く見ずに帰るというのも雄太的には違うのだろう。
(うまくやれば見上げることで下着の色を見るみたいなことも可能かな?)
「にゃにゃんにゃー!」
何かを察知したように白猫が雄太の膝に飛び乗る。
それはいかんのにゃーと言わんばかりに雄太の視線を独り占めするべく膝の上でゴロゴロ言い始めた。
「あ、やっぱりだめ?」
小声で白猫に尋ねると、白猫は大きく頷く。
「にゃーんにゃ」
雄太はろっこんで今猫が何を言ったか悟り、ふふ、と笑う。
(ちらっと見えるのがいーんじゃにゃい)
「……確かにね」
笑いながら、お姉さん二人の生足に視線を移す。
「ねぇ、今猫はなんて言ったの?」
水樹の問いに、雄太はにっこりとほほ笑む。
「え? なーいしょ」
なぜか、猫と共に覗き見の極意を確認し合う雄太であった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月14日
参加申し込みの期限
2015年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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