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●あっちもこっちも猫、猫、猫!
ここは寝子島寝子温泉。思い思いに足湯と猫との交流を楽しんでいただきたいと、とある旅館の主人は膝の上の猫を撫でながらベンチに座ってお客様達が来るのを待った。
「わぁ、可愛い猫ちゃんですね」
そこへやってきたのは
綾辻 綾花
。主人は笑顔で答える。
「うん、ここのボスみたいなもんなんだ。よく来てくれたね」
「はい! いろんな猫ちゃんがたくさんと聞いて、遊びに来ました」
「それなら、向こうの足湯の方に行ってごらん、集まっているころだと思うよ」
綾花はパァッと花のような笑顔で頷いた。
「ありがとうございます、行ってみますね!」
店主の膝の上の猫を一撫でし、足湯の方面へと向かう。十数分程歩いたところに、東屋になった足湯があるのを見つけた。あったあった、と早速靴下を脱いで足湯に足を浸す。
(温まる~……)
ほぅっと息を吐き出すと、どこからか猫がやってきた。綾花は愛用の猫メモを取り出し、特徴を細かくメモしていく。
(これで会ったことがある猫ちゃんはわかりますね)
持ってきた煮干しを差し出すと、猫はすぐに彼女の元へと寄ってきた。
「にゃーん」
「あはは、おいでおいで」
ひょいと足湯の淵に上って綾花がゆらす猫じゃらしに夢中になる。
そこへやってきたのは
時高 クレオ
。
「あっ、あなたも猫を見に来たの?」
にっこりと微笑みかけて、隣いい?と尋ね、足湯へ足は浸けずに腰かける。
「はい、いっぱい猫ちゃんがいるって聞いて」
ふわりと微笑み返す綾花に、クレオは名乗り、うんうんと頷く。
「変わった模様の猫がたくさんいるらしいから、全部見つけたいなって思って!」
「いいですね、私も、ハートの猫ちゃんの背中を撫でてみたいな……って」
遊んでもらうから、折角だからおやつを上げようと思って持ってきたの、と綾花はクレオに煮干しを見せる。頷いたクレオも持ってきた煮干しをカバンから取り出すと、猫の目がきらっと光った。
「にゃんっ」
「キャットフードしか食べない子もいるかなって心配だったけど大丈夫みたいね、よかった!」
こいこーい! と言いながら、クレオは煮干しを足元に撒いていく。
その声に、木陰がガサッと動いた。ちょっと驚いた顔の猫がこっちを見ている。
「おいで、おやつだよ~」
「なうー」
危険な人物ではないと判断した猫が寄ってくると、その猫に続いて更に奥から色々な模様の猫がとことこと寄ってくる。クレオはキャッキャッと笑い声を上げる。
「わー、可愛い~! 子猫もいる……! えへへ……みんな可愛いなぁ……!」
寄ってきた猫の頭をぽんぽんもふもふ。猫はうにうに言いながら煮干しにかじりついている。傍らで膝の上の猫を撫でている綾花は、しっかりハートの猫を探していた。
「ってそうじゃない! クレオは変わった模様のにゃんこを探しているんだった!」
がばっとクレオが顔を上げる。まとわりついていた猫は驚いて何匹か走って行ってしまった。その方向に顔を向けると、歩いてきたのは一人の少年。
蜂矢 時生
はデジタルカメラを手に、猫の写真を撮っている。
「ほら、おーいで」
ちっちっと舌を鳴らしながら、猫を呼ぶと猫は時生に擦り寄っていく。時生はもともとは犬派ではあるものの、猫たちの可愛らしさにこちらも可愛いなあと和んでいた。気まぐれで、ふらりと消えちゃうのが、ちょっと寂しいんだけど……懐かれると、嬉しい。
猫を見てるうちに時生は、ふと昔猫っぽいと言われたのを思い出した。
(おれってそうなのかな?)
小さく首を傾げながら、じゃれつく猫たちを眺める。この東屋の方へ来るまで、寝子温泉地区をふらふらとあてどなくカメラ片手に歩いていた辺り否めないかもしれない。
時生は、足湯とそこでくつろいでいる二人に気付くと、顔を上げて二人の元へ歩み寄った。
「きみ達も猫を見に来たのかな?」
「そうなんです、お写真、撮ってたんですか?」
綾花が名乗ると、時生とクレオも自己紹介を済ませる。
「そう、いろんな猫がいたよ」
隣失礼するね、と時生は二人の隣に腰かけ、デジカメのデータを見せる。
「わぁっ、可愛い!」
クレオが感嘆の声を上げた。
「もしよかったら猫と二人の写真、撮ろうか、データ送るよ?」
時生の提案に二人は喜んで猫と一緒に写真に写る。
はた、とクレオが思い立った。写真をたくさん撮ってきたなら……。
「変わった模様のにゃん……じゃない猫を見ませんでしたか?」
そうだ、当初の目的! とクレオは尋ねる。事情を説明すると時生が微笑んだ。
「猫の模様で、開運? 面白いね」
「ハートの模様の、猫ちゃん、とか」
綾花が少し照れながら告げると、時生がデータをさかのぼる。
「……あれ、そういやそんな模様のこ、見たかも」
ピッピッとデジカメを操作し、一枚の写真を見つけた。
「あぁ、有ったよ」
彼のデジカメに映ったのは背中にドデカいハートマークを背負った黒ブチの猫。
「か、かわいいー! どこらへんにいました?」
時生が、あっちのほうと指さす間にクレオはお礼を言いながらすっ飛んで行く。綾花も続いてその後を追いかけた。
(会えるといいね)
時生は二人を見送り、折角なので先ほど聞いた珍しい模様の猫を探しに行く。
寝子温泉エリアをまたふらふらと歩きはじめると、更に変わった模様の猫がいることに気付いた。
ハート柄、小判柄、鉛筆柄……事前に旅館の主人から聞いた柄の猫はもちろん。
「なうーん」
ちょっと不細工な声でやってきたのは……。
「よしよし、おいで……。え。サンマ柄? 猫柄? 肉球柄? ひげ柄?」
続々と現れたのは背中にサンマのような細いおさかなマーク、猫が座っているようなシルエットのブチ模様、肉球スタンプのような模様の子、ダンディなおひげ模様の猫。個性豊かな猫たちであった。
「探すとあるもんだね……写真写真」
ひとなで、いいかな? 猫たちに確認すると猫は時夫の足に擦り寄ってきた。
猫を撫でながら、カメラを取り出し、時生はシャッターを切る。
猫たちに別れを告げると、時生は一日中歩き回った疲れを日帰り入浴で癒すことに決めた。宿の主人に写真を見せると、主人は満足そうにうなずく。
温かい温泉に浸かり、疲れを癒してベンチで少し涼む。まだ少し濡れている髪は、いつもの天然パーマがなりを潜めて別人のようだ。十分に髪を乾かして、身支度を整えて帰路につくこととした。
「今日は充実した一日だったなあ」
うとうとと電車に揺られ、時生は猫の夢を見る……。寝過ごさないように。
一方、二人の女子はと言うと。ハートの猫を探してあちらこちら。ようやく見つけた猫は白地に茶色のハートを背負っていた。
「い、いたー!」
クレオは小声で叫ぶ。綾花はドキドキ高鳴る胸を抑え、クレオと共に猫に近寄った。
「ぶにゃ」
「な、撫でても大丈夫ですかね……」
そっと綾花が猫に手を伸ばす。
「うにゃう」
猫は目を細め、背中を撫でる彼女の手に身をゆだねた。
(司書の早川珪先生の顔を思い出して顔が赤くなりそうです……!)
片思い中の先生の顔を思い出し、綾花はふるふると小さく首を横に振る。
でも、撫でているとなんだか恋愛運が上がりそうな気がしてきて……。
「頑張ります」
小さな声で猫に告げた。
「なつっこいですね~!」
クレオは逃げていかない猫たちに感心し、その背中を撫でる。
怖がらせるといけないから、無理には触らないと思っていたが猫が予想以上にフレンドリーで良かった。もふもふとした毛並みに指がうずまるのが気持ちいい。
「あっ、その子の背中……」
クレオが指さした先にいたのは、小判模様を背負った猫。
綾花はスッと立ち上がり、その猫の背中もゆっくりと撫でた。
「お金に困ってるとかはないですけどこれから困らない様に」
にこ、と微笑むとしっかり者なんだね、とクレオも笑う。
たくさんの猫に大満足し、二人は足湯の方へと戻ってきた。
「いっぱい歩いてちょっと疲れましたね~。足湯、入って行きませんか?」
綾花は二度目になるけれど、クレオと一緒に足湯へと向かう。ちゃぷん、と足を湯につけクレオが深いため息をついた。
「は~、極楽ごくらく~」
「ふふ、クレオさん、肩までつかってるみたいですね」
二人は顔を見合わせ笑いあう。帰りに、旅館の主人に礼を告げ、二人は帰路に付いた。
もちろん、写真はねこったーで宣伝しながら……。
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担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月14日
参加申し込みの期限
2015年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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