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●特ダネがほしくって
「陽太ちゃ~ん」
なんて声をかけようとして隣にいた
八神 修
に止められたのは
後木 真央
。
「そっとしておこう」
「えっ おデェトだったのだ失礼したのだ~」
二人で陽太たちに気付かれる前にぴゅぅと逃げ出すのであった。
そもそも、このお二人は何をしに来たのかと言うと、端的に言えば新聞部として別々に特ダネを掴みにやってきたのであった。
さて、合流するまでのお二人の様子は……?
「貢物を準備してお触りさせていただくのだ。五体投地で伏し願う早朝から夕方までおネコさまにまみれてすごす密着取材なのだ~」
とばかりに早朝からあれこれ詰め込んだリュックと共に寝子温泉に現れたのは真央。
邪魔にならない木陰を探し、そこにレジャーシートを敷いて持参した鮭おにぎりをまぐまぐしながら、待つ。ひたすら……待つ。
「ん~、現れないのだ~」
一方修はと言うと。
「こんにちは」
旅館『ねこいずみ』の主人に丁寧にあいさつへ向かっていた。特ダネを掴む、取材の基本はやはり聞き込みから。
「おお、こんにちは。もしかして君も猫を見に来たのかい?」
「はい、そうなんです。どのあたりが猫のたまり場になっているんですか?」
主人に教えてもらった小高くなったところの猫のたまり場に向い歩いてく。
「仲間たちに会いに行こうか」
猫籠に入れて連れてきた子猫のマーブルに声をかけると、マーブルは一言「にゃん」とだけ返す。
「あ、いたいた」
猫のたまり場に到着すると、修は持参の猫カリカリと猫用オヤツササミを皿に入れる。そして、マタタビの小枝をふりふり。
「おいでおいで」
開いた猫籠から、マーブルがまず顔を出した。
「にゃー」
「……ってマーブルが最初に楽しんじゃうな、役得だなマーブル」
マーブルの背を撫でる。そんなこんなで、他の野良猫たちは少し遠慮しているのかその様子を遠巻きから見ていた。
「おっと、良いんだよ、君たちもお食べ」
マーブルを抱きかかえると、野良猫たちがちょこちょこと歩いてやってくる。
「ふふ……かわいいな」
笑顔で新聞に載せるための写真を何枚も撮る。
餌に夢中の猫たちは特に嫌がる様子も見せず、カリカリとエサを食んでいた。
のんびり写真を撮っていると、近くから聞きなれた声がした。
「にゃにゃにゃがおー!」
「!?」
この声は、真央?
声のした方へ行ってみると、大きな三毛猫を従えた真央が何やらお願い事をしている。
「がおー、この辺に居るおネコさまをよんできてほしいのだ。カツブシ煮干しまたたび粉を差し上げたい人間がいるのだ♪」
「真央」
「あ、修ちゃん!」
なるほど、こうやって猫を集めるのかと修が笑うと、真央も一緒に笑う。
「二回目なのだ、さっきも召喚した三毛猫に頼んでいっぱいおネコさまを呼んできてもらったのだ♪」
「へー、やるなぁ」
「写真撮れたのだ次回もばっちりなのだ!」
ニッと笑って真央はデータを見せる。
どれを新聞に使おうかなんて悩むのも楽しくて、二人は寄ってくる猫を撮ってはデータを見せ合い、撮ってはデータを見せ合いを繰り返す。
もちろん、真央は写真を撮らせてもらうたびに五体投地して煮干しとかつおぶしをおネコ様に献上していたのだが。
「背中にハートや鉛筆の模様があるおネコさまを見かけたら是非呼んできてほしいのだナデナデしたいのだ」
召喚した三毛猫にそんな風なお願いをする真央。
「ん? 模様猫をなでなでするのか?」
真央の希望通り、三毛猫は鉛筆の模様が背中についた猫を連れてくる。
ちょっとふてぶてしく「ぶにぃ」と鳴いた猫の背を撫でながら、真央は祈った。
「赤点減りますようになのだ~」
ぷっと修が噴き出す。
「なるほど……」
願いが叶う猫か。
そこで、はたと思いついた。
「よし、宿の主人に提案してみよう!」
そうして『ねこいずみ』の店主に再度会いに行く修。傍らで真央も何を提案するのかな? と首を傾げる。
「猫に愛称をつけませんか」
「愛称?」
「例えば、ラッキー・ハート、ラッキー・スター、ラッキー・ペンシル、ラッキー・マネー、ラッキー・ヘルス。合わせて、フォーチュン・キャッツ」
「……ほぉ~」
主人は首を傾げた。
「ん~、まあ、元はあの子たちも野良だからね~お客さんは好きなように呼んでるよ。ブチとかトラとかハートさんとか」
だから、好きなように呼んでいいんじゃない? と笑ってくれる。
修はピッと人差し指を立てて説明する。
「こうやってラッキーそうな名前を付けて、校内新聞で紹介したらもっとお客さんも増えると思うんですよ」
「なるほどね、その辺は個人の自由だし、いいんじゃないかな? 新聞部の提案って感じで書いてもらっていいよ」
公式に名前があるわけじゃないけどねェ~と主人はまったりした微笑みで返す。
修はありがとうございます! と頭を下げると、真央と共に帰路につくことにした。
「なるほど~、温泉の紹介で、新聞のネタなのだ?」
修は、にやりと笑う。
「ネタは作るものだよ」
もともと転がってるものではないさ、なんて言いながら。沈みゆく夕日を背に、新聞の構想を練る二人であった……。
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あとがき
担当マスター:
寿ゆかり
ファンレターはマスターページから!
皆さん思い思いに猫と戯れたり温泉でほっこりなさっていて私も温泉に行きたくなったでござる……!
実は温泉街に住んでいるんですが、猫は温泉の湯気が出てるところにもっそり集まって寝てたりするんですよね。
そして、観光地の猫は ずぶとい。
人なれしている子が多いのでもっふもっふしても基本的に怒られません。
あっ でもジーンズ履いてるとエチケットブラシにされるから気を付けてね。
皆さんご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月14日
参加申し込みの期限
2015年06月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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