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公園の噴水の縁に白い衣装を着た
アン・リアル
が座っていた。黄色の目に長い睫毛が掛かり、どこか寂しそうに足を振る。フードに付いた猫の耳が周囲を警戒するかのように動いた。
慌ただしい足音が近づいてくる。アンが顔を上げると藍色の剣道着に身を包んだ
伊藤 佳奈
が軽く手を上げた。
「あのぉ、
アン・リアル
さんですよね」
「うん、そうだよ」
「はじめまして、あたしは
伊藤 佳奈
です。ビラの時に見かけて、それと内容がおもしろそうなので来ました」
「そう、ありがとう。あたしの、仲間になる?」
「はい、喜んで♪」
アンはまた下を向いた。微笑んだ顔を元に戻して立ち上がる。
「まずはレベルを上げないとね。その前に買い物を済ませようか」
「あのぉ、ここは広くて迷いそうなので、簡易移動の雑貨屋なんかはどうかな?」
「うん、それでいいよ。あたしは反魂の札を買いたいから」
「アンちゃん、ありがとう」
佳奈は言ったあとで顔色を窺うような素振りを見せた。
「ちょっと馴れ馴れしかったかなぁ」
「……別にいいけど。なんか、あなたのお兄ちゃんになったみたい」
「え、どういうこと?」
もじもじするアンに佳奈はようやく気が付いた。
「そ、そんなこと思ってないよ。そっちのあんちゃんじゃなくて、アンちゃんだから!」
「なんか人の目もあるから、もう行こうよ」
アンの態度は佳奈にも伝染した。そうだね、と静かに返した。周囲に浮かんでいる、かわいい、の文字を見ないようにして二人は移動した。
各々の買い物を済ませて二人は平原に立った。
アンは木製のメイスを両手で握り締める。
「これからが本番だね」
「あたしは戦士だから戦いは任せて。アンちゃんを守って頑張るよ」
「ありがとう。あまり無理はしないで。あたしは僧侶だけど腕力あるから」
「じゃあ、無理はしないで二人で頑張ろうね♪」
アンは照れ臭そうに視線を逸らして頷いた。
二人は街のアイコンの回りを歩いた。弱い敵で経験値を稼ぎながらも用心は怠らない。序盤としては手堅い戦法であった。
間もなく不安を駆り立てる曲が流れた。
佳奈は笑顔で鞘から日本刀を抜き放つ。
「こんな広いところで刀を振り回せるなんて、なんかわくわくするよ~」
「なんて危なくて、頼もしい言葉なんだ」
忽然と四体の敵が現れた。胴体の何倍も足が長い。絶え間なく全体を動かして襲い掛かる時を待っているかのようだった。
「なんか、にょろにょろしてるよね?」
佳奈の構えた日本刀の切っ先が小刻みに震える。弱々しい視線を隣に向けた。
アンは敵をぼんやりと眺めて言った。
「カサカサじゃないの。ゲジゲジは節足動物だし」
「あたし苦手なんだよぉ。にょろにょろしたカサカサって」
「でも、戦わないと経験値が入らないよ。佳奈の先制っぽいんだから、ズバッと斬っちゃってよ」
アンはメイスを刀に見立てて何度も振った。鍬で畑を耕しているようにも見える。
「斬った足とかが、いつまでもにょろにょろ動いてそう。想像するだけで背筋が寒くなるんだけどぉ」
「あたしはか弱い僧侶なのにー、戦士さんが守ってくれないよー。わー、どうしようー」
「酷い棒読みで、ちょっと和んだかも」
佳奈は日本刀を斜め下に構えて走り出した。右端の一体の前で刃を返す。
「もう、やけくそなんだから!」
強く目を閉じたまま、斜め下から一閃を浴びせた。攻撃が当たって敵の上体が仰け反った。
「おおー、2のダメージだよ」
アンの言葉に反応する余裕はなかった。佳奈は行きの倍の速さで戻ってきて身震いをした。
「お、こっちにきた」
棒立ちのアンに敵が襲い掛かる。長い足で真上から踏まれた。頭部を噛まれ、三体の猛攻が続く。
「あたしだけ、なんで。もう、ダメかも」
「アンちゃん、頑張って! あたしも頑張るから!」
「ま、ダメージはないんだけどね。そっちにも行ったよ」
言葉の通り、一体が佳奈に覆い被さる。吹き出しに解読不能の文字が並んだ。敵が離れた直後、おや、と一言が浮かぶ。
「あたし、ダメージを受けてないよ。攻撃されたのに」
「あたしたちの防御力のおかげだよ。今度はあたしの番だね」
軽く手を上げてアンは負傷した一体に走り寄る。
そりゃー、の掛け声でメイスを頭部に振り下ろす。湿った音で敵は倒れ伏した。アンは好機を逃がさず、メイスの尖端で繰り返し突き刺して葬った。
「あたしの大勝利」
片手でピースサインを作った。佳奈はぎこちない笑みで答える。
一方的な戦いの末、二人は八の経験値と二十八ニャオンを手に入れた。その結果にアンは、なるほど、と呟いた。
「防御力と腕力が重要みたいだね」
「逃げる時には素早さも必要だよ」
「うん、そうかも。でも、あまり逃げるとイベントが発生しそう。もう少しでレベルも上がる。逃げないで頑張ろう」
「アンちゃんの考えでいいと思うよ。次はどんな敵かな~。今宵の虎徹はよく斬れる♪」
機嫌を良くした佳奈の前に間もなく敵は現れた。
「もう、なんでよぉ~」
ゲジゲジとの二連戦であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月18日
参加申し込みの期限
2013年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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