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商店街は適正価格で売買をしていて在庫が切れることはほとんどない。安定した市場が最大の魅力である。
それとは別に青空市と呼ばれる場所があった。誰の許可も要らず、個人が空いたところに陣取って商売を始める。値段は適当、客との交渉の末に価格は決められていく。掘り出し物があることでも広く知られていた。
緑の葉が生い茂る樹の下に薄紅色の小紋を着た
逆巻 天野
がいた。日傘のような陰の中で灰色の長髪が艶めく。目の前には木目の美しい長細い文机が置いてあり、逸品と思われる品々が並べられていた。
まるで引き寄せられたかのように零葉が進み出た。弱々しいながらも視線は折り畳まれた衣服に向いている。
「あめのさぐめさん、で読み方はあっていますよね?」
「やあ、いらっしゃい。天探女をよく読めたね」
「日本史が好きで、その関係で日本の神話も少し。その胸元の雉は天稚彦に討たせたことに関連するものですか?」
零葉は天野の小紋に付いたバッジを指差した。
「偶然の一致だね。これはキャンペーン限定アイテムで『幸運の雉』と呼ばれている。レアアイテムの入手率を上げてくれる優れものだよ」
「そうだったのですか。あの、私の職業は僧侶なので、MPを上昇させる装備品が欲しいのですが」
「君が気にしている品がそうだよ。少し勇気がいるかもしれないけれど」
「もしかして勇気がいるくらいに……高価な品なのでしょうか?」
天野は苦笑に近い表情で手招きをした。零葉が文机に近づくと個々の商品の値段が上部に浮かび上がった。注目の衣服は五百ニャオンであった。
「今の私でも買えます」
「性能は保証するよ。ただデザインが好みに合うかどうか」
天野は衣服を手に取り、全体が見やすいように掲げた。外見はゆったりとしたワンピースに近い。極端に薄い素材のせいで透けて見える。最低限の考慮なのか。胸の辺りに白い花柄の刺繍が一本の横線として入れられていた。
零葉は自分の胸を腕で隠した。必死になって断るかのように顔を振る。
「絶対に無理! 少し動いただけでも見えてしまいます」
「まぁ、そうだろうね。簡易説明によると使用者の羞恥心をMPに転換する名品らしいよ。六の上昇は優秀でも、とにかくデザインがね」
天野は代わりにと無骨な樹の杖を取り出した。先程と同じく五百ニャオンであった。
「MPの上昇は二にとどまるけれど、これなら安心でしょ。おまけでMPを二十回復させる魔法水をあげるよ」
「ありがとうございます」
売買は成立した。話の後を継ぐ形で梢が現れた。
「私にも魔法水を二つ! それと薬草を付けて五百ニャオンでどうでしょう」
「いいですよ。おまけはありませんが」
もちろんですよー、と笑顔で手を振った。
「俺は武器を探している」
修は梢の横に並んだ。天野は微笑を浮かべた会釈で迎えた。
「いろいろとありますよ。どのような杖を探しているのですか」
「できればパチンコが欲しい」
天野は修の全身に目をやった。二の腕に視線をとどめて納得したのか。机上の品の一部を消して希望の武器に入れ替えた。
「装備をしてもステータスに変化はありませんが、狙撃の体勢に入ると自動で玉が現れます」
「玉の種類は変えられないのか。標的に当たると発火するような物が望ましいのだが」
「君は魔術師だよね。その希望は魔法が叶えてくれるよ」
「一理あるな。では、そのパチンコをいただこう」
「ありがとうございます」
修は品物を手に入れて、改めて口を開いた。
「レベル十もあれば、この世界の魔王のことも知っているのだろう。情報があれば教えて貰いたい」
「最初の魔王のことだよね。もちろん、知っているよ」
「最初とは、どういうことだ? この世界の魔王は一人ではないのか」
天野は鼻先を掻くような仕草をした。頭の中で考えをまとめているのか。数秒の間を空けて答えた。
「この世界はプロトタイプだから、いろいろな場所が作成の途上にある。魔王も例外ではないよ。でも、それは自分の足で歩いて目にした方がいいと思う。冒険の醍醐味だからね」
「レベル十を仲間にするのは無理そうだな」
達磨は傍らにいたエレノアに聞かせるかのように口にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月18日
参加申し込みの期限
2013年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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