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真夜中は異世界の扉
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『寝子島奇譚』の入り口、始まりの街の中央には大きな公園がある。誰もが最初に訪れるところで格好の待ち合わせ場所となっていた。青空の下、そこかしこに陽光の塊が落ちてきて容姿を形成していく。
その中に
御剣 刀
が含まれていた。寝子島高校の制服を着て黒髪は適度に乱れている。
「ここがゲームの中なのか」
立ち尽くした刀は吹き出しで呟いた。頭上には大まかな情報が表示されていた。レベル1で名前はカタナ。その下には緑のバーがあり、HPを表していた。少しでも動くと消えて、立ち止まると自然に浮き上がってきた。
「ある程度は見た目で分かるようになっているのか」
公園内の丸い噴水の縁には人待ち風情の人々が等間隔で座っていた。魔女らしい三角帽を被った者の頭上には紫のバーがあった。MPを表しているのだろう。規則的に噴き上がる水の柱の動きを横目に暇を潰しているようだった。
刀は噴水の周囲を回る。画面の外の人物も見えるようになった。
個々の風変わりな姿を目にする中で、直立した一本の竹輪が目に留まる。名前もちくわになっていた。近くまでいって刀は声を掛けた。
「魚屋のマスコットってところか」
「お、カタナっちもビラを見てゲームに参加した?」
竹輪の先端から顔を出した
新井 すばる
が言った。
「まあ、部活動みたいな感覚だな」
「そうなんだ。ボク、こういうの不得手で……付いて行ってもいい?」
「それは心強い。こちらこそ、よろしく頼む」
「チャラララーランーラッララーン♪ ちくわは仲間になった♪」
すばるは両手を広げて片足立ちになり、ゆっくりと回ってウインクをした。
「学生とピエロのパーティーか」
「あれー、表示されてないのにボクの職業がわかるんだ?」
「竹輪の着ぐるみでピエロしか頭に浮かばなかった。その格好で殺人鬼だったら、絶対に当てられなかったと思う」
「そんなギャップもいいかもね」
二人は顔を見合わせる。どちらも笑ったような表情を作った。プロトタイプとは思えない精巧な作りであった。
腕組みをした格好で刀が提案した。
「まずは道具を買い揃えるとしよう。寝子島の名前が付いているのだから、参道商店街もあるはずだ」
「そうだね。ボクは実家の魚屋があれば、少し寄ってみようかな」
二人は公園を出て古い店構えが目立つ商店街に足を踏み入れた。
刀は左右の店舗を見ながら歩く。少し後ろをすばるが小股でちょこちょこと付いてきた。
「あったあった、雑貨屋『color』だ。ここで買い物をしよう」
「本当の商店街みたいだ。中はどうなっているんだろう」
二人は揃って店の中に入っていった。
暖色系を基調にした店内は広く、棚の類いは壁際に置かれていた。中央にはピンクのレースを掛けられた五台の長テーブルがあり、細々とした物が押し合うかのように並べられていた。通路代わりに間を通ると、物の上に値段が浮かび上がる。
刀は猫の置物と薬草を手に取った。近くには草が置いてあった。
「ただの草が役に立つのか?」
「草食動物に人気があるらしいけど、ゲームの中で使い道はあるのかな」
簡易説明を目にしたすばるが疑わしそうに言った。
黙って聞いていた刀は思い切って草を掴んだ。そして大股で奥のレジに向かった。
「全部で500ニャオンになります」
星形のサングラスを掛けた白髪の老婆が金歯を見せて笑った。刀は猫の絵柄が彫り込まれた硬貨を手渡した。
「お買い上げ、ありがとうございます♪」
語尾に音符があるので軽やかに歌うような声なのだろう。二人は溌剌とした顔で店内を後にした。
外に出た刀は簡易移動のパネルを胸元の高さに表示した。それを目にしたすばるが慌ただしく手を動かす。
「移動は少し待って。ボクも買い物を済ませてくるから」
すばるは返事を待たずに走り出した。先に行かないでよ、と念を押してから右手の店舗に駆け込んだ。
間もなくしてすばるは笑顔で戻ってきた。
「自分の家で買い物をするのは、なんか照れるよね」
すばるは買い込んだ魚と数本のちくわを刀に見せた。
「そういうものなのか。そろそろ時間だ。集合場所に向かうぞ」
「うん、わかった。付いて行くよ」
刀は簡易移動で一番に指を伸ばす。
「それって集合場所じゃなくて、魔王のところだよね? え、ボクも一緒に」
二人は光に包まれて瞬時に消えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月18日
参加申し込みの期限
2013年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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