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【シトラス・ガムダンのありがたい話】
後木 真央
は苦しげにうめいていた。
「う、ううっ。まさか異世界に来てまでシトラス・ガムダンの話を聞かされることになるとは真央ちゃんも思っていなかったのだぁ~……」
というのも、ついさっき美術品の鑑賞中にふと気がついたのだが、この美術館は館内BGMが何故か――本当に何故か『耳で聞いて覚えるシトラス・ガムダン名言集』になっていたのである。
しかし、この『耳で聞いて覚えるシトラス・ガムダン名言集』、ぶっちゃけどこがどう名言なのか凡百の人間にはさっぱりわからない高尚過ぎる内容なのであって、はっきり言ってただウザいだけであったりする。
真央はあまりの不愉快さにスキル《ザ・グレート・食キング》を発動して、美術館の展示品をヤケ食いしていた。このスキルは組みついた相手を燃やして、無機物・有機物問わず自らのエネルギーに変えてしまい食いしん坊万歳なスキルである!
「しかも、この声なんだかどこかで聞いたことがある気がするのだ……。喉の奥まで出かかっているのに、あとちょっとのところで誰だか思い出せないのだ……」
真央が悶々と頭を抱えていたそのときのことだった。
「……って、うにゃああああなのだっ!?」
目の前のにわかには信じがたい光景に真央は思わず変な声を上げて叫んでしまった。
なんと、そこではフジコ先生にとてもよく似た石像が、動くナマズの木偶と激しいバトルを繰り広げていたのである。
「あ、あのナマズもどこかで見た記憶があるのだ……! さらにあの石像もすごくすごく見覚えがあるのだ……! そして、何よりあの絵はどこをどう見ても校長センセーなのだっ!」
真央はもうわけがわからなかった。
と、そのとき。
「すごいの! 校長先生の絵があるの!」
「お、おお……? そ、その声はもしかしたら――」
また聞き覚えのある声が聞こえて、真央はハッとしてそちらを振り向いたのだった。
【天使と金太郎】
ア・カリン(
橘 明里
)は無駄に豪華な額縁に飾られた寝子島高校の校長の肖像画に、瞳をきらきらと輝かせていた。
「やはり校長先生は大天使だったの! 頭が光ってるからきっとそうだったとあかりも前から思ってたの!」
ア・カリンは思わず素に戻ってそう言った。
と、そのときだった。
「もしかしたらもしかしたら、そこにいるのはあかりちゃん、なのだ?」
「え?」
耳に馴染みのある声にア・カリンは目を瞬かせて、声のした方を振り向く。
そこにいたのは何故か金太郎のコスプレをした
後木 真央
だった。
「あ、まおちゃんなの! こんにちはなの!」
ア・カリンはそんな真央のコスプレにはまるで動じることなく朗らかに挨拶をした。
「こんにちはなのだ! 明里ちゃんも美術品を物色中なのだ?」
「あたしはこんなすてきな美術館にひどい罠をしかける悪い子ちゃんにお仕置きしようとしていたところなの! ちなみに今のあかりはあかりじゃなくて天使ア・カリン(『光』属性)なの!」
「おお! じつは今の真央ちゃんも真央ちゃんではなくてザ・グレート・キンタロウ(『腐』もとい『火』属性)だったのだ!」
「そうだったの! じゃあ、キンちゃん!」
「ア・カリンちゃん!」
『心の友よ!』
二人はがしっと抱き合って友情をわかちあった。天使と金太郎がまさかの邂逅を果たした奇跡の瞬間であった。
と、そのとき。
「おやおや。あっしのほかにもお客さんがいたようだねぃ。悪いが、この美術館はあっしが乗っ取らせてもらうよぃ」
またどこからともなくどこかで聞き覚えのある少年の声が聞こえてきたのだった。
【踊るデクナマズ御殿】
骨削 瓢
は美術館で偶然に出くわした少女の顔を見て、思わずというふうに目を瞬かせた。
「おや、誰かと思えば真央嬢。おたくもこっちに来ていたんですねぃ。それにそっちは――」
瓢が
後木 真央
と
橘 明里
の顔を順繰りに見まわすと、
「瓢ちゃん、今の真央ちゃんは真央ちゃんではなくてザ・グレート・キンタロウなのだ! 大事なことだから二回言っておくのだ!」
「あかりも今のあかりはあかりじゃなくて天使ア・カリンなの! とってもとっても大事なことなの!」
「アッハイ」
あまりにも凄い勢いだったので、思わず素直に頷いてしまう瓢であった。
それから彼はこほんと一つ咳払いをし、
「……えっと、それでおたくらはいったいここで何を?」
と、改めて二人にここで何をしようとしていたのかを問うた。
「真央ちゃんは、『食キング』の名にかけて、この美術館のありとあらゆる展示品を文字通りの意味で貪り尽くしにきたのだ! 今の真央ちゃんなら動く石像だって食べられる気がするのだ!」
「あかりは悪い子の館長さんをお仕置きしようとしているの! ここのモナリザはひどいの! じっと見ていたらいきなり変な顔をするから『ぴぎゃー』じゃなくて『ぷぎゃー』ってなるの!」
しかも笑ったら床下に落っこちて、そこには激辛プールが待ち受けているのだと明里もとい――ア・カリンは憤慨する。
(ほほぅ。そいつはなかなか粋なサービスだねぃ)
などと思ってしまうあたり、瓢もかなり酔狂だった。
しかし、それで瓢のやるべきことは決まった。
「つまり、あっしとおたくらは『敵』でなければ『味方』でもないってことですねぃ。それじゃあ――後はよろしく!」
言うが早いか、瓢はその場にキンタロウとア・カリンを置き去りにして美術館の最深部へひた走って行った。もちろん大量に従えたデクナマズの群れもそこに残したままで。
「!? ま、待つのだ、瓢ちゃん! このナマズ、なんだか真央ちゃん達にも向かってくる――うにゃあああ!」
「すごいの! ナマズの木偶人形さんなの! ナマズなのに人形な――ぴぎゃーーー!」
こうして阿鼻叫喚の地獄絵図が始まる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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