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【VS シュンスケ・ザ・ダークネス(二人目)】
その頃、
御剣 刀
はシャンデリアの群れに襲われていた。
「なんで、シャンデリアがひとりでに襲い掛かってくるんだ!?」
刀は突っ込みつつ、頭の中でガチンと撃鉄を落す。
刹那、シャンデリアの群れの頭上に複数の稲妻が落ちて、彼らは物言わぬ鉄屑になる。
これは、
御剣 刀
――いや、雷光の剣士、カタナ・ザ・ライトニングの剣技(スキル)の一つ、《ライトニングレイン》の効果である。
敵は金属なので、その効果は抜群だった。
しかし、そこにまた新たなシャンデリアの群れがやってくる。
「くそ……! これじゃキリがない……!」
刀が悔しさに歯噛みしたそのときだった
「《fleuret froid(フルーレフルーワ)》!」
「《レインボーキック》!」
どこからともなく現れたノーラ・ブランネージュ(
北原 みゆき
)と
羽生 碧南
がそれぞれのスキルを発動させて、また一つ二つと空飛ぶシャンデリアを鉄くずに変えた。
「……!」
刀は目を見張った。
ノーラは氷をまとった強力な突きで、碧南は虹色の光をまとった鋭い蹴りで、それぞれに目標を次々と撃破していく。
さらによく見るとその奥の方では少しこのファンタジーな世界にはそぐわない黒いパーカーを着た少女が少し控えめに二人に声援を送っている。
「カタナ・ザ・ライトニング! 君は一人ではない! 我々はともに闇の皇帝を討たんとする同士だ! さあ、立ち上がってともに戦おう!」
ノーラ・ブランネージュこと
北原 みゆき
が、いつになく張り切った様子で、刀に檄を飛ばす。
「…………!」
そうまで言われては刀も黙ってはいられない。
彼は負けず嫌いな性格の少年だった。
同い年の女の子達がああも凛々しく戦っているのに負けていられようはずもなかった。
「そうだ。たかが絨毯だか、シャンデリアだかに負けていられるか! 俺はもっと加速するんだ! どこまでも!」
刀の闘争心に火は点された。
かくして、超武闘派の三人と声援要員の一人によるザコ敵涙目の掃討戦が始まる。
ザコ敵が殲滅されるのにそれほど時間はかからなかった。
「よし、これで最後だな。奥へ進もう」
四人は頷きあい、パーティーを組んで、城の奥へ奥へと進んでいった。
そして、
「やあ、僕だよ」
「教頭じゃないかっ!?」
やはりその先にはシュンスケ・ザ・ダークネス(二人目)が待ち受けていて、刀が思いきり突っ込んだ。
「え? 教頭? どこどこ? 影が薄すぎてどこにいるかわからないんだけどっ?」
碧南が挑発しているのか、それとも素なのか、どちらかわからないぐらい真に迫る様子できょろきょろとあたりを見まわす。
「……教頭? そんなキャラいたっけ?」
都もまたボソッと小声で凄いことを言って、シュンスケのMPを早々に抉っていく。
「……ふふ、君達はとてもいい子達だね。でも、残念ながら僕は教頭なんかじゃない。僕の名はシュンスケ。闇の四天王、シュンスケ・ザ・ダークネスさ」
シュンスケは目尻に溜まった涙をそっと指先で拭いながら、震える声でそう名乗りをあげた。
(なんかちょっと倒すのが可哀そうになってきたぞ……)
あまりのぞんざいな扱いっぷりにちょっと哀れになってくる刀だった。
と、そこでそれまで静観していたノーラが意を決したように唇を引き結んで一歩前へ出て言う。
「……教頭先生、いいえ、シュンスケ・ザ・ダークネス。あなたは誰に感謝されずとも人知れず人々の暮らしのために貢献し続けてきた。私はそんなあなたに憧れ続けてきた。それなのに、どうして闇の皇帝なんかに」
ノーラは震える翡翠色の瞳で、シュンスケを真っ直ぐに見つめながらそう言った。
(凄いな……。寝子島とこっちでの設定で上手いこと組み合わせつつ、設定になりきっている……!)
刀はノーラの厨二力に息を飲んだ。
「ふっ……。白い騎士よ。君は何もわかってはいない。この世界は腐っている。だから、誰かが、この僕が、この闇の力で変えなければいけないんだっ!」
シュンスケはシュンスケで何かノリノリでノーラに受け答えをしている。
「……えっと、いつからそういう話になったんだっけ?」
「うちに訊かれても」
ちょっとついていけてない二人がぼそっと小声でそんな言葉を交わす。
ちなみに刀はやり過ぎかなーと思いつつ、ちょっとノってみたくてうずうずしていた。
「……わかりました。どうにか説得できればと思いましたが、まだ抵抗するというのならせめてこの私――ノーラ・ブランネージュの手であなたを!」
「面白い! やれるものならやってみるといい! トランスフォーム!」
『トランスフォーム!?』
思いがけない単語に全員の声が裏返った。
場内のBGMが変わる。
次の瞬間、シュンスケは借り物大魔神に変身し、虹色の剣を振りかざしてこちらに襲い掛かってきた。
「は、はやいっ……!?」
役になりきっていたノーラはとっさの行動に反応が追いついていない。
「う、うちがなんとかしないと……!」
と、都も慌てるが、彼女のスペックでは何もできることがなかった。
「させるかっ!」
刀がかろうじて反応できている。ノーラを庇うように前へ出て、虹色の剣を剣で受け止める。
「ほほう。僕の虹色の剣に反応するとはやるね」
「闇の四天王だか、闇の皇帝だか知らないが、そんな好き勝手にはやらせないっ! 俺は雷光の剣士――カタナ・ザ・ライトニング、いざ尋常に勝負だッ!」
刀は言うが早いか鍔迫り合いを制し、いったんシュンスケを奥に押しのけることに成功する。
「む……」
わずかに態勢を崩したシュンスケ。
そこに碧南が畳み掛けるように拳を虹色に光らせる。
「そんなに目立ちたいなら嫌っていうほど目立たせてあげる! あなたが虹色の剣なら、私は虹色の拳よ! 必殺《七色爆光拳》!」
「何ィ……!?」
刹那、七色の光をまとった碧南の連打にシュンスケの身体がわずかに傾ぐ。
「シュンスケ・ザ・ダークネス! 星神の力を借りて、貴様を倒す! 秘奥義《星神の加護(スターリィ・プロテクションズ)》!」
ノーラの細い剣先がきらりと輝き、そこから雪の結晶のごとき無数のオーラが放たれて、シュンスケの身体を凍りつかせ、様々なバッドステータスを付与する。
「よっし、ちっと本気出す! さすがにここまで一緒に連れてきてもらって最後まで足手纏いじゃ話にならんからの……。今まで先送りにしてきたうちの本気だが……ここで! しっかりと! 出させてもらう!」
次の瞬間、都が頑なに脱ごうとしなかったパーカーを脱ぎ捨てて、切り札のスキルを発動した。
《ブラックラック》!
「……なぬ!?」
パーカーを脱ぎ捨てた都の発動した《ブラックラック》によって、都以外の全てのパーティーの全パラメーターが上昇。さらにシュンスケの全パラーメーターが低下する!
「今だ!」
そのとき刀――否、カタナ・ザ・ライトニングは勝機を見た。
あえて一度納刀し、シュンスケに向かって一直線に走り、跳躍。
「《電磁加速刀》ッ!」
空中で抜刀したカタナは《電磁加速刀》の勢いでその場で高速回転し、さながら一枚のチェインソーのように回転するギロチン刃と化す。
「《ライトニングレイン》ッ!」
そこにさらに頭の中で撃鉄の落ちる様子をイメージする。刹那、何本もの稲妻がギロチンと化したカタナに帯電して、彼は青白い燐光を放つ一枚の光輪と化す。
「これで終わりだ、シュンスケ・ザ・ダークネス!! これが俺の切り札――《スラッシュ・ザ・ライトング》だっ!!」
「……そんなッ……馬鹿なッ……アーーーーーーーーーーッ!!!」
次の瞬間、スラッシュ・ザ・ライトニングによって真っ二つに切り裂かれたシュンスケは耳をつんざくような断末魔を上げて――
大爆発
した。
「……シュンスケ・ザ・ダークネス。せめてどうか安らかに」
「あー、なんか今の悲鳴だと無理っぽいけどねー……」
剣を鞘に戻し、静かに黙とうするノーラに苦笑気味に応じる碧南。
「うち、最後に役に立てたかの……?」
都が少し不安げに問うと、碧南とノーラはにっこり笑ってそれに頷き、それに都も少し照れたように笑う。
こうしてシュンスケ・ザ・ダークネス(二人目)も無事に倒された。
だが、
「何故だろう? まだシュンスケ・ザ・ダークネスはほかにもいる気がする……」
「「「え?」」」
意味ありげに呟いたノーラの言葉に、そこにいた三人の「え?」という声が空々しく響き渡った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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