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【VS シュンスケ・ザ・ダークネス(三人目)】
軍師――
八神 修
と力と、富の番獣――
猫屋敷 姫
の二人は道中で戦うローカルヒーローのザ・ストレイト(
風雲児 轟
)を仲間に加えて、城をしらみ潰しに探索していた。
「なあ、宝箱なんかよりもまずボスを倒すことが大事なんじゃないのか?」
少し焦れたようにそう口を開いたのはストレイトだった。
「宝箱なんかとはなんですか。金とはそれすなわち力ですよ。英語で言うとマネー・イズ・パワー。力なき正義に意味などありません。したがってお金のない正義にも意味などないのです」
金の力(物理)の偉大さを誇るように、金貨の詰まった袋をぶんまわして言う姫。
「俺は自分を正義だと主張したいわけじゃない。だが、金で何でも解決できるわけねぇだろ……」
ストレイトは苦々しい表情で、そう言いかえした。
「お互いに言いたいことがあるのはわかるが、今はそこまでにしておけ。俺達が今なすべきことはここで口喧嘩をすることじゃない。ここのボスを倒し、生きて元の世界に戻ることだ。そうだろ?」
修は口元に笑みを浮かべながら、ゆっくりとこれまでに集めた金貨の重さを確かめる。皮袋にぎっしりと詰まった金貨の重さは相当なものだった。
(これだけの『金』を『力』に変えることができたなら、どんな敵も恐れるに足りん)
修がにわかに勝利を確信し始めたときだった。
「やあ、僕だよ」
ついに彼らの目の前にもシュンスケ・ザ・ダークネス(三人目)が現れた。
「……って、教頭じゃねぇか!」
ストレイトが一瞬素に戻って思わずと言ったふうに叫んだ。いつになく輝いている教頭の姿に、どうしてもっと普段からあんなふうに輝けないんだとストレイトは頭が痛くなる。
「教頭? そんな人いましたです?」
「……!?」
と、そこで姫がほとんど恒例となりつつある台詞を口にして、シュンスケのMPに地味にダメージを与える。
「……教頭。闇に心を呑み込まれたか……。哀れな。ならば、俺の闇でお前をあるべき場所に還してやる」
そして、修が俺様モードで眼鏡のブリッジを中指で押し上げて、仲間達に指揮を開始する。
「……教頭? なんのことかわからないな。僕は闇の四天王、シュンスケ・ザ・ダークネスさ。さあ、君達の未来を闇色に染めよう! ダークネスビーム!」
次の瞬間、シュンスケは掌から極太のビームを発射した。
「ビームだと! くそ、ちょっとかっこいいじゃねぇか!」
ストレイトがちょっと羨ましそうに言いながら、左右に動きまわってその攻撃を回避する。
「さあ、貴方達。そろそろ課金してもいいんですよ。力が欲しいなら(課金すれば)くれてやるのです」
姫は戦闘には参加せずに課金を勧め始めた。
「……まだ、だ。まだそのときじゃない。ストレイト、まずは様子見だ。適度に距離を取りつつ、隙あらばジャブでも何でも叩き込め! 俺も銃で援護する!」
「おうよ!」
修の指示に威勢良く返事をし、ストレイトは言われた通りに行動を開始する。
「ふ、なかなかのチームワークのようだね。だが、僕の闇にいつまで持ちこたえられるかな? シャドウランス!」
「うおっ! 影から槍がっ!?」
ストレイトは驚きながらも、なんとかそれらを全てよけきって見せる。
「……課金しないんですー? 今ならなんと特別割引で10%OFFですよー?」
だんだん姫が折れてきた。蚊帳の外に置かれて、ちょっとつまらなくなってきたらしい。
(ふっ、計画通りだ)
そんな姫の様子に修がこっそりと軍師様の笑みを浮かべる。
と、そのときだった。
「やむをえない。そろそろ僕も本気を出さざるを得ないようだ! トランスフォーム!」
「なにっ!?」
次の瞬間、シュンスケ・ザ・ダークネスは七色の光を放ち、借り物大魔神に変身した!
「さあ、僕の虹色の剣をうけてみたまえ!」
「面白れぇ、お前が変身するなら! 俺もさらに変身だ! 《トランス・ドライブ》!」
ストレイトは強化系スキル《トランス・ドライブ》で、3分間だけ能力を強化した!
「本気を出すぜ! 三分間だけな!」
そう言って、ストレイトは通常の三倍の速度でヒット&アウェイを繰り返しながら、借り物大魔神と死闘を繰り広げていく!
「……っ、待て、ストレイト。接近戦は危険だ! ここは距離を――」
「悪いがここばっかりは引けねぇっ! 虎穴に入らずんば虎児を得ず! 大丈夫、あの妙な剣にさえ気をつければ――」
「気をつければ――どうだというのかな?」
「なにっ……!?」
刹那、ザ・ストレイトは虹色の光に包まれて――爆発した。
「あー、言わんこっちゃないです。だからさっさと私に課金しておけば――!?」
と、姫が言い終えるよりも早く、いつのまにか伸びていたシャドウランスが彼女を貫く!
「……おっと、私もここまでようですね。サラバ!」
そして、彼女もまた――爆発した。
「……!?」
修は目を見開いて、持っていた金貨の詰まった袋をその場に落としてしまう。
「ふふふ。どうやら勝負あったようだね」
と、そこで時間切れとなったのか、元の姿に戻ったシュンスケが不敵な笑みを浮かべて修の方を見やる。
「君は軍師タイプで直接攻撃的なスキルは持っていないとみた。仲間がすでに敗れてしまった以上、もはや君に逆転することは不可能だ」
シュンスケは勝ち誇った笑みを浮かべながらゆっくりと修に近づいていく。
「……」
修は無言のまま壁の方へと後ずさる。
だが、すぐに壁際に追い詰められてしまう。
「ふふ、君たちはよくやったよ。まさか10人も来るとは思っていなかったから、僕は一人あたりの力を三分の一にして二人のシュンスケ・ザ・ダークネスのコピーを作成せざるを得なくなった。だが、コピーとはいえ、彼らも僕だ。そんな僕らを君の仲間は二人も倒してしまった。ファインプレーだよ。だが、もう充分だ。そうだろう?」
シュンスケは訊かれてもいないことまでペラペラと喋りだした。
と、そこで修は何を思ったのか、くすくすと笑い始める。
それにシュンスケは怪訝の表情を浮かべ、
「おや、どうしたんだい? まさか恐怖のあまりにおかしくなってしまったのかい?」
と、訊く。
それに修はふっと息を吹き出すと言ってやった。
「ああ、そのまさか、さ。可笑しくて仕方がなかったんだ。まさか闇の四天王様ともあろうお方が、こんなにも間抜けなやつだとはな」
「なに!?」
次の瞬間、修はパチンと指を鳴らして、《リスタート》のスキルを発動した。
すると、どろんと音を立てて、一度爆発したはずのストレイトとネコヤシキがその場に復活する。
「お? 俺、まだ生きてるのか?」
「ほう、なかなかあこぎなスキルをお持ちの軍師さんです」
驚いたようにこちらを見やる二人。
だが、一番驚いているのはまぎれもなくシュンスケ・ザ・ダークネスだった。
「なるほど、大した策士だ……。だが、そのスキルは僕のHPやMPも初期値に戻してくれるもののようだ。同じ条件で再度戦えば結果は同じ――」
「ふっ。この俺が一度戦った相手にまんまと同じ手で挑むとでも思っているのか」
「!?」
修は鼻で笑って、シュンスケを挑発するとネコヤシキに向かって叫んだ。
「ネコヤシキ、課金だ。俺達に力を貸せ。代金はそこにある金貨全部だ。好きなだけ持っていけ!」
その瞬間、姫の瞳が金色に輝いて、スキル《地獄の沙汰も金次第》が発動!
「ふふ、力が欲しいか。ならば、くれてやるのですっ!!」
刹那、姫は金貨と一緒に爆発し、同時に修とザ・ストレイトのステータス値が全て最大値まで上昇した。
「なん……だと……!?」
それにシュンスケは目を見開く。
「さあ、そろそろ始めようか。『光』のヒーローと、『闇』の軍師の本当の戦いを、な」
修はキラリと怜悧な光を瞳に宿すとさらにもう一つの切り札であるスキル――《コピートランス》を発動。
シュンスケのトランスフォームをコピーし、彼自身が借り物大魔神に変身する!
「食らえ、虹色の剣!」
「くっ!?」
修が振り抜いた虹色の剣をシュンスケは大きく跳躍して回避する。
「ふ、まだ甘い。僕の技の使い方は僕が一番良く知って――」
「なら、こいつならどうだぁあああああああっ!!!」
「!?」
そのときにはすでにもう一度《トランス・ドライブ》を発動したザ・ストレイトが迫っていた!
「極限までステータスを強化してさらに威力を三倍にした俺の《ストレイト・スマッシャー》で、教頭よ、光に還れぇええええええええええええっ!!!」
「く……馬鹿な……この僕が……このシュンスケ・ザ・ダークネス(三人目)が……アーーーーーーーッ!!!」
そして、ついにシュンスケ・ザ・ダークネスはストレイト・スマッシャーに正面から貫かれて――
大爆発
した。
「――コピーに頼っていたお前が最後にはコピーに敗れたんだ。なかなかいい意趣返しだっただろ?」
そして、修がそう宣言したとき――全てのボスが倒されて、ファンタジー世界はゆっくりと光に包まれて解けて、彼らは元の世界へと帰っていくのであった。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
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