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【ハロウィン】いぬねこ合わせてハロウィンパーティ!!
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【武人と知将】
御剣 刀
は途方に暮れていました。
勢いよく“犬のしょうぐん”や“いぬ皇”と呼ばれていた存在を探しに飛び出していったは良いものの──刀は、その姿をまるで知らなかったのです。
「話に聞いた『いぬ皇』がどんな姿しているのか分かららねえ……!」
それはまさに、刀、痛恨の一撃。
前に人間界にいぬが来た際に、いぬの一番偉い存在が“いぬ皇”と呼ばれているのを聞きましたが、その時はバッグの引ったくり事件に巻き込まれて、その存在についてはきちんとした話が出来なかったのです。
「確か……あの時は、鎧がアイデンティティとか言ってたな、そして凄く強い、らしい。
だとすると、剣士としての感覚でこいつは強いって奴がいぬ皇の可能性が高い、か」
瞳を閉じて深呼吸を一つ。そうしてゆっくり開いて“手練れ”の目で見れば、この広場のいぬねこが一気に視界から消えました。
刀の瞳に残ったのは数匹程度。これならば数打てば当たりそうです。
「(外してもいぬ皇に伝えてもらえればいいか。桜庭だって会った事ないだろうし大丈夫、大丈夫)」
若干、大丈夫ではなさそうな気もしなくはありませんが、刀は目に見える範囲で、恐らく一番強いであろういぬ──今はカボチャに話し掛けました。
「見事な歩法ですね」
「──ふむ、分かるか。見慣れぬ者のようだが、種族は問わん。名を名乗れ」
低い声で、人の言葉が届きます。カボチャ帽子の下はいぬですが、恐らくこれが本当に人間で時代が時代であったなら、さぞ名を馳せたであろう豪胆な気配が伝わって来ました。
「失礼、俺は御剣刀と言います。
俺も剣をたしなむ者でして、貴方の動きについ声をかけてしまいました」
「かたな、か。良い名だ! 我は『犬のしょうぐん』とでも『いぬ皇』とでも好きに呼ぶが──!」
ぴこっ! ぴこっ!!
明らかにいぬの一番偉い存在だと名乗った途端、その背後から相手の頭に乗ったカボチャ帽子を、ピコピコハンマーで誰かが勢い良く叩いていきました。
どうやら、違反の話し合いの結果が芳しくなく、既に管理の中枢に奉り上げられてしまった
森 蓮
と会との相談の結果“いぬねこと自己主張して、10回叩かれたら追い出し”という結論が出たようです。
「しまったぁ! 後6回叩かれたら追い出されてしまうー!」
「ごしゅじんさま! あそこで元気に叫んでおられるのが『おやかた様』でございまさぁ!」
そこへ、現在カボチャのまるたろうを連れた
八神 修
が現れました。
「貴方が『おやかた様』ですか?」
「うむ。まるたろうを連れているという事は、いぬとも近しい間柄であろう。名を名乗れ」
「申し遅れました。俺は八神修と言います。
前に人間界にまるたろうを派遣してくれた礼を言いたくて」
「おお! 人間界に手伝いに向かわせたいぬたちの効果がこんなに──」
ぴこっ!
「おい! 待て!! 今のは計算外だろう!!」
「……明確な名前がないのは不便だな」
「つけてしまおう。向こうが『王さま』だから『しょうぐん』でどうだ?」
「そうするか。このまま追い立てられてしまったら、花火を見に行けない」
刀と修が小声で話をしています。こうして、呼び名は“しょうぐん”で決まりました。
「そちらは、花火を見に行く予定か。
……待ち合わせ場所には必ず連れて行くから、しょうぐんを少し借りても?」
「ああ、多少なら構わないと思う。まだ花火までは時間があるし、確実に連れてきてくれるなら」
「分かった」
「しょうぐん、花火はもちろんご覧になられるのですよね。それまで、屋台へ買い物へ行きませんか? お勧めの食べ物やしょうぐんがお勧め下さる記念の小物が欲しいと思いまして」
「はっはっは! 良い、案内してやるからついて来るが良い!
かたなも、花火を見に行くなら丘のてっぺんが我の場所だ。後でまた会おうぞ!」
こうして、しょうぐんは、まるたろう、カーキー、修を連れ立って、胸を大きく張りその場を後にしました。
そうして、ふと──刀は思い出しました。
「ヤバい。猫の王さまが来るのを伝え忘れた……
まあ、来ると言っていたし大丈夫、大丈夫」
今度こそは、流石に大丈夫ではなさそうな気配を感じながら。
刀はその姿を、冷や汗をかきつつ見送ったのでした……
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月28日
参加申し込みの期限
2015年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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