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ネコ島復興記~リバイバルターン~
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●旧市街へ part2
前後左右、四方八方からゾンマが船を取り囲んでくる。中には浮いているサンマ人の死体をむさぼるものもいた。
「襲ってくる奴は敵だよな?」
朝陽が今更なことを言って、息を吸い込んだ。
「なら――とっととかかってきな! 私の『物理』で押し通してやんよ!」
「先輩、クレイジーすぎます!」
挑発する彼女の脳筋ぶりに、竜太が倒錯した感動すら覚えたとき――襲撃は始まった。
一斉に船に寄ったゾンマが船べりを掴み、よじ登って来る。
「させるか」
刀が櫂でその手を薙ぎ払い、反転させた柄を突き出した。蛇那伊によって、先端は鋭角に加工されている。槍となった櫂に頭部を貫かれたゾンマが水に沈んだ。
「近づけさせはしない」
更に刀は魔法を発動。ろっこんの加速と合わせた斬撃の衝撃波を生み出し、遠方から近づく個体も仕留めていった。
「邪魔をするというなら容赦はしない!」
咲が日本刀で目に付くゾンマを斬っていく。腕を切断されたゾンマはそれでも水面から雄たけびを吐き出し続ける。咲のストレスゲージが急上昇していく。
「来たわよ!」
蛇那伊の警告。水柱を跳ね上げ、ゾンマが空中から迫った。船上に降り立ったうちの一匹はしかし転瞬、すさまじい勢いで再び宙を舞った。
「物理ぃぃぃッ!」
豪快に殴り飛ばした朝陽が身をかがめ、腐った爪の斬撃をかわす。続く下方からの拳の猛射は一打ももらさず必中。ゾンマが血雨とともに水面に落ちた。
だが船には続々と敵が近づいてくる。
「ハハッ、いいねェ……血沸き肉躍るお祭り騒ぎってな! おらおらおら!」
朝陽の魔法で生み出したスパナを投擲、的が多いのでどんどん当たって、敵を沈めていく。
「南船北馬ってやつかしら。足腰の鍛錬には最適ね」
流れは急、押し寄せる敵に船は揺れ続ける。蛇那伊もまた櫂でゾンマの足を払い、川に突き落としていく。複数の敵は轟が盾で阻んだ。カウンターで弾かれたゾンマが水しぶきを上げた。
「船長、今だ!」
「ええ、まかせ――船長!?」
呼称に戸惑いつつ、圭花がスペツナズナイフを連続射出。ナイフは再び登ろうとするゾンマを穿ち、死体に還していった。
「……私、サンマさんに特に思い入れはないんだけれど。
こうしてゾンマ化したサンマをさばき続けてるとさすがに気の毒になってくるわよね」
「そうか? すっげえ楽しくないか?」
「あのね……」
朝陽の返答に肩を落とす圭花。
「いいえ分かりますよ!」
竜太が鍬で応戦しながら叫んだ。
船上で振るわれる農具というのも斬新だ。
「サンマさんは恋愛対象外ですが……彼らがいなくなることで悲しむ方は大勢いるんです――今は、愛の為に心を鬼にして戦いますよ!」
「チッ、負傷した。回復を頼む!」
「了解しました!」
咲の声に、竜太はサンマを耕しながら駆けつける。
そして咲に抱き付いた。
「……!?」
「カッコいい先輩が大好きです。愛してます!」
「な、な……!」
突然の告白に思考停止する咲。そこに竜太のろっこんが発動し、負傷を癒していく。
「これぞ愛の力です!」
「そのまま涅槃に行けぇ!」
竜太が笑顔のまま咲に投げ飛ばされた。破廉恥法違反である。ただ咲も効能は理解していたのか、幸いにも投げられた先は川ではなく、操舵室の窓だった。
「貴様らさえいなければッ!」
怒りの矛先は代わりにゾンマに向けられた。体当たりで一匹を吹き飛ばした時には、振るった刃が別の敵を三枚に下ろしている。後方への蹴りがゾンマの襲撃を押しとどめた直後、垂直な斬撃が魚類を両断していた。
「死ね、魚類!」
本日二度目のメガエラ・フォースが船上を駆けた。
「あらら、ヒーラーが気絶しちゃって……皆さん気を付けてくださいねー」
操舵室の窓には竜太が貼りついていた。舵を任された梢はワイパーを起動させ、無情にも視界をクリアにする。彼にゾンマが群がるが、あらかじめ蝶に変化させていた機材や岩やらを頭上から落とし、静かに排除していく。
「時間の問題ですかねー」
猫神の使徒たちは善戦しているが、それでも敵の数は多い。このまま無事に病院に着けるとは思えなかった。
「本当に飛んで行こうかなー……」
なんてことを言いつつ、川を渡る鳥を見る梢。転瞬、鳥たちは川から飛び出したゾンマの放つ矢に貫かれ、落ちていった。
ようやく登場、射手ゾンマである。
「……」
密閉された操舵室に、ゾンマが扉をたたく音が響いた。
「何ですか今のチュートリアル的な光景は! アンチ私ですか! イジメですか! しかもシンクロして出待ちしてるし!」
叫んだところで破壊音。梢が振り返ればゾンマが扉を破り、中に入ってきた。
「舵が!」
圭花が気づいた時には、操舵室はゾンマに占拠されていた。敵にぶつかった舵が回り、船はあらぬ方向へ進む。
「橋にぶつかる。何かに掴まれ!」
前方には崩れた橋の支柱。刀の叫びと重なって、船に衝撃が伝播した。
耳をつんざく、硬い物同士がぶつかり削れる音。
後方にいた蛇那伊と轟は気づくのが遅れ――突如起きたエンジンの爆発に巻き込まれた。
「尾鎌さん!」
「風雲児!」
ひしゃげた手すりにつかまった二人はかろうじて、川に弾かれながら船に引きずられていた。刀が手を伸ばすが、届かない。二人の足にゾンマが群がっていた。
「尾鎌、風雲児、大丈夫か!?」
「足にゾンマがしがみついて困ってるわ!」
「俺は風雲児少年じゃない!」
「そうだった、頑張れストレイト! 使えるものを探す!」
刀は言うと、船の後部に目を走らせる。死体、死体……
前方からは今なおゾンマが乗り込んでくる。
「いい加減、臭いんですよ!」
地獄臭の操舵室から抜け出た梢の瞳に、慈悲はない。
「生物は好きだけど……死体は死体らしく死んでろ!」
どす黒い霧が梢から広がった。船上にいたゾンマがその霧に触れた直後、石化し粉々になって砕けていく。
光属性が必殺、石化の霧である。
「これなら」
戦闘に凪が訪れた。圭花が舵を回すが、推進器がいくつか壊れたためか手ごたえがない。更に問題があった。
次の橋の崩壊部が川に突き立ち、船はまっすぐそこへ向かっていた。
「あった!」
刀がガソリン缶を掴み、蛇那伊と轟のいる場所へ戻る。
「すぐ終わる」
刀は『加速』を発動。ガソリン缶を落とした時には、爆発で燃えていた蛇那伊の櫂を即座に取り、投げつけている。
轟たちの足元を過ぎたところで櫂に貫かれた缶が爆発し、群がるゾンマを燃やし尽くす。
「なかなか過激ね」
「早くこっちへ――」
言いかけた刀の視界が紅蓮に染まった。
二度目の爆発が、三人の中央で起こったのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
前回シナリオ
バトル~VS暗黒魔帝リッカルド~
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月24日
参加申し込みの期限
2015年05月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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