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●シーサイド攻略 part2
ねずの湯は、古き懐かしの科学文明に加え、最先端の魔法テクノロジーにより「癒しのスパ」として名を馳せた。
その水には滋養強壮効果と、わずかながらネズ温泉に近い死者蘇生効果もあり……そんな奇跡の湯も閉店時にゾンマ化現象が起こり、有効活用ができず現在に至る。
「軽いぜ!」
豪が掃除用のデッキブラシを手に、ゾンマを豪快に跳ね飛ばした。
ここはねずの湯の中。通りの敵を倒しながらこの場所にたどり着いた猫神の使徒たちは、現在浴場の掃除中であった。
中にもゾンマはいるのだが、戦いにも慣れてきたので、苦戦するほどでもない。
「むしろ、倒さないよう相手にする方がきついかな」
夏朝(夏夜)がスポンジを手に、蛇腹剣の鞘で複数のゾンマを打ち倒していく。あまり腐ってなさそうな個体には、あとで湯の効果を試さねばならない。
「短期決戦で手早く開放しちゃうのです!」
美咲紀は今度はボウガンを撃つ代わりに、花を持ったまま小さく舞う。遊んでいるのではない。こうして発動する彼女の魔法『舞花の願い』は、視線を媒介に仲間を加速状態にするという効果がある。
おかげで、作業時間の大幅短縮に成功した。
掃除はすぐ終わり、湯が浴槽を満たしていく。
「これが奇跡の湯ねぇ」
無色透明な液体に、豪は不審な表情。どう見てもただの湯だ。
「試してみよう……」
夏朝(夏夜)が桶に汲み、捕まえていたゾンマに液体をかける。ゾンマは激しくのたうつ合間にもその艶を取り戻していき、やがては新鮮そうなサンマ人となって甦った。
「すごいな、どういう仕組みになっているんだ?」
腐った死者すら元に戻す湯に、修も「使えるな」と考え込む。
サンマ人が夏夜を見た。
「サーン!」
「……えっと?」
「ンーマァ?」
言葉が分からず、夏夜は珍しく困惑した。
「通じないのか……何を聞いてるんだろう?」
「ハハッ」
「……」
嘲笑のような鳴き声に夏夜の目が冷たさを帯びる。
「あ、お風呂なら入れますよ」
美咲紀が新鮮なサンマ人に笑顔を浮かべた。
彼女の出身地三重では以下略。
「サーン!」
嬉しそうにねずの湯に入っていくサンマ人。
「……話せるの?」
「いいえ、適当です」
効果も確認した。残るは水を運ぶための手段だ。
「変電所の敵を減らせるなら、それに越したことはないしな」
幸いにも近くで無線機を積んだトラクターが見つかった。豪がろっこんで湯を詰めた容器を積み込んでいく。
「それじゃ、変電所に行こう」
回復拠点を手に入れ、車は変電所へと向かった。
変電所へ向かったメンバーは、店から出た後橋を渡り、変電所に続く坂をのぼっていた。
「店に無線機があって幸いだったな」
如月 庚
は無線機をつける。
「そっちは?」
『準備万端、かな』
日暮 ねむる
は付近の住宅の屋根から変電所を偵察していた。
「……いた。これから仕掛けるよ」
スコープ越しに映ったゾンマに、ねむるは引き金を引く。
「おやすみ」
必殺の弾丸は相手を屠るものではない。狙撃した相手に憑依し、その身体を操るという能力を持っていた。
ジャックしたその視界は、大きな青空が広がっていた。体をかがめねば前がよく見えない。
(思ったより視界が悪いんだな……)
不便だが、あまり時間はかけられない。ねむるはゾンマを動かし、変電所の中を探っていく。他のゾンマは建物の上や影に群れになって彷徨っていた。
(けっこう固まってるかな?)
あらかたのゾンマの配置と、目的地が中央の北側だと把握すると、ねむるは憑依相手を自害で処理し、意識を体に呼び戻した。
『――という感じかな。侍ゾンマっていうのは見えなかったけど』
「分かった。こちらもこれから仕掛ける」
変電所の手前、駐車場となっている広場で庚たちは最終確認を行う。
「殲滅よりも、なるべく攻めては引いてを繰り返して、ここまで引きつける」
みゆきの調達した地図の現在位置に、印が引かれる。マグロが腕を組んだ。
「一網打尽か」
「別に倒してしまってもいいのだろう?」
空に庚は頷く。
「それじゃあ、行きましょう……!」
みゆきが宝珠の埋まった長剣――店で見つけたものだ――を手に前を進む。
事前の情報通り、四人が侵入した途端、気づいたゾンマたちが騒ぎ出す。
その内の一匹が襲いかかろうとした瞬間、頭部がはじけて消えた。
『バックアップするよ。背中は僕に任せて思い切り暴れていいからね』
「すまねぇ。感謝するぜ」
庚が右腕にオーラを纏わせ、残るゾンマに接近、殴り飛ばす。つかず離れずの間合いで
黒 マグロ
が拳の猛射。敵を瞬殺したその拳に、更なる力が宿っていく。
「おお、今度は何やら力を感じるぜ……これが必殺技ってやつか!」
騒ぎに気づいて残るゾンマの群れが集まってくる。マグロは迷わず、その群れへと力を解き放った。
「いくぜ! 名付けて『マグロ一本釣り!』」
マグロの拳から魔法で編まれた不可視の糸が出現し、拡散。範囲内にいた敵を絡めとると次々と捕獲し、行動不能にしていく。
「漁師の網は生半可にゃ脱出できねえぜ?」
「ナイスサンドバック――ファルコン・ドロップキック!」
動きの止まったゾンマに空の蹴りが炸裂し、吹き飛んでいく。素早く立ち上がった彼女の瞳は、拘束された敵ではなく、シャッターの弾け飛んだ建物に向けられた。
「あれが侍ゾンマ……」
体長五メートルを超える巨大なゾンマだった。その手にはどこにあったのか、長大な刀が握られている。
それが三体。
「厄介となるのはその質量、か。だが我に秘策有だ。イエローデビルは遠距離でありトラップでもある」
ゆっくりと近づいてくる相手に、空は臆さなかった。先頭の侍ゾンマの足元に大量のバナナを召喚する。
巨大な人型(魚型?)が冗談のようにひっくり返り、三体の歩みが乱れる。
「他愛ないな」
「でもちょっと、しぶとそうだね」
立ち上がる侍ゾンマたち。後退する四人との距離を再び狭めてくる。
『ねずの湯班から連絡だよ。もうすぐこっちに到着する』
「よし、そろそろ頃合だ。さっきの場所まで引きつけるぞ」
庚がろっこんを発動したまま指を鳴らした。敵意を増幅させる必殺技に、侍や残るゾンマたちが彼を追いかけてくる。
そこで誤算が起きた。
侍ゾンマの一体が跳躍し、進行方向に立ちふさがったのだ。
「……っ!」
みゆきに迫った斬撃は突如軌道を変え、掠ったロングソードを砕くにとどまる。
(ろっこんが発動した? 危なかった……!)
「どけ!」
神魂の宿る庚の蒼拳が侍ゾンマの足を砕くが、敵は苦鳴を上げつつ、行く手を阻み続ける。
「挟み撃ちか……」
後続の侍に庚が舌打ちする。通常ゾンマは屠るねむるの射撃も、巨体ゾンマには致命打は難しい。逆にゾンマの斬撃が前後から襲い、巻き起こった風がかまいたちとなって変電所班を傷つけていく。
傷つきながらもみゆきが立ち上がった。
「これ以上、失敗してあきらめたくなんてない……!」
負の感情を活力に変え、みゆきが折れた剣に魔力を込める。宝珠が輝きを発し、生み出された光の刀身がゾンマの長刀と切り結び、押し返す。
みゆきが探していた、シーサイドキャピタル産のレーザー兵器であった。
光の刀身がさらに伸び、侍ゾンマへ迫る。相手は体をのけ反らせようとして――その動きを止めた。光の斬撃が突き刺さる。
「重いぜッ!」
必殺の重力系拘束魔法とともに響き渡ったのは、豪の声だ。車が勢いよく現れ、タイヤを叫ばせながら止まる。
ねずの湯のメンバーの登場だった。
「名付けて『舞花の祝福』ですよ!」
降りてきた美咲紀の周囲を光と花弁が舞って、傷ついた身体に活力を与え、強化していく。
「『釣り野伏』、完了だな」
血を拭った庚が飛び上がり、加重力で動けない侍ゾンマにアッパーカットでかちあげる。
「今こそ、私の秘めた力を覚醒させる時だ!」
空の四肢に光が灯った。美咲紀との重複必殺が身体能力を極限まで高め、軽く地面を蹴った空は侍ゾンマの眼前にいる。
「私の黄金の左足を喰らうがいい! ファルコン・ストンピング!」
戦車砲の如き音がした。吹き飛びかけた敵を、地面から生えた黒く鋭い棘が貫き、再拘束する。
夏夜の『悪意の黒棘』だった。
「逃がさない……『敵』はとっとと倒れろ!」
重力との二重拘束で完全封縛された侍ゾンマに、空の一撃が再び入る。
「ファルコン・エルボー!」
「おおっと、ありゃあ痛そうだ」
消滅する巨大ゾンマを尻目に、マグロが無線をつける。
「おい日暮の。エラを狙えばダメージがでかいはずだぜ」
『了解!』
ねむるが正確に狙撃を行い出す。明らかに巨大ゾンマが弱り出した。
そこへみゆきが攻撃を内部に反射させるバリアを張り、ゾンマを隔離する。
「これで殲滅だ」
修の破壊光線が収束し、障壁内の乱反射に光り輝く。
そして光が消えたとき……敵影は完全に消え去っていた。
●シーサイド エピローグ
変電所を攻略された頃――
ねずの湯はサンマ人たちで賑わっていた。
ゾンマが現れれば湯が掛けられ、即座に戻されていく。
「ゴホ、ゲホ……」
それを指揮するのは、風を纏った一人の少女だった。
変電所から帰還する九人と、彼女の邂逅は、近い――
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2人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月24日
参加申し込みの期限
2015年05月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月31日 11時00分
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