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ちゃよなら、フツウのひ
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●幼年期の終わり●
【中庭】
こうしてろっこんの暴走が解除され、子供化していた生徒たちがいっせいに元の姿に戻った。
「……何で寝てんの、俺……って、ええっ!?」
例えばこちら、1年10組の
工藤 耀
がはっと目を覚ませば、何故かその隣りの芝生には、同じクラスの
七音 侑
の寝姿が。息のかかる距離が、近い近い近い。そして、くーすか寝ていたその少女も、
「ふあ〜……あや? なんでウチこんなとこで寝てるんだろ?
うに、工藤君もだったんだおはよー……」
むにゃむにゃと目を覚ました。クラスメイトの慌てっぷりはとくに気にも留めずに、
「あー! ウチのお菓子減ってる! 工藤君食べたでしょ!」
そんなことより、お菓子が無くなってることの方が一大事。しかし思春期少年の方は、そんなことを怒られたって記憶に無いし、今は半分それどころじゃない。
「それにしても不思議な夢を見た気がするにー……工藤君みたいな子に追いかけられる夢だに」
そう言って、キョトンと七音侑も、しばし首をひねるのだった。
【南校舎1F・廊下】
「ふぇ!? ご、ごめんなさい〜!?」
教室前の廊下では、ドSモードから元の卑屈な保健委員に戻った
添木 牡丹
が、
「な、何でもしますから許してくださーい!」
と
邪衣 士
に、ひたすら頭を下げ続けていた。
「モガーーーーー!? モガーーーーー!!」
幼児化中、牡丹のお医者さんごっこの犠牲者になった不運な患者は、元の姿に戻っても、包帯ぐるぐる巻きのミイラで、すでに窒息寸前。
「牡丹ちゃんは、決して悪い人じゃないっす! ゆ、許してくださいっす!」
その牡丹の横では、従弟の
大江山 結月
もいっしょに、土下座ペコペコで許しを請うている。
「ただ、あの子の情操教育がうまくいかなかっただけなんすよ!」
「モガーーーーー!!」
とりあえず先に、その包帯をほどいてあげた方が良いのではと思うが……。
邪衣士、新しい出会いを求めて、ひどい目に遭った1日だった。
【部室棟1F】
幼児ぱんつと言えど、スカートをめくられた女子たちの傷心は、それはもう相当なものだ。
部室棟では、
難波 辰
や
アレハンドロ・佐助
、
横嶋 下心
などが、袋叩きの真っ最中だった。
「ちっきしょーあのエロメガネ、全く憶えてねーとかずりーだろ!?」
「 HAHAHA! やっぱり元の方がしっくりキマスネー」
「待つんだ君たち! よし、ここは大人しく俺が殴られようじゃないか!
俺は桃色破廉恥小隊の隊長だからね! 仲間を守るのは当然さ!(爽)」
「ってソコ、さわやかに言うとこじゃないでしょ!」
「みんなにちゃんと、ごめんなさいしなさーい!」
ブリジット・アーチャー
や
姫神 絵梨菜
たち被害者から、彼らがボコボコにしばかれまくったのは言うまでもない。また、破けたビニール袋を手に、桐島先生はさっきから思い出せない記憶に、「いったい私はこんな所で何を……?」と首をひねるばかりだ。
「ど、どうして桐島先生の顔を見るとドキドキするのでしょうか……?」
同様に記憶のない
宮祀 智瑜
も、そんな桐島先生の様子を見て、なぜか顔を赤らめていたり。
【中庭・合コン会場跡地】
解散した合コンおままごとメンバーの中で、ひどく気まずい思いをしているのはこちら、
雨崎 荒太郎
と
西野町 かなえ
の2人である。
「豆腐ちゃん、さっき……確か……」
みるみる顔を赤くして、うつむくかなえの反応に、雨崎も慌ててそっぽを向きドギマギ。
(あれは幼児化してた時のことだから、ノーカンかもしれないけど……)
ちゅーの感触が唇によみがえり……ちょっともやもやっとする雨崎荒太郎なのだった。
かなえの方は子供だった時の記憶はないものの、ちらちらとその隣りを盗み見ながら、
(あかん、こーたろーくんの顔見ると……な、なんか胸がドキドキしてまうのはなんでなんやろ?)
【中庭】
元の姿に戻って歓声や悲鳴を上げている高校生たち、その彼らの喧騒から、すこし離れた場所で。
「あれ……、ゆ……め……?」
葛城 璃人
は、ぼんやりと目を開いた。
(……なんだか、とても大切なものを。暖かな夢を見ていた、ような……)
頬に少し涙の感触が残っているのに気付き、あわててごしごし目をこする璃人。
ふと隣りを見れば、同じようにぼんやりと夢見心地な顔の、
高尾 日菜
がいる。
「日菜、さん……それは……?」
璃人の視線に気付いて、日菜もゆっくりと自分の手を広げる。温かな木漏れ陽にかざす。
「あれ? 何だろう……」
いつからそこにあったのだろう、おもちゃの指輪がきらきらと光っている。不思議そうに顔を見合わせる2人。
「なんでかな? おもちゃの指輪なのに、とっても暖かい気持ちになる。
素敵な思い出が詰まっているような……」
【北校舎2F・会議室】
「……はっ あゆむは何をじでいだでありばずかァア〜……?」
様々な生徒が出入りしたここ会議室では、抜けた歯に首をひねっている
茨姓 歩
の姿が。
「あえ……この乳歯は? うぬゥ〜?」
その横では、こちらは記憶は健在なのか、
「……ん? そう言えば最近、カラスが噂になってるんだっけ?」
ようやく元に戻れた
志波 武道
が、ひどく真面目な顔付きで考え込んでいる。
「カラス……もし今回の事件に関わってたとしても、
俺達の成長促すか試すなりしてるだけな気がするんだが……」
その会議室の窓の外を、大声で通り過ぎるのは
五郎丸 冬子
だ。
「あたしが撮り溜めしといた事件の時の写真、欲しい奴には渡せるぞー。
思い出に、弱みに、1枚如何ですか?」
「あ、弟の姿写メってたらゼヒクレ」
一方、
森 蓮
に付きっきりで看病されていた
御巫 時子
も、ようやく目を覚ましていた。
「ここは……? 私、どうして……?」
「よかったですね、五十嵐先生。時子さんが気が付いたようですよ」
その森の声にぼんやりと視線を移せば、そこには自分の手をにぎっている、五十嵐先生の姿が。
「大丈夫でしたか? 心配しましたよ」
まあ、先生は心配していただけで、とくに役には立たなかったのだが。それでもいつの間にか先生と手を繋いでいたことが、時子にはほんのりと嬉しい。
「時子さん、怪我は? どこか痛い所はありませんか?」
森にそう訊かれて、ふらふらと立ち上がろうとする時子だったが──何故だろう。全身が虚脱したように、まるで力が入らない?
「あれ……どうしたんでしょう、私……」
苦手なスポーツで、全力疾走した後のような疲労感。それに、頭の奥にズキズキと残っている、この頭痛はいったい……?
(あ……鳥さんの、声が……大きくなって……)
そして時子は、思い出す。
貝に混じる砂のように、ジャリッとまだ記憶の底に残っていた、あの不愉快な女の声を。
(あれはいったい、何だったのでしょうか……?)
【九夜山】
「わー、おっきな山だじぇー。探検、探検〜」
民谷 鋭二
は、落ちていた竹竿を振り回しながら、裏山を登っていた。灰色の着物を着たその子供の後ろに面倒くさそうに付いてくるのは、
灯 斗南
と
アン・リアル
の2人だ。
彼らは同じ、1年4組のクラスメイト。
幼児化現象の初っ端、被害の拡大を防ぐためにアンが、
『わるいろっこんをつかうとおばけにたべられる』
とフリップに書いて注意を促していたところ、それを見た民谷が、
「そーいや父ちゃんが、お山でいたずらすると、おばけがでてくるって言ってたなー。
……よし、あの裏山を探検して、いっしょにおばけをさがすじぇ!」
と更々そんな気の無いアンと、ついでに教室で昼寝をキメこんでいた灯斗南の2人を引っ張って、無理やりここまで連れてきたのである。
「ああメンドイなあ……もう面倒だからこのまま子供のままでもいいけど、
でも子供ってこんなふうに遊ばなきゃいけないのか。だとしたら子供もメンドイなあ」
「……あたしは、機械の分解とか、してたかった……」
「あはは、おばけ出てこーい、あははー……ってホントにおばけ出たーー!?」
いや違った、これはろっこん【神出鬼没】でテレポートしてきた、
神出鬼 没
だ。この瞬間、白沢先生の子供化ろっこんが解除されたことで、ようやく正気に戻り、命からがら地面の上に脱出してきたのである。
「……ら、らら? 俺たちも元に戻ってるな」
高校生の姿に戻り、キョトンと顔を見合わせる3人に、
「……!!……!!」
と必死で地面を指差し訴える神出鬼。
「ここを? 掘れってのか? メンドイなあ」
ぶつくさ言いながらも、灯斗南たちがせっせと地面を掘り返したおかげで、
「ぷふああ! あっ、あのまま死ぬかと思いましたわ!?」
「わあ、冷や汗でもうぬるぬるですねえ。恐ろしい体験をしましたよお」
財前 華蓮
、
月旨・グリーシー
、
屋敷野 梢
の3人が、ようやくタイムカプセルから地上に生還した。
「……も、もう校長先生といっしょに遊ぶのはー、コリゴリなのですよー」
いっしょに埋められた虫カゴの土を払い落としながら、そう言って梢は、へにゃりと力無く笑うのだった。
10年後じゃなくて、よかったね、よかったね!
【九夜山】
その、少し前のこと。
「あれ、あのおんなのこ、だれ……だろ。
ずいぶん、たのしそうだ……ね……」
裏山をもう少し下った山中では、その雨宮校長と
光村 日向
、
桜井 ラッセル
の2人と1羽が(桜井はまだカナリアのヒナの姿)、パワフルに山を登ってきた園児と出会っていた。
「こんにちわ! あたちさくらぐみ、まどか!」
そのやたらと元気のいい3歳児は、
桜庭 円
だった。ヒナを連れて会議室を出たあの後、宣言通りここまで、1人で九夜山を登ってきたのである。
「おやおや、そのヒナ。ボクとおそろいなんだな」
「あっ、こっちにもことりさんー おなまえはー?
この子は、『くろ』っていうのよー」
校長は右手の黄色いヒナ(←桜井)を、チビ円の方は頭の黒いヒナを見せ合って、お互いにニコニコ。
「あ……いろちがい……? このコもまいごの子……かな?
いろいろ……どんなコになるん……だろ、たのしみ」
と光村もおっとりと、円の黒ヒナにクッキーをあげようとしては、つつかれて威嚇されていたり。
「……ふしぎ……(ちょんちょん)あ、やさしく……だよね」
「あたちいま、おやまをぼうけんちゅうなのよー
この子にみせる、きれいなものをさがしてるのよー」
エッヘンと小さな胸を張る3歳児、その頭の上でギャアギャアうるさい黒ヒナ、不思議そうにじっとそれを見ている、カナリアヒナの桜井──
その時、白沢先生の子供化ろっこんが、いっせいに解けた。
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ホワイトシナリオ(100)
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なし
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コメディ
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定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
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