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ちゃよなら、フツウのひ
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●校長先生といっしょ(むしとり編2)●
【九夜山】
さあ、昆虫採集の始まりだ。
虫取り網を持参してきたのは、雨宮校長と
屋敷野 梢
の2人だけだったけれど、例えば木の皮や葉の裏をめくったり、枝をゆすって麦わら帽子に小虫を落としたり、石をひっくり返したりと、虫を探す方法はいくらでもある。
ふだんの高校生の背丈だったら、とても気が付かなかったような場所にいる虫も、子供たちは目ざとく見つけては、
「※※※〜!(これ、なに? 何ていう虫ですかあ?)」
虫の名前に詳しそうな梢を大声で呼び、ワクワクと目を輝かす。
「あっ、いいもの見つけたねー、これはねー」
とそのたびに、うれしそうに答えていた梢だったが、校長先生と2人だけになった時には、ふとぽつりと、
「ねーねー……このアオムシみたいに、
わたしもきみも、すっごくかわっちゃうのかな?
ひともかわるって、テレビでいってたから……」
訊ねられた校長先生の方は、キョトンと首をかしげるばかり。
「……えへへ、むずかしーこと、いやだよね!」
気を取り直すように、梢は首を振って、
「でもね! アオムシはとべないけど、ほら!
あっちにちょうちょ飛んでいったよ! わたしの、わたしのー!」
そうしてくたくたになるまで遊びまわり、子供たちの楽しい時間は過ぎていったのだった。
捕まえた虫は梢が持参した虫カゴに入れ、誰からともなくもう帰ろう、と言い出したところで、
「あー!」
と思い出したように
神出鬼 没
が提案した。
「タイムカプセルって、たのしいってホントかな?」
「ええ、あのたいむかぷちぇるですわね。
もちろん、わたくちは知ってますが……ちなみに、何だったかちら?」
そう聞き返す
財前 華蓮
に、宝物を箱の中にしまって隠すと、後でもっとすごい宝物になるの、というワクワク話をするチビ神出鬼。
「ねぇねぇ、みんなでやってみない? きっと素敵になると思うの」
「※※※※※!(それ、いいですねえ)」
と
月旨・グリーシー
が賛成すれば、華蓮も自慢げに、
「あらわたくち、たからものが多すぎて、どれをうめようかこまってちまいますわ!」
「そーたろーくんの、宝物はなにー?」
と梢に問われた校長先生が、そこでにっこり笑ってこう答えた。
「きょう、いっしょに遊んでくれたおともだち……
ここにいるみんなが、ボクのたからものなんだな!
」
「「そ、そーたろーくん……!!」」
ミニ校長の無邪気な答えに、梢たちはもう、うるうると涙を流して大感激だ。
「ありがとー! ありがとー! そーたろーくん、ありがとー!」
こうして宝物認定された梢、グリーシー、華蓮、神出鬼の4人は、タイムカプセルに詰められて、九夜山の山中に埋められることになったのである。
「だいじょうぶだよ! 10年たったら、
ぜったいわすれずにボク、ほり返すから!」
穴の中の友達に、シャベルでウンショと土をかけながら、雨宮校長先生もとってもうれしそう。
「きっとだよ! そーたろーくんとまた虫取りとか、
色々あそんだり、おはなししたいな!」
「うん、ボクもっ! 10年たって、もしこずえちゃんがすっごく変わっちゃってても、
またきょうみたいに、ボクもみんなとあそびたいんだな!」
「やくそくだよっ! ゆびきりげんまんしよー!」
「うん、10年後! 10年後にまた会おうね!」
その時は、神出鬼の背も、ちょっとは伸びているのかな?
「はやく、おとなに なりたいね!」
こうして梢たち4人の子供は、手をつないで仲良く地面の下に埋められた。
10年後! また10年後に会え……るといいね!
【九夜山】
そんな惨劇が行われているとはつゆ知らず、
桜井 ラッセル
は1人、近くの木陰で震えていた。
「あ、雨宮こーちょ……? ……まちがいない。えっと……こ、こーちょ……」
口をパクパクしてあせりまくっているが、べつに子供たちが土中に埋められていくのを、目撃していたわけではない。彼1人だけが皆におもいきって声を掛けられず、遊びの輪に混ざれなかったのだ。
(ちっさいと昔おもいだゃすってゆーか……)
桜井はハーフの子供だ。今の外見は、水色と白の横ストライプのシャツにツナギ、ひよこポーチ。そして髪は一つ結びの金髪に、青い瞳。
この外見で差別された、幼かった当時の思い出がよみがえり、木陰で棒立ちになる桜井。
(だいじょうぶ、今のおりぇはつえーんだ。もとにもどりゅんだ……!)
もう置物だった昔の自分ではない、こうやって高校生になった今の自分になら、それができるはず──けれども、その思いが募るあまり、うっかりオルゴールの鍵を握りしめ、ろっこんを発動させてしまったのだった。
「ピ……(あ……しまっ)」
桜井ラッセルのろっこん【黄色いピヨコ】は、普段ならカナリアに変身する能力。それが、ろっこんの弱体化により、ふわふわの小さなヒナになってしまった。
この姿では、飛ぶことすらできない。
それどころか、首からぶら下がった金の鍵の重みで、身動きすら取れない状況だ。
「よし、みんな埋まったんだなー(ホコリぱんぱん)」
そんなヒナには全く気付かずに、去っていこうとする校長先生に、
「ピー!! ピピイー!!(いっちゃやだっ!)」
と鳴いてさえずる桜井。
けれども、その足音もだんだん遠ざかり……
「ピー……」
寂しさと絶望感に打ちのめされて、その小さなヒナ鳥が震えていると、
「ねー、コトラしらない……?」
小さくなっても聞き覚えのある声が、聴こえてきた。1年10組、
光村 日向
の声だ。
「あれ、むしとり、かな……? なに、いりゅの。バッタ?」
飼い猫のコトラを探して、この山までやって来た光村が、校長先生を見つけたのだった。
「ピピピ、ピピイー!!」
と桜井がヒナの姿で、けたたましく鳴きわめくと、
「あれ、コトラ……じゃない。
! ねー……ひよこ! ……ひよこ、かわいいね……ほら」
ようやく光村に見つけてもらって頭上に抱き上げられ、首に絡んだチェーンも外してもらって、ほっと一息つく桜井。近付いてきた校長にも、
「チチ……」
と擦り寄り、
「おや……ずいぶん、にんげんをこわがらないんだな」
「あ、きみのこと……スキなのかな……? 鳴きやんでる……」
「そうかな、そうかもなんだな」
「ん。はなれたくない……って、いってる……みたい?
この鳥……そだてよ。きょうしつでごはん……あげよーよ」
くいくいと引っ張る光村の提案で、こうして校長先生は無事、また学校に戻ることになったのだった。
山を下り始める2人と1羽。しばらく歩いたところで光村は、こちらに向かってもう1人、元気よく山を登ってくる子供がいるのに気が付いた。
「あれ、あのおんなのこ、だれ……だろ。
ずいぶん、たのしそうだ……ね……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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