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●校長先生といっしょ(むしとり編1)●
【北校舎1F・廊下】
「また事件ですのね! このパーフェクトなわたくちが解決してあげますわっ!」
北校舎の廊下では、鼻高々で
財前 華蓮
が、自分の推理を吹聴しているところだった。
「実はこのわたくち、犯人はもうわかっていますわ!
先ほどすれ違った雨宮校長先生の格好を見てピンときましたの。
いかにもお坊ちゃまな格好+捕虫網。どうみてもミスマッチですわね。
そう、ヒントはここですわ。服装から察するに、
幼少の頃校長先生は上流家庭生まれで、蝶よ花よと育てられたはずです。
中々外に出してもらえず、鬱屈した幼少時代を過ごしていた……
ずばり男子なら必ずやる虫取りをやったことがなかったのです!
大人になって仕事の毎日、周りには青春まっさかりの学生。
自分はこんな青春したことなかったのに……
そしてついに今回ストレスが爆発し周りを巻き込んで、
ストレスフリーな幼児まで退行したのです、外見まで!
ストレスが溜まったら遊んで解消です。
何をして遊ぶか……そう、今までやったことがなかった虫取り!
全てが繋がりましたわ! はぁ、わたくち天才すぎて辛い……
善は急げといいますし、校長先生を追いかけますわよ!」
ぽかんとしているそのへんの幼児相手に、長々とそうしゃべりちらした後、ダッと外に飛び出していく華蓮。
そのお嬢様を見送りながら、
「ふむ……俺も、雨宮校長が怪しい気はしているが」
廊下で首をひねっているのは、
芹沢 梨樹
だ。黄色のスモックにスケッチブックを抱えた子供だが、小さくなってもその仏頂面は、あんまり変わっていないよう。
「しかしあの校長が、そんなストレスを溜め込んでいるようには、見えなかったがな。
むしろ、普段から子供っぽい処のある校長だからこそ、怪しいと考えるべきでは……」
【中庭】
「ともかく、まず校長が校外に出ないようにしないとな」
さて、その
芹沢 梨樹
もねこったーで『八神の書き込み』をチェックした上で、
「吊りズボンで蝶ネクタイをして捕虫網を持った子供を見なかったか?
俺も子供だというツッコミは現在受け付けていない」
と外にいる子供たちに聞き込みを開始したが、これはあまり成果が上がらない。高校生の理性がある芹沢は、物言いもぶっきらぼうだし、子供の目にはナチュラルに態度がでかい=こわいと映るようだ。
「……ん? だが捕虫網を持った子供なら、いるな。
どう見ても女の子だが」
と芹沢が近付いて話しかけたのは、生物部の
神野 美野梨
だった。
「あ、この虫捕り網? 生物部から備品を持ってきたの」
彼女もまた、校長を捜している1人のようだった。虫取りをしている先生とならきっと趣味が合いそう、と考えてやって来たらしい。
「でも、こっちのトランシーバーは使えなくなっちゃったわね」
応答ねがいます……とさきほどから交信を試みていたその玩具を口から外し、あきらめたように首をふる美野梨。こちらは、ミステリ研究会で支給されたものらしい。放課後、追跡演習ゲームをやろうと配られた時点では高性能なトランシーバーだったはずなのだが、幼児化に伴い、携帯していたこのグッズも、安物の玩具に早変わり。
単純なので操作が分からない、ということはなかったが、通話が出来るのはせいぜい数十メートルの距離なのだろう。雑音もひどく、それぞれの先生を追って、遠く離れたミス研のメンバーとの通話に使えるようなものではなかった。
「だけど、校長先生の居場所なら、大体の方向はわかるかも」
と芹沢に請け合うと、美野梨はろっこん【猫との語らい】を使い、中庭にたむろしている猫たちに向かって話しかけた。
「虫取りしてる子はどっちへ行ったかしら?」
「ニャー? ニャンニャカニャー」
念話なので、会話の内容は芹沢には聴き取れなかったが、どうやら居場所が分かったらしい。
「こっちに行ったみたい」
「助かる。困った事になったが、俺たちにできる事をやろう」
美野梨に案内されて、芹沢も体育館の方に向かうのだった。
【体育館裏】
「吊りズボンに蝶ネクタイ……ねえ、あの子じゃないかしら」
そして2人は、体育館裏にいる
雨宮校長
を発見したのだった。虫捕り網を持って、裏山の草むらや木陰をのぞき込み、どうやら珍しい昆虫を探しているようだ。
「雨宮くん、って呼んでいいのかしら?」
「おやおや、キミも虫取り網をもってるんだな。
キミたちもめずらしい虫を探しに来たのかな」
神野 美野梨
と
芹沢 梨樹
の2人に向こうも気付き、おっとりとマイペースで答える校長先生。
「やっぱり、虫を探してるのね……それなら、中庭の花壇に行くといいわ。
あそこなら虫がたくさんいるもの」
と、校長先生がこれ以上外に出ないよう、引き止めようとする美野梨だったが、
「でもめずらしい虫はいないと思うんだな」
残念ながら、このおぼっちゃまの興味は引けなかった。一方、芹沢梨樹の方はといえば、
「ちょうちょさんつかまえた! しゅごい!」
校長といっしょに虫を追うフリをしているうちに、幼児化がサクッと進んでしまい、校長が捕まえた虫たちに本気で興味しんしんになっている。
「おはなきれい。おえかきすゆの〜」
そのうち、虫やそれを追う校長、草花のスケッチを始めて、完全に当初の目的を忘れ果ててしまう。さらに熱中してチビ芹沢が、スケッチブックにいっぱいの絵を描いていると、
「……あえ?」
ぽとっ。芹沢の頭の上から、小さな何かが降ってきて、地面に転がった。
「たね(種)でしゅね」
ふと思い付いて穴を掘り、それを体育館裏に植え始める芹沢。じつはこれは、ろっこん【楽園の果実】で出現した梨なのだが、ろっこん弱体化のため、種だけが出てきてしまったようだ。
「……おなかすいてない?」
そんな子供たち2人をながめながら、頃合いを見て、
「ちくわなら持ってるんだけど、食べるかしら?」
同じミス研の
新井 すばる
からもらったちくわを、校長先生に勧めてみる神野美野梨。
「これはすばらしい。ごちそうになるんだな」
と校長先生も、芹沢梨樹もいっしょにもぐもぐ。先生の方は、どうやらお腹が空いていたみたいだ。あっという間にたいらげてしまったが、それで人心地ついたのだろう、
「お腹が空いてるなら、家庭科室で調理実習をしてると聞いたわ。
もっと欲しいなら、そこに行けば何かあると思うけど……」
と言う美野梨の勧めには耳を貸さずに、そのままずんずんと、裏山の九夜山へと続く茂みに分け入って消えてしまった。後に残された美野梨も、そこでぼんやり。彼女もまた、幼児化が進行してきたようである。
(私はこどものころも今とそんなにちがってない気がするのだけど。
はなすのがにがてで、いつまでも虫をみてた気がするわ……)
そうして、そこにいつまでもしゃがみ込んで、草むらを見つめて過ごすのだった。
【九夜山】
「おやおや、だれかにひっぱられてるような気がするんだな……?」
くいくいとズボンのサスペンダーを引っ張られ、ミニ校長は振り返った。
「……??(ねぇねぇ先生、どこ行くのー?)」
見れば、そこでニコニコしているのは
神出鬼 没
だ。山道を踏む足音は聞こえなかったのだけれど、ろっこん【神出鬼没】でちょっとずつここまで、先生の後を追いかけてきたらしい。
「――♪♪(元々足も速いんだけどね! 鬼ごっこは得意なの)」
と、ピョンピョン跳ねる神出鬼。この子の場合は元から背が小さかったので、子供になっても身長はあまり変わらないみたいだ。
「〜〜〜〜(何だか放送も聞こえるし、遠くに行っちゃダメなのさー)」
また、ここで神出鬼の言う鬼ごっこや、放送というのは、あの
霧下 蕎麦人
が校内放送で呼びかけた、例の鬼ごっこ大会のことだろうか。そこで伝えられた特徴をふまえて、神出鬼もここまで校長を追いかけてきたのかもしれない。
「あー! あの子、虫取り網もってる!
ねーねー、わたしも虫取りしたーい! まぜてまぜてー!」
けれどもそこに続いて、
屋敷野 梢
が転げるようにうれしそうに走ってきた。4歳児になった彼女は、幼稚園の服装に短めの三つ編みおさげ、麦わら帽子といった格好。
「そーたろーくんっていうんだ! わたしこずえ!
どこにすんでるのー?」
「どこに……? うーん、どこだったかな」
キョトンと首をひねる校長先生。格好を見れば、どうやらいいとこのおぼっちゃまっぽいのだが、そのあたりの記憶は曖昧な様子だ。梢の方はあまり気にもせず、
「まあいっかー。ねーねー、なにするなにするー?
わたしね、むしとりじょうずなんだよー。しょうぶしよーよ!」
やはり生物部の部室から持ってきたのだろうか、持参した虫取り網と虫カゴを見せ、目をキラキラさせて校長の腕をひっぱる。
「それならオイラもいっしょに、取りっこするの!」
と神出鬼没もピョコンと手を上げた。ここまで雨宮校長を連れ戻しにきた神出鬼だったが、小さい時には(郵便のお手伝いで)あんまり同い年の子供と遊べなかった彼。その反動で、話を聞いてるうちにうずうずしてきちゃったらしい。
「うー、わたくちなんでここにきたのかしら。まあどうでもいいですわ。
そこのあなたたち、わたくちがあそんであげますわ! こーえーに思いなさい!」
さらに、さきほどの
財前 華蓮
と、
月旨・グリーシー
もやって来て、この虫取り勝負に2人も混ざった。校長犯人説の華麗なる推理に導かれて、ここまでたどり着いた華蓮だったのだが、山を登っているうちに、記憶が退化してしまったらしい。
「※※※※※! ※※※〜!」
また、ハーフ女子のグリーシーの方は、子供化の影響で、日本語がうまくしゃべれない状態のようだ。
けれども、そこはたいしてみんな気にもせず、
「うんいいよ、じゃあいっしょに虫取りしょうぶなんだな!」
「オオクワガタ、ギフチョウ、オオムラサキ、ミドリシジミ……
ねこじまには、どんな虫がいるのかなー?
めずらしい虫をつかまえたら、みせあいっこしよーね!」
おー、と子供たちは元気よく森の中に散らばるのだった。
「って、虫きもちわるいですわー!?」
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
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