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紅葉狩りに行こう! ※紅葉は食べられません
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羽生 碧南
は、ロープウェイのゴンドラで一緒になった
詠坂 紫蓮
と共に登山道を下っていた。紅葉を愛で、
写真を撮ったり撮られたり、のゆっくり道中である。
「ふぅん、詠坂さんって好きな人いるんだ。いいなぁ」
「えっと、好きっていうか……憧れているというか……」
年頃の乙女が二人、道を歩けばガールズトークに花が咲く。
頬を染めてまつげを伏せる詠坂の姿に、羽生の乙女ゲーム好きの心がうずく。ちょうど三日前に、ヒロインが
幕末日本にタイムスリップする作品をコンプリートしたばかりなのだ。
(はぁぁ、詠坂さん可愛い……『幕末恋戦記 京都燃ゆ』のヒロインみたい)
黒い髪をポニーテールにした詠坂のヘアスタイルが、男装して維新志士と共に戦うヒロインとだぶるのだから仕方がない。
(詠坂さんにオススメしようかな? あー、でも彼女の好みとか分からないし……)
羽生が紅葉そっちのけで悩んでいると、鼻先に漂うソースの焼ける匂い。
「は! 青のりと鰹節の香りも……タコ焼き!」
「え? ちょっと羽生さん?」
身長180cmのコンパスで行く先には、タコ焼きの屋台と、
「あっ、碧南ちゃんだ。やっほー」
「おいしそうだね、ののこちゃん」
屋台前のベンチに腰掛けて、
綾辻 綾花
とタコ焼き一パックを分けて食べている
野々 ののこ
の姿が。
ちなみに、隣のベンチには
八神 修
と
七夜 あおい
の二人組がいるのだが、スマホに夢中でこちらには気づいていない。断片的に免許とかバイクなんて言葉が聞こえるが、話の内容はよくわからなかった。
「碧南ちゃん、紫蓮ちゃん、こちらにどうぞ」
ののこの熱心なプッシュで、羽生と詠坂は一パックずつタコ焼きを買うことにした。ベンチの前に戻ると、
綾辻とののこが詰めて場所を開けてくれる。
「おいし、でもあつ! おふ……詠坂さん大丈夫?」
できたてのタコ焼きは、外はカリカリ中トロリで、舌を火傷しそうな熱さだ。詠坂も顔を真っ赤にして口を
もごもごさせている。
「二人とも大丈夫ですか? あたたかいものですが、お茶がありますから」
綾辻が水筒からお茶を注ぎ、ふぅふぅ冷まして差し出してくれる。
それを飲んで、羽生と詠坂はやっと一息ついた。
「あふ、紅葉は食べられないけど、もふ、美味しいたこ焼きが食べられればいいや」
ののこの言葉を聞いて、羽生は思い出した。途中で彼女に会ったら、ぜひ伝えようと思っていたことを。
「ののこちゃん、これ見て。紅葉は食べられるんだよ!」
羽生のスマホには、かりんとうに加工されたもみじの画像が表示されている。とある紅葉の名所でお土産品として売られているもので、地元の人に愛されているんだとか。
「中学の時、バスケの全国大会でここに行ったことあるんだ。パリッと軽くて、あと引くおいしさだったよ」
「碧南ちゃん、ほんと!」
ののこの目が
ギラリ
と光った、ように見えた。
「ちょっと待て野々!」
しかし、そこで八神からの制止が入る。
「食べられる紅葉は、ちゃんと食用に育てられた木でなくてはダメだ。口に入るまでに下処理もしているはず
だし、その辺に落ちている葉っぱは食べられないよ」
「えーっ……」
八神の解説に、口を尖らせるののこ。まぁまぁ、とあおいと綾辻がなだめにかかる。
「あ、本当だ。無農薬栽培の葉を、一年間塩漬けしております、って書いてある」
羽生が画面をスクロールさせると、下の方に調理過程の写真が載っていた。
「八神君、一体いつ調べてたのかしら。スマホは使ってなかったみたいだけど……もしかして予習?」
詠坂の言葉に、羽生は八神の横顔をちらりと見た。彼は今日の紅葉狩りに並々ならぬ熱意をもって臨んでいるようだ。
「ま、まぁいいわ。碧南ちゃんのおかげで紅葉が食べられることは分かったし。私、絶対食べてみせる!」
5分後。
八神の解説から自由になったののこは、燃える炎を背負って
(※イメージ映像です)
こう宣言した。
◆
まずは、コンテであっさり下書き。
桜庭 弓弦
は画板を支える紐をいじりながら、素早く手を動かす。
「ふぅ」
下書きを終えたらコンテをしまい、水彩画の道具一式を取り出す。ビニール製の筆洗いに水を入れ、絵の具をパレットに絞り出して、準備は完了だ。
「刀さんに感謝しませんと」
「そうですね。きっと駆け回ってくれたのでしょう」
弓弦の言葉に、モデルの
北条 冬華
がふわりとほほえむ。
弓弦から絵の具調達を請け負った
御剣 刀
は、走り去ったかと思うと10分程して戻ってきた。何でも、
色鉛筆で絵を描いている人はいたが、水彩絵具を持って来ている人はいなかったんだとか。
絵の具が借りられないならばコンテで描こう、という弓弦の言葉に首を振り、御剣はなんと参道商店街まで
ひとっ走りして、絵の具を買ってきてくれたのである。
今パレットに出ている赤と黄色の絵の具は、そんな経緯で弓弦の筆に乗ることになったものだ。
「さて、いきますよ。あ、北条さん、どうぞ肩の力を抜いて。楽になさってください」
弓弦の言葉に固まる北条を見て、くすりと笑う。
筆を水にひたし、そっと絵の具を溶く。
そのまま筆を紙に乗せて、大胆に引く空の青。
紅葉や人物は筆を立て、そっと紙をつつくように。
濡れた筆とやや乾き気味の筆を使い分け、にじみやかすれを駆使して、弓弦の手は紙の上を縦横無尽に動く。
――そして。
「完成ですか?」
画板の紐を首から外すと、小首をかしげた北条が問うてくる。弓弦は画板を立てて見せた。手前味噌になるが、紅葉の下の少女を柔らかいタッチで表現できたのではなかろうか。
「よろしければ、この絵を貰って頂けませんか?」
画板に見入り、頬を染めている北条に言葉をかける。
「えっ……いいのですか?」
「良くなければ、こんな申し出はしませんよ。私の家では飾るところが無いと思いますので」
「ありがとうございます! 大事にしますね」
お辞儀をする北条の笑顔のまぶしさに、弓弦は空を見上げ。
描き上げた達成感に、しばしひたるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月23日
参加申し込みの期限
2015年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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