みんな、秋だぞ! 寝子島にも紅葉狩りの季節がやってきたわけだ。
見ろ、九夜山のあたりはいい感じに染まってきているな。
俺たちのバスは、これから九夜山ロープウェイ登山道入口駅へと向かう。到着は午前10時の予定だ。
到着したら、一度トイレ休憩をとり、その後集合。諸注意の後、ロープウェイのチケットを配る。
自由時間はそのあとだぞ、早まるな?
午後5時の集合時間までは、ロープウェイで頂上までいくもよし、川べりを散策するもよし。
お? スケッチブックを持ってきたのか。いいな、紅葉を絵に描くのも。
釣りの道具を持ってる奴が見えたような気もするが……きっと気のせいだな。
おっと、そろそろ駐車場が見えてきたぞ。みんな、降りる準備をしてくれ。
もう一度説明するが、集合時間は午後5時だ。
バスを降りたら「とっていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけ」のルールを守るように。
あぁ? お前、出発の時の説明聞いていなかったな? つまり、植物や石をとったりするな、ゴミは
持ち帰れってことだよ。
よし、駐車場に着いたぞ。みんな、楽しい一日を過ごしてこいよ!
――とある引率教師の言葉
季節は秋! という事で、寝子島高校の生徒たちは九夜山に紅葉狩りにやってきました。
野々 ののこさんだけは
「ぶどう狩りとか、いちご狩りってあるよね! 紅葉狩りっておいしいの?」
……と、マンガのハラペコヒロインのような勘違いをしていましたが、
寮の同室である七夜 あおいさんの
「ののこちゃん、それ違うよ……! 紅葉狩りっていうのは、紅葉を愛でる、もっと風流な……」
という、危機感あふれる言葉で真実を知ったようです。
さて、皆さまはどのような紅葉狩りをなさいますか?
こんにちは、陣 杏里です。
第二弾シナリオガイド、よろしくお願いします。
◆シナリオの概要(※このシナリオは寝子島高校生徒のみの参加となります)
寝子島高校では、この度希望者を募っての紅葉狩りを行うことになりました。(決して理事長の思いつきではなく)教育機関として、生徒同士の親睦を深め、自然に親しむ心を養ってもらうためです。
九夜山は今が色づき始めたころで、観光客は紅葉めあての人も増えてきました。ロープウェイ駅周りや駐車場にある、お好み焼きやあんず飴の屋台の主たちも張り切っているようですよ。
◆何をすればいいの?
先生がくれるロープウェイのチケットは登り(片道)のみです。
チケットを使って展望台からの眺望を楽しみ、帰りは登山道を歩いて紅葉を愛でるのもいいし、ロープウェイには乗らず、登り降りを歩きで体を鍛える(笑)のもいいでしょう。
上記の他に、芸術に走ったり、グルメに走ったりすることもできます。
⇒芸術に走る
紅葉を写真にとったり、絵を描いたり、詩作にふけったり、「わぁ、きれい」と紅葉を採集したりはいかがでしょうか。画材やカメラに凝りたい方は、熱のこもったアクションをお書きください。詩作や絵画の場合、どんな作品を作るのか具体的に書いて頂けると、マスターが大変喜びます。
登山道入口駅そばのお土産屋さんでは、紅葉シーズンということで、もみじの葉っぱを樹脂に閉じ込めたキーホルダーや携帯ストラップ、メタル素材にもみじを透かし彫りしたしおりやアクセサリーなどを売っています。
『もみじ押し葉のしおり作り体験コーナー(材料費をいただきます)』もありますよ。
⇒グルメに走る
ふもとの屋台で、タコ焼きとかりんご飴などを食べ歩くこともできます。川で魚を釣りたい? ……周りの方の迷惑にならないよう気をつけてお楽しみ下さい。
ロープウェイ経由地である砂掛谷駅近くには、お茶屋さんが店を出していて、茶の湯と和菓子(もみじの焼印を押したどら焼き)が楽しめます。
◆ののこさんとあおいさんはどこにいるの?
『紅葉は食べられない』と悟ったののこさんですが、お店で売っている食べ物を食べる気は満々だとか。
「花より団子」ならぬ「紅葉よりタコ焼き」の精神で「おいしいものをたくさん食べられるコース」をあおいさんと巡るそうです。もしかしたら、皆さんとすれ違うこともあるかもしれませんね。
◆ご注意
選択肢は多くご用意しましたが、アクションは『やりたいこと1~2つ』に絞ってお書きください。
では、午後5時の集合時間を忘れずに、紅葉狩りをお楽しみくださいませ!