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紅葉狩りに行こう! ※紅葉は食べられません
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【美化活動も修行のうち】
登山道をうさぎ跳びで下山する、という目標を立てた
奈良橋 博美
は、もくもくと達成に励んでいた。
ふっふっ、と規則正しく呼吸をくりかえし、山道を下る。
ときおり休憩と水分補給をはさむのも忘れない。
「おや、あれは……」
登山道を彩る紅葉、木々の隙間から下の方に渓流がある。そこを釣竿を担いだ
亜魚隈 猯利
が動き回っているのが見えた。手に持っている白いものはビニール袋だろうか。
「もしや、ゴミを拾っているのか?」
しゃがんだり立ち上がったりしながら川原を歩く彼の姿に、奈良橋は胸が熱くなるのを感じた。
「なんとすばらしい! 俺も見習わなくてはいけないな!」
奈良橋はしょっていた小ぶりのボディバッグをおろし、ビニール袋を取り出して広げる。うさぎ跳びで山を
下りるのに、掃除も加えようということらしい。
はっはっ、と呼吸しながら、奈良橋はゴミを拾いつつ道を往復するように移動する。単純に距離は倍になるが、修行のためスピードは落とさないように努める。
「む、あそこに何か埋まっているな」
登山道からそれた脇道、積もる紅葉の下から黒っぽいものがはみ出している。
ぴょん、ぴょん、とそちらへ跳んでいくと。
「……あなた、誰?」
「おわっ!」
紅葉に埋もれていた何か――
三宅 葉月
がむくりと起き上がった。
「俺は奈良橋 博美だ」
奈良橋は、寝ぼけ眼の三宅に手を貸して、立ち上がるのを助ける。
「あなたはこんな所で何をしていたんだ? 落ち葉のじゅうたんがあるとはいえ、地べたに寝たりしては風邪を
ひいてしまうぞ」
「ここで絵を描いていたら、少し疲れてしまって。落ち葉の中に身を横たえて、空の青と紅葉の赤を堪能しようと思っていたのだけれど」
ついうとうとしてしまった、という事らしい。
「あなた、葉っぱがついているわよ」
「あ、ありがとう」
三宅が奈良橋の頭についていたもみじを一枚、指でつまむ。
細く白い三宅の指に、奈良橋は目を奪われた。
胸下あたりまで届くウェーブのかかった髪は、深く艶やかな烏の濡れ羽色。白磁の肌にはまる黒い瞳が葉を
見つめる様は、どことなく人形めいている。
「……いい色だわ」
三宅はスケッチブックを開いて色鉛筆を数本動かす。白い紙の上、ひらひらと舞うもみじたち。
5分ほどして手の動きが止まると、奈良橋はほぅ、と息をついた。
「やさしい色使いだな」
「ありがとう」
はにかむ三宅にぺこりとお辞儀をして、奈良橋はうさぎ跳びを再開した。
◆
「んー……!」
運ばれてきたどら焼きを口にした瞬間、
綾辻 綾花
は言葉にならない叫びをもらした。
ふわっと柔らかな皮からこぼれるこしあんは、お茶と合わせた時にちょうどいい、絶妙な甘さだ。すっきりと綾辻の喉奥へと流れてゆく。
「はぁ……」
綾辻の隣では、
羽生 碧南
と
詠坂 紫蓮
が頬を染めて至福の表情を浮かべている。
砂掛谷駅そばの茶屋では、店の外でお茶を楽しめるように、緋毛氈を敷き、和傘を立てた席がいくつか設けてあるのだ。
「ふぅ」
綾辻は時間をかけて、ゆっくりとお茶とどら焼きを味わった。
地面に積もった紅葉が、風に吹かれてかさかさ、と音をたてる。実に風情あふれる光景だ。
L字型に並べられたもう一つの席で、
八神 修
たち三人もさぞ舌鼓を打っているだろう、と目をやると。
「すみませーん! どら焼きもう一つ下さいな!」
野々 ののこ
、元気に注文である。
「野々、お前その注文で三個目じゃないか? お腹を壊しても知らないぞ」
「だいじょーぶだよ、修君! デザートは別腹だもん!」
「げほっ! ごほっ」
ののこの食べ過ぎを諌めようとした八神は、激しく背中を叩かれて咳き込んだ。
「修君、大丈夫?」
七夜 あおい
が慌てて背中をさすっている様を見て、綾辻はくすりと笑う。
「本当に嬉しそうに食べるのね、ののこちゃんは」
「あんなに食べて太らないのかな、いいなぁ」
「ふと……!」
詠坂と羽生の何気ないつぶやきに、びくりと綾辻の肩がはねた。
「私、今日どれくらいカロリーを摂取しちゃったんでしょう……」
脳は勝手に記憶を辿り、カロリーを計算しようとする。
「えっ? あ、綾辻さんのことじゃないよ! 大体、今日そんなに食べてないじゃない」
羽生のフォローも耳に痛いだけだ。
「ふもとの屋台で食べたんですよ、ののこちゃん……鳥のからあげとあんず飴とベビーカステラを。私もつい
ご相伴にあずかってしまったので……」
あぁ、カロリーが、カロリーが、と綾辻は嘆いた。
「大丈夫、私たちまだ十代だもの! すぐにエネルギーになって燃えるよ!」
羽生は必死の顔つきで綾辻を慰めてくれたが、伏兵は思わぬところからやってきた。
「そりゃあ羽生さんはバスケ部だから、すぐに消費されるかもしれないけど」
「ちょっと、詠坂さん!」
詠坂は口を尖らせてそっぽを向いた。ふとナントカという言葉に彼女も傷ついたのかもしれない。綾辻は、
羽生のスレンダーな長身に視線を走らせた。
「そうなんですか、羽生さんはバスケ部……」
「そうなんですよ、羽生さんはバスケ部……」
ぼそりと漏らした言葉に、詠坂が反応する。
「ちょっと、二人とも! どうしてそんなに息ピッタリなの!」
悲鳴のような叫びを上げる羽生。
ちょうどその時、小柄な少女がうさぎ跳びをしながら、茶屋の前を通り過ぎて行った。
「うさぎ跳びですか……」
「うさぎ跳びだね……」
またしても息ピッタリの綾辻と詠坂。二人は目を合わせてぐっ、と拳を握った。
「二人とも、何の訓練もしてない人が山道でうさぎ跳びなんてダメ! 危ないから! ちょっと待って、
ののこちゃんあおいちゃん修君、二人を止めてー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月23日
参加申し込みの期限
2015年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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