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寝子島高校
紅葉狩りに行こう! ※紅葉は食べられません
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【乗りますか、乗りませんか】
ロープウェイに乗り込んだ
詠坂 紫蓮
は、窓から見える光景に、うわぁ、と声を上げた。
山はまだ完全に紅葉一色ではなく、緑の箇所もある。ただ、ロープウェイが山を登るにつれて、赤、
オレンジ、黄色……と色が移り変わる光景は彼女の目に染み、いとこおじと来た時の思い出を蘇らせた。
「写真、写真、っと」
スマホを取り出してシャッターをきる。九夜山には何度か来たことがあるが、紅葉シーズンに来るのは初めてだ。
カメラから目を離し、木々の隙間から見える登山道に目をやると、釣竿を担いだ生徒――
亜魚隈 猯利
が
ちらりと見えた。これから渓流釣りでも楽しむつもりなのだろうか。
ゴンドラの中はというと、寝子高生御用達のようになってしまっていて、他の観光客はいない。詠坂の知っている顔と知らない顔が半々くらいだ。
(八神君、もててるねぇ……)
三人の女子に混ざりゴンドラの窓に顔をくっつけている知人を見て、詠坂は苦笑いした。
「あっ……と。ごめんなさい」
「いえ。大丈夫?」
ゴンドラが速度を落とした拍子に詠坂はふらつき、隣に立っていた少女にぶつかってしまった。背の高い彼女の問いに、平気だよと返した時。
ゴンドラは、展望台前駅へと滑り込んだ。
◆
さくさく、と落ち葉を踏んで
三宅 葉月
は歩く。登山道の脇を登ってゆくロープウェイのゴンドラを見送り
ながら、青い空を見上げた。視界の端を占める赤と黄色とオレンジ――まるで、青い空をはめ込んだ額縁の
よう。
小脇に抱えたスケッチブックを開こうとした時。
かさり、と落ち葉の動く音が聞こえた。もちろん三宅ではない。
音の出どころを探して、渓流へと下る細い道へ目をやると、寝子島高校の制服で釣竿を担いだ少年がおりて
いくのが見えた。川端へ辿りつくと、持っていたツールボックスを開けてゴソゴソやっている。
かと思えば、少年は川面に竿をひとふり。見つめる葉月の前で、ほんの数分で釣果をあげてしまった。
しなる竿の先にキラリと光る川魚。せせらぎの音に、少し湿った匂い。
三宅がいるのは、周りの紅葉がちょうど彼を縁どるように見える場所だ。
「……決めたわ」
リュックからレジャーシートをとり出し、地面に敷いて座る。スケッチブックを開き、立てた色鉛筆を少年の
後ろ姿に重ねた。
そして、静かに釣り人のスケッチを始めたのである。
◆
ハァハァ、と荒い息をついて顔を赤らめた少女。
北条 冬華
が目にしたのはそんな人物であった。登山道を苦しそうに歩いているのは確か、友人の姉ではなかったか。
「もしもし、
桜庭 弓弦
さんですか? 私、北条 冬華です」
「はい、そうですが……あら、あなたは確か妹のお友達の? いつも妹がお世話になっております」
ふりむいた弓弦にぺこりと会釈して「こちらこそお世話になっております」と返す。
それにしても、と、北条は首をかしげた。
紅葉狩りにしては、彼女の荷物は大きなリュックとトートバッグだ。バッグの口からはみ出すバナナ、というおまけ付きで。
「あの、お荷物重そうですね。少しお持ちしましょう」
「ありがとうございます」
北条が受け取っったトートバッグの中身は、折りたたみ式のテーブルと椅子。疑問のまなざしを向けると、
弓弦がにっこりと笑みを浮かべて応えた。
「わたし、紅葉を背景に絵が描きたいと思っているんです。それはモデルさんに座って頂くためのもので……
そうだわ! 北条さん、よろしければモデルになって頂けませんか?」
「え、私がですか? もちろんいいですよ」
なんだか最近モデルを頼まれることが多いなぁ、と思いつつ北条は引き受けた。
それから後は、二人一緒にふさわしい背景を探してもくもくと登山道を歩く。ちょうどいい枝ぶりの木を
見つけて、その下にテーブルと椅子を広げる。丸かごと果物をセットすれば、絵を描く準備は完了だ。
「ささ、北条さん。どうぞこちらにお座りになって。ポーズはお好きにとっていただいて構いませんから」
椅子に腰を下ろした北条は、ちょっと考えて、ぶどうを一粒つまんでみた。
「あぁ、すべらかな肌と透き通る髪の少女が紅葉の下に……す・て・き!」
頬を染めた弓弦が腕をふりまわす様を見て、変わった人だな、とつぶやく。じっと観察していたので、
いそいそと画材の準備を始めた彼女の口元がぴくり、とひきつるのも分かった。
「た、大変……!」
「どうかされたのですか?」
「私としたことが、機材にこだわり過ぎて肝心の絵の具のチェックを忘れていました。赤と黄色の絵の具が少ししかなくて」
弓弦が差し出した銀色のチューブは、口のあたりまで折り曲げられている。これでは、絞り出してもとうてい足りないだろう。
「うーん、場所を変えましょうか? 背景を変えれば、赤と黄色の絵の具を使わなくても……」
「いえ! 絵の具を忘れたのは私のミスです。せっかく北条さんが一緒に探してくださったベストな場所を無駄にしたくはありません。私、どなたか画材をお持ちでないか探しに行ってきます」
弓弦はお礼の品にとぶどうをひと房持ち、北条に一礼してから踵を返す。
――そんな折。
「むぉ、ふぉこにいるのはほうおう? ん、桜庭のお姉さんも一緒か。何やってるんだ?」
忙しく口を動かす
御剣 刀
の登場である。
口いっぱいにほおばったタコ焼きをのみこみながらの言葉は、ちょっとお行儀が悪い。右手にりんご飴左手に
タコ焼き、両腕にビニール袋を二つずつぶら下げた状態では仕方ないのかもしれないが。
「御剣さん……なんというか、食欲の秋を満喫していますね」
「おう。育ち盛りだからな!」
たこ焼きの最後の一つをモグモグごくんと飲み込み、右手のりんご飴をシャクシャクかじって完食。ゴミを
ビニール袋に押し込み、別の袋からイカ焼きとチョコバナナを取り出した。
(食いしん坊です、食いしん坊大将軍がいます!)
御剣の旺盛すぎる食欲に、北条がくらりとめまいを覚えたところで、くすくすと笑い声が聞こえる。
「まぁ、刀さんたら。お口に青のりがついていますよ?」
ハンカチをペットボトルの水で湿らせ、弓弦が御剣に近寄る。ソースと青のりをくっつけた口まわりを拭おうというのだろう。
「え? お、お姉さん? いいですよ、ハンカチが汚れます!」
「いいから、じっとして」
両手に食べ物を抱えて動けず、幼子のように口元をフキフキされる御剣の姿。つい、じっと見つめてしまう。
(あら、御剣さんたら。真っ赤な顔で、涙目になって)
「見ないでくれ、北条……」
よほど恥ずかしかったのだろう。
口まわりをきれいにされた御剣は、弓弦から事情を聞くと『俺にまかせてください!』と絵の具の調達を請け負い、その場から走り去った。
――ただし、イカ焼きとチョコバナナを食べ終え、お礼のぶどうを口につめこんでから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月23日
参加申し込みの期限
2015年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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