【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）｜リアクション

【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）

【エピローグ】

「とうぶんはカボチャは見たくないかも……」
　深雪の言葉に渚砂はショックを受けていた。
「なんでだ、深雪！　お兄さん、あれから頑張ってかぼちゃタルト作ったんだぞ！」
「だからって毎日食ったら飽きるだろうが！」
「わーんっ、深雪が反抗期だぞ……！」
　事件が終わって以来、八神と深雪と渚砂は、カボチャタルトを食べる機会が増えた。
　それはクイーンへの同情なのか、はたまた別の意味なのか。
　本人たちもよく分かっていなかったが、無性に食べたくなるのは事実だった。
「確かに毎日は飽きるが、つい手を伸ばしたくなるんだよな」
　八神はあの日の出来事を思い返す。
　クイーンを徹底的に愛で尽くした濃密な時間。
　目の前のタルトなんかよりも比類ないくらい甘い時だった。
（でも、こんな素性は誰にも言えないけどな……）
　八神家奥義は門外不出なのだ。
　何があったのかは、八神とクイーンだけの秘密である……。

　一方、後木は絶望していた。
「叔父貴のうそつきぃ……真央ちゃんのちっぱい１mmも成長してないのだ～」
　マジカルネコジマ空間での影響を期待していた後木だが、全く影響が出ていなかった。
「はっ、もしかしてなのだ！？」
　後木は気がついてしまった。
「真央ちゃんが揉むんじゃなくて真央ちゃんが揉まれるべきだったのだ！？」
　うがーと勘違いに気がついて地面を高速で左右に転がる後木。
「……でももう変態行為はアウトなのだ寝子島警察24時に出演したくないのだ～」
　こうして、後木のバストアップ作戦は失敗に終わった。
　しかし、モモ上げダッシュの効果でヒップラインはやたら引き締まった。
　やったね真央ちゃん！
　フンドシ姿が映えるよ！！
「違うのだチチおっきくなって欲しいのだぁ～！」
　彼女の願いが叶う日は、きっと落神でも見通せないだろう……。

＜了＞

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