【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）｜リアクション

【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）

　地表も大混乱であった。
「ハッ！？　クイーンなのだ！？　チチもぐのだ！」
　ヴァルツァーンから射出されたカレーまみれの後木がクイーンにダイレクトアタック！
「ちょ、いやん！　そこは弱いの……！」
　胸をまさぐられただけで過剰な反応を示すクイーン。
「もしや……？」
　カレーまみれのユ＝リンはリンクルリボンを魔力で再構築。
　そのままクイーンの体に巻きつけて縛り上げた。
「あぁーん！？　体に食い込んで……だめっ！　クセになりそう！」
　ダメージを受けているというより、喜んでいるように見える。
「やはり……皆さん、クイーンの身体は敏感のようです！」
　ユ＝リンが弱点を見出すと、変態どもが一斉に押し寄せた。
「横嶋、いっきまーす！」
　衣服がするりと抜けたかと思えば、カエルのようにジャンプ＆ダイブ！
「タッチ　アンド　ゴー！　タッチ　アンド　ゴー！」
　七峯は揉んでは離脱する行動を何度も繰り返していた。
「遂にクイーンと対面できたぞ！　さぁ、俺の作ったパンツを穿いてくれ！」
《巨乳美女……フフ……たぎる……！》
　RYU☆ZINとパンツの妖精も参戦！
「あー、なんか女王の顔見てたらイラってしてきた」
　朝野未沙は触手化した手足を巧みに使ってクイーンにオシオキを開始。
「クノイチは即座にカンキンしてキンバクしなきゃならない！　古事記にもそう書いてる！」
　リボンで体を縛られたクイーンに興奮するサンタさん。
「でもカレーまみれはいただけないじぇ！　ということで、優しいあたしから衣装のプレゼント！」
　サンタさんは『衣装リスト』と書かれたＡ３用紙を広げた。
　そこに書いてあったのは……。
・ベルトブラジャー
・裸エプロン
・ぴっちりスク水
・ゆるふわパジャマ
・重装備ウェディング
・ガチムチボンテージ
・マスキングテープ　etc……
　どれも際どいものばかりだった。
「この中からお好きなものを……」
「パジャマでお願い……あぁん！？」
　体中をまさぐられるクイーンの懇願に、サンタさんは笑顔で答えた。
「選ばせると思ったか、馬鹿め！」
　サンタさんのろっこん『魔法的御召し替え』！
　魔法『悪戯衣装箱（ベストドレッサー）』で召喚した衣服を変態たちをも巻き込んで衣装オールチェンジ！
「あ、これはオプションだからサービスです！」
　全員、赤い牛革首輪と手錠がはめられてしまった。
「PECには腰ミノ！　ニンジャはラバースーツ！　触手さんには絆創膏！」
「「なんで下着を召喚しないんだ……！？」」
　カイリとモエの攻撃で大部分の者たちが下着を失っていた。
　サンタさんは答えた。
「どうせ大破するから意味ないじぇ！」
　サンタさんは袋の中から『大破』と書かれたプラカードを取り出した。
　この乱痴気騒ぎで、既にクイーンの体力は限界だ。
　もっとも、苦痛ではなく快楽で昇天しかかっているのだが！！
「なんだ、この状況……！」
　このカオスに変えきれない魔法少女が１人。
　ノワール（滝原レオン）だ。
「さっさとそいつを倒しちまえよ！　もう限界だッ！　俺が殺るッ！」
　ノワールは巨大なノコギリ状の大剣を召喚すると、勢いよく天へと放り投げた。

「食らえ！　『Endless rain of JUDGEMENT（降り止まぬ裁きの雨）』！」
　敵味方問わずの無差別魔法攻撃が、町役場の建物を今度こそブツ切りにしていく！
「味方にも被害が出る？」
　ノワールは清々しい笑顔で答えた。
「知　る　か　そ　ん　な　も　ん　！」
　とにかく、早く終わらせたかった。
　こんな馬鹿げた光景を全て壊してしまおうと彼女は決めたのだ。
　その中で、攻撃がリア（塔ヶ崎璃亜）の腰元の魔法石に剣が刺さってしまう。
「え？　あ、押さえ込んでた臭気が……！！　もう、無理です……」
　リアの魔法石が砕け散ると、彼女の身体が風船が割れたように木っ端微塵に！
　そして漏れ出す強烈な腐敗臭！
「「グワーッ！？」」
　言わずと知れた阿鼻叫喚。
　町役場は崩れ、瓦礫と殺人レベルの臭気が辺りを支配した。

＜哀坂時音：発酵＞
＜酒浸朱蘭：発酵＞
＜朝野未沙：発酵＞
＜浅山小淋：発酵＞
＜小山内海：発酵＞
＜滝原レオン：発酵＞
＜塔ヶ崎璃亜：刺殺＞
＜檜扇舞華：発酵＞
＜常闇月：発酵＞
＜後木真央：発酵＞
＜冴木竜司：発酵＞
＜七峯亨：発酵＞

＜横嶋下心：男坂を登りはじめた（未遂）＞

　そのころ、最後の希望、ヤ＝ガミンはというと……。

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