【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）｜リアクション

【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）

　魔法少女たちは遂にパンプキンクイーンと対峙する。
　しかし、既に先客たちがパンプキンクイーンと戦闘開始していた！
「お菓子よりカレーを食べろー！」
　ピンキーモエがヴァルツァーンを操縦しながら町役場の建物を空爆！
　パンプキンクイーンのスイーツバリアで建物の全壊は免れたが、なおも容赦なく砲火が続く。
「こ、こういう時、すぐ突撃せず冷静に……」
　モエとともに空爆に参加しているのはカイリ（伊賀解理）だ。
　ジェットを背負いながら縦横無尽に空を駆けつつ、４つの砲塔から魔法射撃を敢行していた。
「魔法でメガネを望遠モードに切り替える！　……これは！」
　狙いを定めるため、スナイパーモードに切り替えるカイリ。
　するとカイリはクイーンのけしからん胸元に注目した。
「胸部装甲が厚い、だと……気に入らないねぇ……気に入らん！」
「今、冷静になるって言ってたよね？？」
　モエのツッコミにカイリはニヒルに笑った。
「冷静？　忘れちまったよ……そんな言葉」
　カイリはバリアを体当たりで破壊すると、クイーンを指さして告げた。
「おい、魔砲対戦（デュエル）しろよ」
　申し出と同時に火力を一点集中して一斉砲撃！
「胸部装甲が厚い奴は死ぃぃねえ！」
　ああ、ここにも胸囲の格差の怨嗟をぶつける戦士がいた。
　町長室の壁が跡形もなく吹っ飛ぶのを見て、カイリはガッツポーズ。
「やったか！？」
　だがカイリの放った魔法攻撃が、そのまま反射されてしまう！
「グワーッ！？　あのバリア、破壊したはずだぞ！」
「ちがうよ！　ものすごい勢いでお菓子を食べて魔力を回復しているんだよ！」
　モエの指摘通り、クイーンの口の周りはマカロンの食べかすがついていた。
「あの数秒間でいくつのマカロンを食べたんだ……！？」
　カイリの疑問にクイーンのは指を３つ立てた。
「ばかな、３個だと……？」
「違います。30個です」
「燃費悪すぎる！？」
　ツッコムべきところはそこじゃない気がするが、クイーンにお菓子がある限り回復され続けてしまう。
「カイリちゃん！　同時攻撃だよ！」
「鬼河内氏！　その話乗った！」
　モエとカイリが変態被害で培った魔力を最大まで高める。
「集いし星が１つになる時、新たな魔法が未来を照らす！　光差す道となれ！　リミットオーバーアクセルシンクロ！」
　カイリの４つの砲塔が変形・合体！
「これぞ必殺『最高のサティスファクション』！」
　ドラゴンを象った砲台が、カイリの頭上に現れた！
（★12　ATK 4000　この砲台はシンクロ召喚でしか特殊召喚できない）
　一方、モエはヴァルツァーンの機体を後ろに反転。
　ちょうどお尻を向けて待機。
　するとお尻のあたりでエネルギーの凝縮が始まる。
「いくよ、カイリちゃん！」
「僕たちの満足はこれからだ！」
　２人が一気に地表へ向けて最大飽和火力の魔法を放つ！
「僕たちの絆パワーでお前を倒す！　さぁ、満足したまえよ！」
「カレー魔法究極奥義！　いっけー！！」
　カイリの巨大砲塔が龍の火炎めいた収束エネルギービームを発射！
　モエはヴァルツァーンのお尻の部分の砲塔から高圧カレーを噴出！
　カレーとともに飲み込まれた人たちがマシンガンの弾のように地表へ叩きつけられていく！
「む、むちゃくちゃすぎますー！！」
　とばっちりを受けたキオネの服がボロボロになってしまった。
「いい加減にしてください！」
　彼女が怒りを爆発させると、究極魔法『エンド・オブ・ブリザード』が発動！
　熱々のカレーが冷やされて固形ルーへと変化した。
　ルーの中に閉じ込められた人々の顔が怨霊のように浮かび上がっていた。
　コワイ。
　しかし、クイーンはお菓子を頬張りまくってダメージ即座に回復させてしまった。
「全く意味が分からないぞ！？」
　カイリは混乱している！
　クイーンは巨大カボチャを召喚して空中の魔法少女たちに放り投げた。
　そのカボチャには……火のついた導火線！
「どうして魔法を使わないんだ……！？」
　爆弾を投げつけるクイーンに疑問を抱くカイリ。
「おっきなカボチャだー！」
　だがモエは気が付かずにヴァルツァーンで飲み込んだ。
　途端、ヴァルツァーンの機体のあちこちから爆炎が上がった！
「激辛カボチャ！？」
「違う、爆弾だー！！」
　こうしてカイリとモエは星になった。

＜伊賀解理＆鬼河内萌：カレーの星になった＞