【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）｜リアクション

【ハロウィン】劇場版　ねこじま魔法少女大戦　H”（エッヂ）

【男の娘と電波娘のドリームランド】

　後木真央はマジカルネコジマ空間で目覚めると、自分のなすべきことを瞬時に理解した。
「いける、いけるのだっ！　この異空間でなら警察のお世話にならず胸が揉めるのだ！」
　……彼女は変態枠だった。
　なぜ後木が変態枠へ分類されたのか？
　それにはマリアナ海溝よりも深い悲しみがあったからだ。
　ついこの間、後木は親しい友人たちと様々な衣装をまとって写真撮影に臨んだ。

　だが、圧倒的に胸と尻が足りなくて着られない服がたくさんあった。
　後木は人知れず涙を飲んだ。
　そこで後木は内緒でショートメールした叔父貴の答えは簡潔だった。
『チチは揉め、尻は鍛えろ』
　後木は憤った。
「なぜ他人の乳を揉むのだこれ以上警察のご厄介になりたくないのだフンガー！」
　後木は壮絶な勘違いをしていた。
　おそらく、叔父貴さんは後木自身の胸を揉めといいたかったのだろう。
　しかし、残念な後木は“他人の乳を揉め”と取り違えてしまった。
　そんな時、テオによって世界が切り離されてしまう。
　自身の置かれた状況を把握すると、後木は邪な笑顔をたたえる。
「この世界なら殺（や）れる。だって警察がいないから！」
　確信した後木は、来ていたジャージを全て脱ぎ払った。
　ジャージの下には、もはや後木の代名詞とも言える“赤褌”に“赤晒”のクラシカルジャパニーズ・スイマーズスタイルであった。
「尻は鍛えるのだその場もも上げダッシュで筋肉量あっぷなのだ！　でも乳は揉まねばならないのだ魔法少女でもニンジャでも乳のでかい人を探して揉むのだ目指せＢカップなのだ～！」
　かくして、後木のＢカップを目指す冒険が始まったのだ。