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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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キャンディ回廊・その3
◆
「えーい!」
雪女になった
御崎 朱鳥
が、辺り構わず雪球を投げつける。
おまけに周りの床を凍りつかせていて、
天之川 麗仁
や
三夜 幽
達はつるつる滑って大惨事だ。
しかし朱鳥は全く意に介さない、むしろいたって楽しげだ。
いつの間にか現れたカラスがじいっと彼女を見やっていたが、またすぐにどこかへ飛んでいく。
それとは逆方向から、
「……朱鳥? 朱鳥じゃないか!」
猫耳を生やした
御崎 瀬良
が走ってくる。
(あ!)
姉の姿に、正気を取り戻したかに見えたが――
大量の雪を姉にぶつけ、その場から逃げた。
いたずらしまくっているのは、カラス達の目を逃れる為のポーズ。
姉と一緒では、それができなくなってしまう。
(……ごめんね、今はただの雪女のつもりだから!)
そんな妹の心はつゆ知らず、雪に埋もれて瀬良は涙した。
「うぅ……、猫は寒いのが苦手なのににゃー……」
なお、語尾は無自覚である。
◆
イチャイチャできない苛立ちと、さっきからの妙な暑さのせいだろうか。
志波 拓郎
は珍しく荒っぽくなっていた。
爪を立て、がりがりと壁を削りまくる姿に、回廊に侵入したカラス達が引きつけられていく。
「拓郎落ち着……やっぱカラス相手だしいいや!」
高梨 彩葉
も八つ当たりしたかったのか、カラス――すなわちクローネの手先に対しては制止しない。
「オノレクローネ!」
狼の爪がカラスの群れに閃く。
しかし数が多い上に、彩葉が一切攻撃できない。
その間にもカラスは増え、次第に数の暴力に負け始めた――その時。
背中に巨大な目玉を生やした大型の狼が、カラスの群れに飛び込んできた。
「うわ……っ!?」
彩葉も思わず怖がるほどの目玉の威圧力、そして獰猛な狼の吠え声と爪牙。
たまらずといった風に、カラスの群れが散っていく。
「よっしゃ大成功や、! ほら、追いかけるで!」
巨大な目玉――を描いたフードを被った座敷童子、
服部 剛
が指示を飛ばす。
『おう!』
狼の周囲に浮かぶフキダシ。
「……桐野先、輩?」
その通り。狼は
桐野 正也
が変化したものである。
拓郎達が礼を言う間もなく、
「このまま追跡、撲滅、いずれもマッハや!」
2人で1人の狼ライダーはカラスを追って駆け出した。
風を巻き起こす速度で、回廊を掛けぬけていく。
◆
エヴァ・ブランシェ
は、瞳を細めて灯りを覗きこむ。
狭めた視界に映るのは、電気とも炎ともつかない光源。
しかしそれだけだ。
石のようなものは、特に見えない。
「どーだいエヴァくん?」
三ヶ島 葵
の声に、エヴァは手だけで「外れ」を示す。
「次へ行きましょ」
「了解。コウモリくん達、頼むよー」
葵が言いつつ指を触れば、コウモリ達が壁のキャンディにかじりつく。
扇子のような印をかじって彫ったのを確認。
点々と続く灯りを追って、2人は回廊を進んでいく。
「――おっと」
ふと葵が振り返り、デジカメのシャッターをきる。
「アホー……」
鳴き声を弱々しく途切れさせながら、一羽のカラスが廊下に墜落していった。
◆
「悪魂石現れろ~、現れろなのだ~」
ぶつぶつとそんなことを言いながら、
後木 真央
は灯りの中を覗いてまわる。
願うことで現れるのなら――と、真央なりの作戦である。
どこまでも真摯に真面目に悪魂石の出現を願うあまり、それが口に出てしまっているのだ。
行く先々でもらったマッピング情報を頼りに進んでいく真央だったが、
――アホー。
「むっ!?」
遠く聞こえた鳴き声に、身体が強張った。
声は徐々に大きくなり、その主達が現れるのにそう時間はかからなかった。
それは、そう――黒い塊のように見えるほどに集まった、カラスの群れだ。
反響しているかのように重なって耳朶を打つ声は、思わず耳を塞いでしまいたくなるような圧力を有していた。
「カ、カラスが来いとは願ってないのだー!?」
クローネが居ないのは、この際幸いと言うべきか。
座敷童子のちんまい身体で追い払うのは難しく、ろっこんの三毛猫も厳しかろう。
ともかく逃げようと踵を返した、まさに瞬間。
今の真央の身体ほどもある大きさの何かが、風切り音と共に群れへ突っ込んだ。
群れであるが故に、カラス達は避けきれない。
悲鳴じみた鳴き声を上げるカラスもろとも落ちていくソレは、壁から引き剥がしたと思しきキャンディであった。
驚く間もなく、回廊の壁から染みだしたかの如く現れた影が群れへと飛びかかった。
その影こそは、
尾鎌 蛇那伊
。
筋骨隆々たるドラキュラの拳が、足が荒れ狂う。
嵐に巻き込まれたかの如く、カラス達はなすすべなく叩き落とされていく――!
床に降り立ち、即座に蛇那伊は跳躍。
壁を蹴り天井を蹴り、走る肉の鎧となってカラスを圧倒し続ける。
「アホーッ!!」
嘴を突き立てられても、鋼のような筋肉はビクともしない。
力づくで引き剥がし、
「いっただきまーす」
逆に牙を突き立て吸血する。
「す、すごいのだ……」
蛇那伊の雄姿に呆然とする真央。
そんな彼女に気付いた蛇那伊は、血を飲んだカラスを投げ捨てて叫ぶ。
「君、石を探してるんでしょ! カラスの相手はアタシがするから、石探しを続けなさい!」
「わ、わかったのだ! ありがとうなのだー!」
脱兎の如く駆けていく真央。
その背中を見送り、蛇那伊はカラス達を蹴散らしながら不敵に告げた。
「さあ、カラス達。もうちょっとアタシと遊びましょ?」
バキバキと、鍛えぬかれた指が鳴る。
◆
「あれー? カラスの鳴き声がするー?」
横走りで爆走を続けながら、ののこがふと漏らした呟き。
その時には既に、
常闇 月
は動き出していた。
先程のカニ魔人はただ問答をしていただけで、手を出さずに済んだ。
しかしカラスとなれば、話は別だ。
雪女の力で創りだした氷柱を手に、駆ける。
「……居た!」
ののこからは死角となる回廊の一角、石を探す様子もなく翔ぶカラス達。
直線上に捉えるや、月は氷柱を投げつけた。
直後、床を蹴って跳躍。
短い着物の裾からふとももを大胆に覗かせながら――というより丸見えだが――、短刀のように構えた氷柱をカラスに一閃させた。
――何者であっても、決してののこを害させはしない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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