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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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クッキー広場・その1
◆
ジェレミア・ベルトーニ
は、ふと気づくと不思議なパーティ会場に居た。
先が見えないくらいながーい机に、色とりどりでいい香りのお菓子やごちそうがたっくさん。
色んな姿のオバケ達が、どこからか流れてくる陽気な音楽に合わせて楽しそうに過ごしている。
(仮装の準備をしてるうちに、眠ってしまったんだな)
きっとそうに違いない。
せっかくなので、ここでリサーチをしていこう。
「可愛らしい座敷童なお嬢さん、ちょっと聞いても良いかな?」
と紳士的スマイルでたずねた先は、ごきげんな様子で食べ物や飲み物を配膳している
白沢 絢子
先生。
「素敵なドラキュラさん、何かご用事?」
「皆に配るのにお勧めのお菓子って何が良いかな?」
動物型のクッキー詰め合わせとか考えているのだけれど。
「それだけでは、弱いよねぇ」
「だったら、一緒にこういうのはどうかしら」
そう言って白沢先生は、並んだお菓子からいくつか小皿にとって差し出した。
乗っているのは、黄色が鮮やかなチョコレート。
試しに一口食べてみると、優しい甘さが口に広がった。
「あら?」
ひょっこりと、ティーカップとソーサーを持った座敷童姿が顔をのぞかせた。
早坂 恩
だ。
「おおっと、また可愛らしい座敷童さんだね」
「ふふ、お上手ね。ところでそれってもしかして、パンプキンを使ったデザートかしら?」
「ええ、そうよ。パンプキンチョコ。あなたもお一つどう?」
「ありがとう、いただくわ!」
◆
座敷童……というよりは豆腐娘といった出で立ちの
西野町 かなえ
が歌うその横で、もう一人の座敷童――
雨崎 荒太郎
が無邪気にお菓子を食べている。
「これはなんか、堅いお菓子がんすー?」
がりがりと鉄みたいに堅いお菓子をかじりながら、荒太郎が首を傾げる。
「あー、こーたん変なもの食べたらアカンでー、ペッしてペッ」
それに気付いたかなえが、お菓子の容れ物(空)を差し出した。
「もー、こーたんなんでも食べるんやからー」
たしなめるかなえに、荒太郎は「えへへ♪」と無邪気に笑む。
「豆腐娘も食べちゃおっかな、がんす~っ」
そんな大胆(?)発言を、
「え、うんどうぞ召し上がれー!」
ニコっと微笑んで受け入れてしまうかなえ。ちょっと驚く荒太郎だが、何のことはない。
「娘」の部分が聞こえてなかっただけである。
そんなあれこれをしていたら、
「おやぁ荒太郎、元気にしとったか」
荒太郎にとっては懐かしい、かなえにとっては初めての声がした。
湯川 馳夫
、
湯川 ミヨ
の老夫妻である。二人とも座敷童姿だ。
「あれ、じいちゃん? ばあちゃん? なんだ来てたのー?」
「私たちは『料理旅館~薫風常葉~』に泊まっていたのですよ」
そう語るミヨの目が、眼鏡越しに緩やかな弧を描いた。
さて、この状況に一番びっくりしているのはかなえである。
「こーたんのお爺ちゃんとお婆ちゃん!?」
思わずすっとんきょうな声を挙げてしまった彼女に、馳夫とミヨは顔を向けておやおやと微笑ましげに表情を緩めた。
「おお、そっちの仲良しさんはガールフレンドか。ども、荒太郎の祖父母でがんす」
「え、えと初めまして! 荒太郎くんとお付き合いしてる西野町かなえです! これお近づきの印にどうぞ!」
やや緊張気味にかなえが差し出したのは、持ち歩いている豆腐一丁。
「かなたんはおうちがとうふ屋さんでね、作ってるとうふは世界一おいしいんだよ~」
ちなみに豆腐小僧の豆腐を食べると、全身カビだらけになるのだが……多分大丈夫だろう。そもそも人間だし。
豆腐を受け取りつつ、ミヨがやわらかく微笑む。
「かなえちゃん、可愛らしい娘さんですこと。どうか孫をよろしくね」
「は、はい!」
それから荒太郎の方へ向き直り、
「荒太郎。これからも座敷童でいるのなら大事な人の幸せも、しっかり守っていくんですよ」
少しだけ強く、だけども優しく言うのだった。
◆
原稿をしていたと思ったら、謎の広間に居た。
戸惑う
久須部 紀伸
だったが、自分の姿が椅子をすり抜けたのを見て夢だと思うことにした。
……ところで。
「さっきから何か視線を感じますね。気のせいでしょうか?」
思案げに呟く紀伸。その視線、気のせいではない。
彼のろっこん『ナニカ憑き』の幽霊少女が、相変わらず透明だが確かにそこに居て、彼を見ているのだ。
まあ、幽霊少女がろっこんだとは知らないのだが。
手近なところにあったクッキーが見えない手に取り上げられ、ゆらゆらと揺れる。
「気のせいではないのですね」
頷くようにクッキーが縦に動く。
そのままふらふらとクッキーが紀伸に向けられるが、悲しいかなすり抜けた。
◆
「あれれ? もしかして、ピーターおじさん?」
幽霊になってふわふわ遊んでいた
椎名 あさひ
は、見覚えのある座敷童に大きな茶色の目をぱちくりした。
子供の姿だけど、ピーターおじさん――
ピーター・ビアズリー
の面影がある。
「おや、そういうあさひ君はなんだか透けてるね?」
幽霊とはこりゃびっくりだよ、と笑うその口ぶりは確かにピーターだった。
座敷童姿なので、いつもののんきさと相まってなんだかとってもかわいい。
「ちっちゃいおじさんはかわいいねぇ」
なでようとあさひが手を伸ばすと、しかしその手はピーターの頭をすり抜けてしまった。
「あれぇ? 手がすりぬけちゃったー」
「幽霊だからさわれないんじゃないかな?」
そっかー、としょんぼりするあさひ。
せっかく、たくさんのお菓子でお菓子のタワーを作りたかったのに残念だ。
ひいおじいちゃんの二眼レフは服なんかと一緒に幽霊の体になっているのか、さわれるし写真もとれる。逆にピーターからはすりぬけてしまうけど。
「ちっちゃいおじさん、あさひの代わりに作ってくれるかなぁ?」
「そうだねえ、せっかくだし挑戦してみようか」
「わーい、がんばっておっきなおかしタワーを作っちゃおう~!」
すり抜けてしまうあさひに代わって、てこてこと小さな身体で駆けまわってお菓子を集めるピーター。
だけど、いつもよりずっと背が低いせいで、時々手がお菓子に届かない。
だけど彼のまわりをくるくるふわふわ飛び回るあさひはすり抜けてしまうから、高い所へ届いても取ってきてもらえない。
「というより、幽霊は飲み食いしたりできないのかな?」
「うん、できないみたいー」
すかっ、すかっ、とお菓子をすり抜けるあさひの手。
飲み食い以前に、そもそも手に取れないようだ。
「そっか、こんなにお菓子があるのに勿体ないねえ」
「でも、ふわふわとべるのは楽しいんだよー」
ふわふわしながら、二眼レフで写真をとる。
幽霊がとる写真も、シンレイ写真になるんだろうか?
この夢の外まで、写真をもっていけたら面白いのに。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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