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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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ぶどうジュース温泉・その3
◆
「おっと」
潜っていたら壁画を検分中の
旅鴉 月詠
にぶつかってしまい、
英 モニカ
はざばっと顔を出す。
「ごめんなさい。知人が落し物をしたらしくて」
話しても大丈夫そうな相手か見極めつつ、訊ねる。
「変わった石、としか聞いてないのですが見ていませんか?」
「見ていない、というかそれなら私も探しているところだよ」
それを聞いて、モニカは月詠に『求めよ、さらば与えられん』を使用。
ささやかながらにろっこんを強化し、再び潜って捜索を続ける。
気付いたら、なんだかちょっと頭がぼうっとしだしていて驚く。
どうやら、ワイン風呂の酒気にあてられてしまったらしい。
悪くない経験だとは思うし、この感覚も楽しんだ方がいいのだろうか。
それでも、石は探すけど。
ミステリ研の3人は、壁画の調査を進めていた。
それぞれ一本ずつ、
新井 すばる
の作ったアイスを食べながら。さっきから温泉だらけであることを抜きにしても暑いから、結構助かる。
「『光=太陽=日の出』で、きっと壁画だと思うのよね」
そう、
ブリジット・アーチャー
が真剣な顔で呟く。
「だとすると、壁画のあの太陽が怪しいかしら。もっと近くで見てみたいわね……」
神野 美野梨
は首が痛くなるまで見上げるが、位置が高くてそれ以上はどうにも無理だ。
ブリジットは猫、美野梨はトラ。跳ぶくらいはできるが、高い位置をじっくり観察するには向かない。
そこで、うみねこ獣人のすばるの出番である。
「ちょっと上の方見てくるよ」
翼を広げ、日の出へ向かう。
鷲の獣人となった
黒依 アリーセ
も、飛んで壁画の日の出の部分を観察していた。
テオが、「光を求めろ」と言っていたから。
「テオは意味の無い事は言わない。そう言う意味では信用出来るのよね。相変わらず、大事な事は教えてくれないんだけど」
アリーセの足に掴まれてぶらさがる
李 小麗
も、手の届く範囲でぺたぺた壁画を触って調査中だ。
時折小麗が視線を降ろして、
佐々良 縁
に呼びかける。
「縁ー、何か変化起きてないかー?」
「今のところは特に無いみたいです!」
縁は、やや離れた位置から壁画の様子を観察中だ、
場所柄ちょっと暑いので時折氷を出して涼みながら、壁画とその周囲に目を光らせている。
今のところは、特におかしな点は無さそうだ。
「どうだー、そっち何かあったかー?」
ふゆふよと降りてきた
酒浸 朱蘭
に、
「うーん、特に何もないなー」
湯船の底から掬った石をざらっと並べ、
緑野 毬藻仔
を小首を傾げる。
「こっちもまだ! 下乳とかお尻とかはいっぱい見えたけど――ってなんで毬藻仔ちゃん脱いでんの! もしかして朱蘭ちゃんの渡したジュースで酔って解放的になっちゃった?」
前のめり気味に鼻息を荒くする
桃原 空音
を、「違うよー!」と毬藻仔はおでこを押さえて制する。
「深い所入るのに着たままはちょっと、って思ったんだよー。肩まで浸かればぶどうジュースの色で見えないし」
なので肩まで浸かって出てこない、というか出られないのである。
「確かにジュースでべとべとの服は着たくねえな!」
幽霊なので飲んでいないはずなのだが、酔っ払ったようにからからと朱蘭は笑う。
しかし、そんな彼女が不意に真面目な顔になった。
「どうしたの?」
「あれ見てみろよ!」
えっ――と空音と毬藻仔が振り返る。
いくつかの湯船に、壁画から光が射していた。
『役立たずの逆さ時計』の進化能力が、
弘明寺 能美子
が壁画へ込められた思いを教えてくれた。
それは思いというには、少し漠然としすぎたものだったかもしれない。
へこんだ日の出の真ん中から、湯船に散らばるいくつかの光。
そして、暗く小さく、禍々しい輝き。
「――日の出の部分の真ん中を押し込んでみて。スイッチになってるはずよ」
能美子の言う通りだった。
押し込まれた日の出の中央から、朱蘭達の見た光が射したのだ。
◆
そして、光に吸い寄せられたかのように。
カラス達が、それまで平穏だった温泉を脅かし始めた。
「凍れッ!」
新井 すばる
の冷凍ビームや、
「邪魔しないでください……!」
佐々良 縁
の降らせる雪が、カラス達の行く手を阻む。
カラス達もさるもので、温泉の岩陰や逃げるオバケ達を利用してこれをかいくぐる。
しかし、
(皆の邪魔はさせない)
鮮やかな紫色の水面の下、
坂上 直
が鋭くカラスたちを睨めつけた。
『水紡ぎ』、発動。
瞬間、温泉を満たしていたぶどうジュースがクレイアニメのような動きで急激に形を変えて柱となった。
下からの奇襲をもろに受けたカラスたちは、小豆あらいの力で更にその水柱に引きずり込まれていった。
細やかな造形はできないが、直はその分大量の水柱やあるいは水の壁でカラスたちを叩き落とし続けた。
◆
そんな緊迫した状況であるにも関わらず、
恵御納 理沙
はマイペースに旦那様を探していた。
いや、石も探してたんですよ?
でも夫婦的には一大事なんです。
「初めまして、カラスさん! 私の旦那様を見かけなかったかしら?」
などと声をかけてみるはいいが、カラス達は知らん顔。
それどころか、理沙を邪魔と判断して襲いかかろうとさえ――
「――貴様の血をよこせぇぇぇぇぇ!!」
咆哮と同時に、筋骨隆々たる吸血鬼が理沙とカラス達の間に飛び込んだ。
吸血鬼――
恵御納 久隆
の手が、カラスを捕まえ握りしめる。
そのまま、何らの躊躇いもなく牙を突き立てる。
理性と本能がせめぎ合う今の久隆にとって、かのカラス達は理沙の血を吸うのを邪魔する厄介者でしかない。
邪魔されるなら、そいつの血を吸ってしまえばいい。
そう思うほどに、今の久隆は血に飢えていた。
一方、図らずして守られる形になった理沙は。
「だ、旦那様、ひどいわ~! 私というものがありながら~!」
どうして自分ではなく、カラスから血を吸うのか――とズレた怒りを露わにしていた。
近くの石を手当たり次第に放り投げる。
暴投か、それとも座敷童の幸運か。
石は全て久隆を逸れてカラス達に直撃するのだった。
◆
それはあるいは、祈り続けていたからなのかもしれない。
光の射した湯船の一つ、その片隅で暗く輝く欠片を見つけたのは、
十朱 此方
だった。
「見つけた……!」
見るだけでこみ上げてくる忌避感のようなものをぐっとこらえ、欠片を掻き抱いて『transparent』を発動。
石もろとも姿を隠し、手近な物陰に身を潜めた。
信用できそうな人を探す間に、ろっこんの効果時間が切れる。
慌てて再度発動しようとした此方の頭上から、
「見つけたよぃ」
混沌たる俗物の声が降り注ぐ。
骨削 瓢
は此方に蝙蝠をけしかけ、その隙を衝いて欠片を奪いとった。
「あ、だ、ダメ……!」
必死な声など聞く耳持たず、大口を開けて奪った石を呑み込――、
「おっと、ひとりじめとは感心しないな」
瀧原 玲衣
が、後ろから瓢を突き飛ばす。
宙を舞った欠片を捕まえて、悠々と黒い紙に包む。
「返して! 誰か……ッ!」
そんな此方の声には、やはり耳を貸すことはなく。
その時、長いポニーテールを翻し、一つの影が湯船を跳びこえ現れた。
着地の勢いのまま、影は玲衣に体当たりを仕掛ける。
影は幽霊であるがゆえに、直接的な効果はない。
しかしその勢いに押される格好で、石が玲衣の手からこぼれ落ちた。
「少しでいいの。そこの人たちを、止めて」
此方の声に影――
大貫 征治
は、振り返ることなく小さく頷いた。
「わかったよ」
これまでの皆の様子から、皆の探している大事な石が、この事態の鍵らしいのはわかった。
それが、たった今玲衣の手から落とさせた石なことも。
そして恐らく――彼らに渡してしまったら、この事態を解決させられないだろうことも。
立ち上がった瓢と玲衣の間をやたらめったらに動きまわり、視覚的な妨害で邪魔をする。
その間に此方は石を拾い上げ、ろっこんで姿を消し移動。
切れた直後に、
「石運ぶならしゃおりーに任せて!」
ちょうど近くで手を伸ばしてきたた
李 小麗
へとパス。
一度閉じた目をカッと見開き、『ぷっくりほっぺ』を発動した小麗は、欠片を頬袋に呑み込んで更に走る。
しかしいつまでも頬袋に入れっぱなしなわけにはいかず――
「へいパス」
声に振り向けば、
旅鴉 月詠
がスケッチブックを構えて。
『絵空事』発動――進化能力の引力が吐出された欠片を引き寄せ、そのまま石を封じ込めた。
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
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