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学園ロミオとジュリエット!
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【ここまでしておいて居ないとか】
「クラスに居ない?!」
ほぼ命懸けで2-3に辿りついた一堂はその言葉に愕然とした。
綾辻 綾花
と
日々野 結衣香
は耐え切れずに側の机に手をついた。
緋紅朱 赫乃
が体力切れと眩暈で倒れ込んだところを
桐野 正也
に支えられ、
羽生 碧南
に至ってはその場に座り込んでしまった。
がらんどうの教室で各々がうちひがれている中、不意に、大群の猫運搬の影が現れた。
それが教室進入と同時にはっきりと聞こえるその言葉。
「うわ、助けてなのだ流されるのだヘルプミーなのだ~っ!!」
教室後方にある出入り口から、運搬猫の流れに乗って何かが教室内に侵入! そのまま直進して窓がある壁にぶつかった中から、
後木 真央
がトリプルアクセルもかくやな華麗なジャンプで飛び出してきた!
「やべぇのだ何のぱらいそ出現かと思ったのだあり得ねぇのだ~!?」
もう既に猫の大群は散り散りで後も追えない。
「噂には聞いていたけれども……いやぁ瓢ちゃん並みの影響ばりばりなろっこんなのだ~……あ、まーちゃんセンパイこんにちはなのだ!」
「やぁ後木ちゃん!
……いや、ろっこんは基本こんなに範囲広くて縁も無い人まで巻き込むなんて稀だろ?
それで、俺が予測するに、ろっこんって体調やメンタルに左右されるっていうから、もしかして、そこの彼女のろっこんそれで暴走しているんじゃないかって思ってな」
寿里に無駄に衝撃を与えないよう、
桐野 正也
が小声で真央に話し掛ける。
「──って暴走? え、もともとこういうカートゥーンなろっこんじゃないのだ?」
素で全体を巻き込み、全力でユーモラスな傾向に走らせるっこん……を、期待していただけに、暴走かも知れないという話に、残念そうに肩を落とす真央。
その傍らでは、
「先輩がいなければ探すまでェ──!!」
ッガン、カーンッ!!
と気合を入れては、叶寿里が上から降って来た金タライと“洗面器・ケ○ヨン”によるダブルコンボの洗礼にあっている。
「これが恋する乙女の底力なのだっ!? リア充爆発しろって思うけど……これはこれで涙を誘うのだ~」
蹲った愛を叫ぶ少女……思わずその光景を目の当たりにして、真央はそのあんまりの痛ましさに思わず涙する。
真央はそっと、寿里に近づいて話し掛けた。
「あの、寿里ちゃん……?
手紙を渡してくるのを他人に頼むってどうなのだ? 中庭のバラの木の前とか有名な告白成功スポットなのだそこで告白の方が成功率高そうなのだ……」
恋の炎を燃やす彼女の元へおずおずと進言する。痛ましいのに、全然気にする様子も無い本人が余計に痛ましかった……
「さすがに協力しないとかわいそすぎるのだ、勿論カポーになったら殲滅するがなっ」
こちらが、ついつい漏れる小声での本音。“リア充死すべし派”の彼女にとってこれも大事な要素である。
むしろこの高校、リア充撲滅派は一体何人いるのか誰か一度是非カウントしてもらいたい。
「て、手紙は……ず、ずっと、私……頑張って……──!」
──手紙は寿里がずっと破けないサバイバル用のものに、滲まない特殊インクでしたためられて、大切に握り締めて来たもの。
何としても、頑張って直接渡したかったに違いない。
しかし、これだけの人を巻き込んでしまっては、もはやそうも言っていられないのも確かだった。
涙ながらにそっと、真央に手紙を預ける寿里。
「──これで、もしこのラブレターが発動条件なら、寿里ちゃんの恋もこのろっこんも収まって──」
「先輩ーーーっ!!」
先輩、吾妻壬王を思い、うわーんと泣き出す寿里。
しかし泣き出した側から足を、何故か落ちていたせっけんに足を取られて転がりこける。
そして同時に、真央の上にはお風呂位の温度をして浮いたお湯の塊が一気に落下した!
「うわああ! 熱いのだ! やけど程じゃないけど熱いのだ!!
て、手紙が発動条件じゃないのだ!? 手が付けられねぇのだ……!」
手紙がトリガーで無いなら、自分が持っていても意味が無い。手紙を元の主に返す真央。
寿里がほっとした様子で愛しい人への手紙を受け取ったその瞬間──
寿里は、何の前触れも無い落とし穴に落ちて1階の1-3組に墜落した!
もちろん、普通なら一大事である。だが本人は思い切りビターン!と床に叩きつけられへろへろの平らになった後、気合を入れるだけで元の姿に戻った! むしろピンピンしている!
──しかし、寿里本人に怪我が無ければ、次に心配する事はただ一つ──
「誰か、彼女を連れ戻しに──!」
「ど、どうやって──!?」
──その質問に答えられる者はいなかった。ただでさえ暴走中の彼女のろっこん。2階に来られたのは、
吉祥寺 黒子
のろっこんがあったからに他ならない。
頭を抱える一同。
そこへ、赫乃の所属する
学生支援部
の面子が飛び込んできた。
「骨削の姿を見たという人がいたらしいが──遅かったか!!」
現れたのは学生支援部の
御剣 刀
と
浅山 小淋
。
「二人、とも……先輩が、いなく、て……!」
現れた二人に対し、赫乃が答える。
「この階で骨削を見たという人がいる。関係無いとは言い切れないな」
『──発動するかは、分かりませんが……』
筆談で会話をする少女、小淋がろっこんを発動させた!
【発動条件】メモ帳に『更新』の二文字を書く
【能力】意識とは関係なく勝手に手が動き、未来に起き得る出来事を文章としてメモ帳に書き記す
『出てきた言葉は……今回は少ないですね』
出てきた言葉は──体育倉庫/粉塵爆発──のみ。
「これは──なにか危険極まりない単語があるが……実際に体育倉庫まで言ってみるしかなさそうだな」
「た、体育倉庫……!
す、すみません……も、もう足が──場所が体育倉庫なら、治り次第向かいます……!」
「さっきの1mアヒル隊○め……! 顔面殴打にたんこぶまで残してくれるだなんて……くぅっ、リアル「恋花教室2」を最後まで見届けたかった……」
ここまで意地で寿里を連れて来ていた、
綾辻 綾花
と
羽生 碧南
による半ギブアップ宣言。
『無理はいけません。休んでください。
──体育倉庫でしたら、途中で寿里さんと合流して進めますね』
「話通りなら、ほぼそこは間違いなく地獄絵図だ。来てくれる人は危なくなったらすぐ逃げてくれ。体育倉庫で合流出来ればと思っている。
緋紅朱は大丈夫か?」
「大丈夫、皆、に、助けて、もらった、から……」
「よし、じゃあ行くぞ!」
勢い良く走れる刀が寿里の手を引き、一斉に教室を飛び出した!
不幸は波状攻撃の如く襲い掛かってきた。もう背中にこんにゃくなど生ぬるい。
その最中で、いつの間にか真っ黒な舞台の黒子のような衣装と、頭とかに布を巻き込んだ徹底装備の顔の見えない小柄な人物が不幸の類を器用に捌いていく!
怪しい、怪しすぎる。流石にこれを不審視しない存在はいない。
『だ……どなたですか……!?』
「あ、おかまいなく。ただの恋の成就を目指している黒子です」
「助かる!」
疑わないのか、それとも本質を見抜くのに長けているのか、刀の鶴の一声で、不審時間は5秒と掛からなかった。その黒子──慎ましやかにこの恋を陰から応援する事を決めた
夢宮 瑠奈
に、周囲の面子も安心してついていく。
そして、直ぐさま小淋は立て続けにろっこんを発動し続けた!
『コンクリートレンガ!』
刀が即座に寿里の手を引いた! そこに現れた落下前のレンガを瑠奈が上手く掴んで遠くへ放り投げる。
『猫の十字砲火!』
2匹の猫が背後方面と左手方面から、刀に飛び掛って来た猫!
弾数こそ少ない猫弾だが、その大きさは目を見張るものがある。
ターゲットにされた猫にまみれた刀を、瑠奈と寿里が慌てて引き剥がす。
『学校中のゴキブリ! ……え?』
小淋の書かれた文字に一同は凍りついた。
向こうから端って来るゴキブリの群れ! 群れ! 群れ!
殆ど全員が、声にならない悲鳴を上げて逃げ出した!
『猫の大群!』
「任せろ!」
刀は持ち歩いていた大群を煮干で釣ろうとして──失敗した。足止めにしては煮干の数が圧倒的に足りなかった。
ふかふかの中に飲み込まれていく刀と寿里の姿に、猫達が押し寄せた空き教室の教壇の上に瑠奈が飛び乗り、腹ばいに教壇へ密着して二人の手を取り、何とか行方不明を免れる。
「きりが無い! 人も物が少ない外を回っていく!!」
猫の群れから脱出した刀は、寿里の手を引いたまま自身のろっこんを発動させた!
【発動条件】ガチン!と、撃鉄が落ちるイメージをする。
【能力】自分の心身と、衣服や身に付けている物を加速して、高速行動ができるようになる。
『一人で進むのは危険です!』
小淋と同時進行していた刀の速度が一気に上がったのを見て、届かないのが分かっていてもペンで文字を書く。
放課後で、幸いにしてグラウンドにも人はいなかった。
もれいびしかいない状況下で、彼の能力は最大限に引き出される。
そして、到着した扉前で寿里から手を離し、刀は安全確認として中に飛び込んだ! ──粉塵爆発──あの恐怖の文字を、急ぐ余りすっかり忘れながら。
中央に縛り込まれて見えたのは、若干小さいが恐らく吾妻壬王で合っているだろう。
「先輩! 大丈夫ですかっ!!」
刀が口のガムテープを剥がして尋ねる。
「逃げろ! 今すぐにッ!!」
「え?」
壬王の言葉、刀が状況を把握する前に、急に石灰による粉が舞い──火種と共にドアが閉じられた!
ドガァン!!
何がおきたのかまるで分からない。しかし、とっさに先輩を庇い、刀がアフロになりながら気絶寸前に見たものは、間違いなく見知った顔だった。
「──おや、他の連中も来てるとばっかり思ってたよぃ。
こりゃ、第二段の準備をせにゃならん」
飄々と口にしたのは、
骨削 瓢
。
寿里は中から響いた壬王の声に、慌てて倉庫の扉を開けた。
バガァンッ!!
そして寿里は、ろっこんの不幸影響により、徒競走に使うピストルの火薬が先程の爆発で引火しており、行事に使う風船用のガスに着火──あまりにも不幸な時間差、という有り得ない現象により、一気に寿里は丸焦げになった!
アフロヘアーに制服はボロボロ──だが、まだ無事でいる。制服の袖の一部に火がついているのに、むしろフツウに煙を吹いて火傷一つ無い。ラブレターまでスミ一つついていない──!
「キャーッ! 熱い熱い、火がついてる火が!!
水無い! こんな時は布で消せばいいって聞いた事が!」
そして、混乱極まった寿里はひたすら左右を見渡した後。
火の付いた袖を、思いっきり燃えている両袖を、抱きつくように押し付けた。──瓢の、制服に、じゅうぅうう、と。
「ぎゃああ! 何するん、おたくはぁーっ!!」
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月07日
参加申し込みの期限
2015年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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