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【13時46分 九夜山山中】
一方、先行しているBとC。
Aが戻ってこないことを『お楽しみ中』だと勘違いしたまま目的地へ向かっていた。
その脇の茂みに潜むのは
橘 勇
。道を挟んで向かい側には
灯 斗南
が待機している。
2人はBとCに気付かれないように尾行しているのだ。
「なぁ、目的地はまだなのか?」
Cが地図を広げて立ち止まると、仕切りに方角を確認していた。
リュックこそ背負っているが、山登客のような装備品は揃えていない彼らはやはり浮いている。
一見、どこかの役所の職員のようにも伺えるが、その眼光は何かを捜索してるその目であった。
「この山、そんなに標高は高くないはずだろ? もう何時間経ってるんだよ?」
「文句ばっかり言うな。山道以外も捜索範囲なんだからさ、脇道に分け行る時もあるんだ、時間はかかるさ」
Bは苦笑いしながら地図のある場所を指で叩く素振りを見せた。
「ほら、目的地はここだ。周辺捜索は……、遅れてくるあいつにやらせよう」
「そりゃいい! あいつだけ仕事サボってスッキリしやがって! 埋め合わせしてもらわなきゃ割に合わねぇよな?」
「まったくだ」
2人は笑いながらリュックからペットボトル飲料を口にした。
そしてあろう事か、中身の入った飲みかけの容器を茂みの中にポイ捨てしていったではないか。
ゴツン、とやけに響く音が山林に轟いた。
不審に思った2人が振り向く。
「……はぁ、面倒臭いことになったな」
不運!
ペットボトルは灯の頭に命中してしまった!
灯の存在に気が付いた2人は身構えた。
「おい、誰かいるぞ!?」
Cが大股で灯の潜む茂みへ近付く。
「もしかしたらナントカヒーローとかいうガキどもかも知れないぜ? そうだとしたら俺が叩きのめしてやる!」
「たかが正義ごっこのガキだろ? 手早くやれよー?」
BはCの後ろを見送りながら身構えたままだ。
Cが茂みをむんずと掴んで掻き分ける!
「おらッ! 出てきやがれ!」
Cが茂みに顔を突っ込んだ、次の瞬間!
茂みの中から天を裂くように火柱が噴き上がった!
かわしきれなかったCは体へもろに炎を浴びてしまう。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」
凄まじい熱量に耐え切れずに山道であちこち転げまわるC。
軽い火傷で済んだようだが、身体的ダメージより精神的ダメージの方が甚大のようだ。
「何なんだよ!? 火を吹きやがったぞ!?」
「吹いたんじゃない、噴射したんだ」
灯は緩慢な動きで茂みから出てきた。
その顔には、右目に炎の涙が描かれた白い仮面が覆い被せてあった。
「……面倒だ。本当に面倒で仕方がないな」
「おいおい、君。仮面なんか付けちゃって痛すぎるぜ?」
Bは思わず失笑してしまう。
「ハハッ、君は高校生くらいかな? ヒーローごっこなんて歳じゃないだろう?」
「僕はヒーローなんかじゃない」
仮面の下の瞳孔が開く。
「……ただの処刑人だ。お前をここで裁く」
灯の右手に真紅の炎が灯(とも)る。
これが彼のろっこん【イグニッションハート(点火する心)】だ。
仮面で素顔を隠している状態で炎を連想することで、手のひらから自在に炎を生成できるのだ。
火力も形状もある程度、自己の気分で操作も可能だ。
「お前たちが面倒くさい事をやる前に、僕が止めに来ただけだ」
「そういうのがヒーローごっこって言うんだよ? わからないかなぁ?」
せせら笑うBの足元に火球が爆散する!
飛び退くBは仮面の処刑人を見据える。
「おいおい、マジかよ……!?」
灯は右手を再点火した後に告げた。
「最初から言っているだろ。僕は、お前を――」
素早く明かりが右手を突き出す。
「裁きに来たんだ……!」
手のひらで揺れていた紅蓮の炎は、突如として渦を巻きながら濁流のようにBへ押し寄せていく!
放たれた赤熱の蛇の舌がBの足を舐める。
切断されたかと錯覚するほどの痛みと熱量に、Bもまたうずくまってしまう。
「熱ッだああッ!? 火炎放射だと!? いい加減にしろ!!」
Bがスタンロッドを杖代わりにして立ち上がろうとする。
しかし灯はスタンロッドに火炎を浴びせて湾曲させてしまった。
炎の処刑人は怯えるBとCを無言で見下す。
(四肢を軽く炙って戦意を喪失させれば、あとは尋問して情報を吐かせればいい……)
灯の手のひらが赤く揺らめく。
「く、来るな、バケモンが!!」
悶えていたCの手元が衣服の中に入る。
取り出したのは、拳銃!
「灯、危ない!」
もう一方の茂みから橘が飛び出した!
灯を体当たりで突き飛ばし、射線から逃した。
だがCは既に引き金に力を込めて引き絞っている。
炸裂音とともに銃弾が飛び出し、橘の腹部に突き刺さる!
その衝撃は彼の体を2mほど吹き飛ばすほどの威力を有していた。
「橘……!?」
庇われた灯が声を上げる。
撃たれた橘に駆け寄ろうとする。
しかし、橘は苦痛の呻き声をあげながらすぐに立ち上がった。
「痛……ッ!! やっぱり衝撃や痛みまでは防げなかったか……」
橘に当たった銃弾は、まるで岩にぶつかったかのように先端が潰れていた。
これに発砲したCが驚愕した。
「嘘だ!! まともに命中して、血の一滴をこぼさない人間がいるわけない!」
「いるだろう、目の前に」
橘はCに向かって猛然と突っ込んでいく。
Cは目を血走らせながら立て続けに発砲!
「来るな! 死ね! 撃たれて死ねっ!」
銃弾は全て橘に命中!
橘の足が止まった。
「……だから痛いって言ってるだろうが!」
吠える橘の右拳がCの顎を捉えた!
「ぎゃぁっ!!??」
打撃のより脳が揺さぶられる!
そのまま悲鳴を上げて崩れ落ちるC。
橘の拳は、おおよそ常人のそれとは思えないほどの硬度を誇っていた。
まるでスレッジハンマーでぶん殴られたような感触だった。
「お前も、バケモノか……」
Cはそんな台詞を吐き捨てたあと、意識を手放した。
「バケモノじゃない。もれいびだ」
橘は顔をしかめながら自分の腹をさすった
彼のろっこん【硬化】はその名のとおり、体の一部を硬質化することができる。
ただし痛覚や感覚はシャットアウトできないため、被弾時の衝撃によるダメージは免れない。
初撃こそ真正面から受けたが、次の連射は体の向きを逸らすなどしてノックバックを防ぐとともにダメージを最小限に留めたのだ。
「……さて、残るはお前だけだ」
橘は肩を大きく回してほぐす仕草をした。
「黙示録だか何だか知らないがお前たちはやりすぎた。お前達こそ裁かれる側の人間だ」
灯も先程よりも火力を強めた火柱を手のひらから出現させる。
Bはもはや立ち上がることすらできない。
「お、おれたちももれいびだが、戦闘向きじゃないんだ! だから助けてくれ、欲しいものなんでもやるよ!!」
Bは懐から財布を取り出すと、万札を掴んで灯に突き出した。
「カネか? カネが欲しいのか!? いくらでもやるよ! カードも限度額まで使っていい! だから、だから見逃してくれ!」
「……だってさ、どうする、灯?」
橘が肩をすくめる。
仮面の下の灯の双眸が炎で揺らめく。
「答えは決まっている……」
灯は差し出された万札を炎で一瞬で灰に変えてしまった。
「“NO”に決まってる。正義はカネで買えないんだ」
Bの鼻っ柱に灯の蹴りが突き刺さる瞬間を見た橘が思わず合掌していた。
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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