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【11時55分 九夜山展望台】
一方その頃、隠密班、掘削班、そして如月・屋敷野コンビは九夜山展望台に到着していた。
展望台からは暖色に色づいた晩秋の九夜山と寝子島の市街地が一望できる。
展望台には観光客らしき老人たちが記念撮影をしているほかはまばらな人数で、今日はお世辞にも賑わっているとは言えなかった。
「こっからはそれぞれ班行動だっちゃ」
鈴野がスコップを持ちながら背伸びをした。
菜々緒の連絡を受けた時から、自宅からずっと携帯していたのだ。
「可愛い女子3人と見た目女子力高くて可愛い鈴野を愛でつつ移動だな!」
犬神 花梨
はやたらテンションが高い。
「なぁ、今、俺様ってハーレムじゃねェ? ギャハハ!」
「師匠、鼻の下伸びてますよ……」
日暮は武術の師匠と仰ぐ犬神の顔がデレデレになっているのを見て苦笑いしていた。
「だぁいじょうぶだっつーの、日暮! 移動中も油断なく周囲を警戒してるぜ!」
すると途端に狂戦士めいた険しい表情へと様変わりする犬神。
常在戦場の心得は忘れていないようだ。
「おっと、その前に虫除けな!」
犬神は持参してきたハッカ油スプレーをその場にいる全員に振り掛けた。
晩秋とはいえ、山中での虫刺されにそなえてのことらしい。
「それに加納はハエのろっこんらしいからなぁ? これで防げるといいんだけどよぉ」
メルマガ【名無】に、泉月花のろっこん情報が流れているのだ。
ゆえに情報を目にした者たちの中には、犬神のように防虫の準備を万全にしているようだ。
「オラも持ってきたっちゃよ。殺虫スプレーが効くか分からんが、いざという時は振りかけてやるべ」
鈴野もすぐに取り出せるようにスプレー缶を腰元に刺してある。
「草むらに潜むのなら、なおさら必須だな」
橘が雑木林に目を遣った。
隠密班はこれから三夜湖周辺の藪の中を分け入り、叢雲信者の捜索と周辺の警戒に当たるのだ。
「それに展望台は俺たち以外の観光客がいるとはいえ目立つ。早く解散して行動に移ろう」
橘はロードバイクで使用されるスポーツマスクで口元を隠した。
「では、私たちは展望台から双眼鏡で監視してますねー!」
ここから屋敷野と如月は展望台周辺の調査で留まる。
屋敷野はここに来るまでのロープウェイのゴンドラの中で話していた。
『三夜湖に最も近い建物や最も寝子島で天に近い場所、あるいはー、落神伝説に擬えて新たな神を作るなら、展望台や千年杉も怪しいですよねー? 展望台には三夜湖の説明展示がありますし、優れた潜伏先にも、儀式にも使われそうですしねー』
「……俺はちょっとツテがあるんでまずはそこに探りを入れてみる」
如月は早速スマホでどこかと連絡を取り出した。
「みんな、頑張ろうね!」
十文字は元気よく声を張り上げた。
「あ、ウチ、穴掘りするのに道具持ってきてなかったわー迂闊だったわー」
七緒の所持品は情報発信に専念するために携帯電話とバッテリーの2つに特化していた。
これに十文字もはっと顔を強ばらせた。
「ご、ごめん! 私も……持ってない……。やっちゃったぁ。ろっこん用の両面コンパクトミラーしか用意してなかったよ、うぅぅ……」
十文字のろっこんは、発動に鏡を割る必要がある。
依頼の内容を目にした彼女は、慌てて自宅にあった鏡の差し替えをもって飛び出してきたため、肝心の穴掘りするための装備を失念していた。
それに鈴野は笑顔で寛容した。
「心配ねぇべ。オラが2人分の仕事量をこなすっちゃ。2人は周囲警戒をしてくれると助かるべ」
「そうだぜ! 俺様は穴掘りが得意なんだぜ? 犬神だけに、ここ掘れワンワンッってなぁ!?」
ギャハハハと笑う犬神の横で、
小山内 海
もおずおずとスコップを両手で鞄から取り出して抱えていた。
小山内は内心、鬱々とした気持ちで溺れそうになっていた。
(叢雲もメサイアもタトゥーの組織も、どれも信用ならない。メサイアは私を助けてくれたけれど、目的がはっきりしない以上完全に味方と思う事はできない。叢雲が集めてるらしい黙示録を……メサイアも破壊しないで集めてるって辺りが特にね)
前回の誘拐事件で、死の淵に追いやられた小山内は疑心暗鬼を生じていた。
信じられるのは誰なのか、少し臆病になっている自分がいる。
(本当は怖い……)
この作戦に参加するかどうか、小山内は迷った。
また前みたいな目にあったらと思うと、身体が恐怖で震えてしまう。
それでも、勇気を振り絞ってここまで来た。
それは、他の誰かにもあんな目に遭ってほしくないという願いからだ。
(特に私の知ってる人には……)
親しい人たちが殺されてしまわないように、震える足を必死に前に出すしかなかった。
(私みたいな臆病な卑怯者なんかよりも……生き抜くべき人たちが大勢いるから)
あの事件以来、自己評価が自虐的になってきている小山内。
その覚悟は、簡潔に述べるのならば『悲愴』の一言であった。
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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