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【11時39分 九夜山展望台】
時間は遡る。
寝子島の九夜山では、妨害班と隠密班&掘削班の2手に分かれて行動していた。
タクシーを降りた妨害班の面々が、
如月 庚
に頭を下げた。
「タクシーの手配、助かった! 俺たちはこれから山道を進むから」
「……ロープウェイで行ったほうが早いだろ、志波先輩?」
「いや、俺らはまず落神神社を調査する。叢雲の奴らが狙いそうだからネ☆」
志波はここでも場の空気を重くなさせないために、敢えてふざけた口調を貫く。
(心で血反吐を吐いたって俺は笑顔を貫く。……それも傲慢というのなら、俺は!)
志波は満面の笑顔で皆に告げた。
「どうか皆、怪我なく……。さぁ、笑ってフツウを守りにいこうぜ」
その横で、日暮は先程合流を果たした
灯 斗南
と握手を交わす。
「今日はよろしくね、灯くん」
「……よろしく」
テンション低めの灯がぼそっと答えた。
「斗南……、来てくれてありがとう」
花風 冴来
が感謝を述べると、初めて灯は口元を緩めた。
「別に……、僕はただ、そんな面倒な事、さっさとカタをつけないとって思っただけだ、花風先輩」
突き放すような言葉だが、その口調には明確な使命感が帯びていた。
「サキリだ……」
サキリ・デイジーカッター
も言葉少なに自己紹介を済ませた。
灯はそれに無言で会釈をするに留まった。
「イヤー、斗南くんが来てくれてタスカッタ! 三夜湖はヨロシク!」
志波 武道
は軽いノリで親指を立てた。
「よろしくだよー!」
三ヶ島 葵
は相変わらずニヤニヤと不敵な笑みを浮かべている。
その笑顔の下で、彼女は激しく考えを巡らせていた。
(暗号の示す場所は三夜湖にある松の木の根元……怠惰の黙示録が埋まってるものらしいねー。罠と思ってるけどー……、まさか九夜山に『強欲』が来るわけないよねー? まさかー……)
タクシーに乗り込んでいる掘削班を見遣る。
やはり、彼らも「罠じゃないか?」と疑っているようだ。
(調査妨害と称して、別の場所に向かう私には関係ない、けどー、そのまさかが本当に起こったら面白いものが撮れたかなー?)
躊躇。
面白いものが見たいという、三ヶ島の知的好奇心がむくむくと膨れ上がっていく。
自ら危険に身を投じようとする精神は、まさに『好奇心は猫を殺す』といえよう。
だが、彼女は自分の与えられた役割を思い出し、その欲求をすぐに引っ込めた。
(ま、いっかー。敵の陰謀詭計の光景も、それはそれで面白いよねー?)
ニタニタと含み笑いしながら、三ヶ島は愛用のデジカメをいじっていた。
と、そこへ、眠気まなこをこすりながらこちらへ近付く少女の姿があった。
「おまたせー、買い物途中で急いできたから装備は万全じゃないけどぉ……」
志波が連絡を付けて協力を仰いだ
壬生 由貴奈
が手をひらひらさせて挨拶をした。
「しばちゃんは例の新しいメルマガの便宜、図ってくれてありがとうだよぉ」
壬生は志波からメールマガジン『名無』のことを教えられていた。
黒依と七緒の許可を取り、彼女もまた無事に登録を済ませていた。
壬生も前回の誘拐事件に巻き込まれた1人で、脱獄に一役買っていたからだ。
「既に前回で得られた情報は、うちが発信済み。桃髪のセブンが『強欲』らしーよーって」
「今までの情報も流れているねー」
歌劇事件の際に明らかになったことや、前回の誘拐事件で判明した事実、それらが表のメルマガ『7』と裏のメルマガ『名無』の両方に流れていた。
「俺たちの行動内容は、『7』に流さないほうがいいな……」
志波は口を真一文字に固く結ぶと、短く唸った。
これに如月も合わせる。
「……そっすね、志波先輩。閉鎖的になるが、これ以上、みだらに情報が漏れるのは俺も避けてえ」
「如月くーん! そろそろ行きますよー!?」
待ちくたびれた
屋敷野 梢
がタクシーの前で両手を腰に当てて眉を下げていた。
それに如月は手を挙げて意思表示をした。
「それじゃ、俺たちは先を急ぐ。こっから先は別行動だ……。気をつけろよ」
如月がタクシーに戻る。
これから掘削班とともに展望台まで行くのだ。
「私たちも……行きましょう?」
冴来が促す。隠密班も展望台へ向かうのだ。
だが、日暮は周囲をしきりに見回す。
「やっぱり難しかったかな……?」
日暮が落胆していた、その時だった。
「ん……? そんなに大勢で山登りか?」
橘 勇
もまた、遊歩道に向かう途中だった。
「今日は天気もいいし、休日でバイトもない! 山頂付近で身体を動かすには最適な日だ。みんなも山中をウォーキングしにきたのか?」
「んーと、私たちはー……」
三ヶ島は言い淀む。
橘は一連の七罪事件に関わったことがない。
ここはごまかすべきか、壬生にアイコンタクトする三ヶ島。
壬生は視線を上にして、眉間にシワを寄せていた。
しかし、日暮はニカッと破顔すると橘と握手を交わした。
「来てくれたんだね、橘君」
「俺は難しいことは分からない。だから俺は体を動かすだけだ」
状況が掴めない周囲の様子を見て、日暮は苦笑いしていた。
「ごめんごめん。実は橘君にも協力を仰いでたんだ。けど、なかなか返事が来ないから断られると思ってたよ」
「俺は日暮や他の奴が経験した事件のことはよく分からない。それに俺が関わっていいいか、少し考えた。分からないなりに考えた。だから返事が遅れた。……そして1つの結論が出た」
橘は自分の胸に手を置いて告げた。
「善悪の価値なんて人それぞれ……、俺は、友人や恩人のフツウを壊す奴が許せない。それを護るだけだ」
「かっこいいねぇー」
壬生が少しだけ目を見開いた。
「……本当にそれだけ?」
灯は橘の目を見ながら問い掛ける。
「……いや、なんか違和感を感じただけ。ごめん、気のせいだったかも」
だがすぐに灯は顔を背けてしまう。
対する橘は内心驚いていた。
(もしかして、俺の覚悟を……見抜いたのか?)
笑顔の仮面に隠す彼の激情。
それは決して、誰にも悟られてはいけないのだ。
(そうだ、俺はフツウを護る。……そのためになら、俺は修羅の道を進み、この身は鬼へと墜とそう)
橘の危うい覚悟に、もしかしたらヒーローを志す灯は似通った精神を感じたのかもしれない……。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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