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寝子島高校
秋の夜に、廃墟にて
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【1】
集合時間より早い、六時三十分。
寝子島イリュージョンランド跡の野外音楽堂にやって来たのは、
後木 真央
だった。
陸上部のTシャツに、寝子島高校指定のジャージの上下を着て、更にウインドブレーカーを引っ掛けている。背中には普段から常備品を入れて持ち歩いている赤ネコのリュックが背負われ、その上にたたんだバネ式簡易テントと寝袋がくくりつけられている。左右の肩には一眼レフデジカメ他の撮影機材一式が入ったバッグと、もう一つ巨大なバッグが掛けられていて、これからキャンプでもするのかという大荷物だ。すでにあたりが暗くなっているせいか、頭にはヘッドライトをつけている。
「ずいぶん早いのね。……そして、何、その大荷物」
声をかけて来たのは、五代 春香だ。彼女は、古代の神殿のようなこの野外音楽堂の、広々とした舞台の真ん中あたりに、荷物とLEDランタンを置いて佇んでいた。
「これは、今夜のための用意一式なのだ」
「ふうん。見たところ、背中のは簡易テントと寝袋ね。ここで一晩明かすつもり?」
答える真央に、春香は軽く目を眇めて更に問う。
「そうなのだ。星景を撮影するには、それが一番なのだ」
元気よくうなずく真央に、春香は笑った。
そんな彼女に真央は、両肩の荷物を地面に下ろすと、ウインドブレーカーのポケットから、メモ帳とペンを取り出した。
「ところで、春香ちゃんセンパイの今日の目的を聞かせてほしいのだ」
「新聞部の取材? マメねぇ」
笑って返すと、春香は言った。
「私の目的は、もちろん、夜の廃墟の撮影よ。廃墟って、昼間の白々した光の中で撮る写真も素敵だけれど、夜も風情があっていいと思うのよ。でも、さすがに夜中に一人はちょっとね。だから、同じ廃墟好きを巻き込もうって考えたわけ」
「そういうことなのだ」
なるほどとうなずきつつ、真央はメモを取る。
そこに、にぎやかな話し声と懐中電灯の光と共に、
ロベルト・エメリヤノフ
と
神嶋 征一郎
、
内藤 武諭
の三人がやって来た。
「こんばんわ。……参加者は僕たちだけかい?」
ロベルトが春香に声をかけ、あたりを見回して問う。
「まさか。あなたたちが早いだけよ」
春香が笑う。
横から真央が、三人に声をかけた。
「寝子高新聞部、
後木 真央
なのだ。取材させて下さいなのだ♪ 今回の参加の目的を教えて下さいなのだ♪ 真央ちゃんは、星景写真の撮影なのだ♪」
「目的? ロベルトに誘われて、廃墟の探検ってとこだな」
答えたのは、征一郎だ。
「俺もロベルトに誘われた。心霊スポットではないと聞いたので、つきあうことにしたのだ」
武諭も答え、ちょっと顔を赤らめて付け加える。
「別に幽霊など怖くはないがな! ないけどな!」
ふんふんとうなずきつつメモを取っていた真央が、幽霊の言葉にぴくりと肩を動かす。
「ここに、そういうものがいるのだ?」
「そういう噂は、聞いたことがない。大丈夫だ」
小さく笑って、ロベルトが真央に声をかける。その目は、「あなたも幽霊が怖いのかい?」と問うているようで、真央は慌ててかぶりをふった。
「怖くないのだ。全部ただの想像力なのだ!」
「ふうん。……ちなみに僕は、チラシを見て、面白いって思ったから二人を誘ったんだ。今夜は、思いっきり探検するつもりだ」
小さく笑いつつうなずいて、ロベルトは彼女のインタビューに答える。
真央は、慌ててそれをメモした。
そこにまた、新たに二人組がやって来た。
新井 すばる
と、
神野 美野梨
だ。
真央はさっそくその二人にも声をかける。
「寝子高新聞部の取材なのだ。今日の目的を聞かせてほしいのだ」
「私は、星を撮影しようと思って参加したわ」
答える美野梨に、すばるもうなずいた。
「ボクは、その手伝いってところだよ」
「真央ちゃんと、目的が似てるのだ! 真央ちゃんは、星景写真を撮るつもりなのだ」
メモを取りつつ、真央は目を輝かせて返す。
「お互い、うまく撮れるといいわね」
美野梨も言って、笑った。
そうこうするうち、七時になった。
あたりはもう真っ暗だったが、野外音楽堂には他の参加者たちもやって来て、懐中電灯やLEDランタンなどに照らされ、ずいぶんと明るい。
そんな中、春香は舞台の上に立つと参加者たちを見回した。
「今夜は、参加いただき、ありがとうござます」
軽く一礼すると、彼女は続ける。
「暗くて足元など見えにくいと思うので、移動や撮影の際には、充分気をつけて下さい。もしもの時は、救急箱の用意もありますので、私に連絡して下さい。それと、解散は一応十時ごろを予定しています。私は十時前にはここに戻っていますので、帰る際には一言お知らせ下さい。十時以降も残る方は、自己責任でお願いします」
それから……と、彼女は紙の束を取り出した。
「これは、私が作成したこの遊園地跡の地図です。人数分あるので、撮影場所など探す際の参考にして下さい」
言って、彼女はそれを参加者たちに配る。
やがて彼らはその地図と、それぞれの荷物を手に、移動を開始したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月21日
参加申し込みの期限
2015年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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