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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
さぁ、メンタルトレーニング合宿だ！ in 錬心寺
転：飛沫を槌に、意思を金床にし精神を鍛える事
２日目の朝。日が昇るより少し朝早く起きた一行は、まずは清掃から始まる。そして経を読み、朝食をとった上で希望者のみ滝行を行う（他のメンバーは見学をする）。その後は護摩焚きだ。
「そういえば、今日は滝業ね。……汚いし死体とかも流れて来るのは苦手だよ」
「いや、ガンジス川に潜る訳じゃないから」
なにやら表情が暗いプリティヴィ・プラサードが呟けば、八神 修が傍らからつっこみを入れる。
「心配要りません。ここの川はとても綺麗ですから」
穏やか笑顔の中野 空也が付け加える。傍で見守っていた住職の蓮屋 静天はのほほんとした様子で口を開いた。
「まぁ、オチがついた所で（？）滝行を行いましょう。希望者の方は宿坊でこちらに着替えてから本堂前に集まって下さいね」
と、希望者に白装束と草履を渡していた。
「女の子は白装束の下にこれを着てね～」
と、相原 まゆが人数分の白いＴシャツを用意していた。それを見た後木 真央は若干ショックだったらしい。先程まで「メインイベント来たのだ！」とおおはしゃぎだったのだが……。
「せ、折角さらしも用意していたのに……」
人数分の褌を用意していた真央は先ほどまゆに褌とさらしを渡したものの「気持ちだけ受け取っておくわね」とやんわり断られていた。がくり、と膝を突く彼女であったが、首を振ると拳を握り締める。
「でもあきらめないのだ！ 褌、皆の分用意しているのだ！ 滝行参加者に配るのだーっ！！」
とりあえず全員に褌（女子にはさらしも一緒に）配る真央。だが修には「もう持っているから」と返されるのだった。
そして着替える希望者たちなのだが、冴木 竜司はやけに準備が早いと思ったら……赤い褌一丁だった。引き締まったボディが秋の陽光にまぶしい気がする。
「ふむ、やっぱり精神集中は滝行に限るな！」
と勇ましさも相まって正に大和男子といった風情である。そして、そのしなやかな筋肉を見せ「触ってみます？」と紳士的に微笑んで見せた。高校生活の成果の１つらしいが、確かに、そういうのに相応しいだろう。しかし、静天は少し考えて白装束を纏った御剣 刀の袖を見せる。
「えーっと、水温の事もありますので、白装束をちゃんと着てくださいね」
「あ、はい」
安全上の理由なら、と竜司は素直に従った。
そして滝行のスタート。見学する面々は少しはなれた場所で見学する。しかし、飛沫はその辺りまでちょっと飛んでおり、飛沫の雨でなにか起こるのでは、と修はちらり、と引率の１人である生物教師の牛瀬 巧を見たが、この程度の量ならば大丈夫だろう、と警戒を解いた。
「これはこれで風情あるなぁ」
と巧が呟いた。というのも、モミジが近くにあり、綺麗に紅葉しているからである。確かに、とても美しい光景である。
最初はまゆから挑む。というのも
「先生として、お手本を見せたいのよ！」
という理由だった。そんなところも可愛い、と竜司がほっこりするが、お経を読む姿は本当に凛々しく、まるで水垢離を行っている巫女のようにも見えた（というのは竜司の談である）。
まゆの次は１年生、という事で風雲児 轟から行う事に。彼は真剣な顔をしつつも若干興奮していた。
（やっぱり、これこそザ・精神修行って思えるよな！ 気合いが入るぜ）
と、勇んで滝に打たれ始めたものの……思った以上に辛かった。水の冷たさだけではなく、身体に当たる痛さも、である。
（これをやり続けるって相当すげえぞ！ いやしかし、この修行を通して心身共に鍛えるって事は……）
自分のためだけではなく、将来の寝子島のため、である。轟は気を引き締めがんばろう、と意思を強めてお経を唱え続ける。
（さぁ、水よ……じゃんじゃん降って来い！！）
轟はこうして、滝行を乗り越えたのだった。
次はらっかみおろしでも滝行を経験していた志田 朝陽。
「前にもそこそこの成績でやってのけたしな。おっしゃあ！ 滝修行なら任せろ！！」
片足立ちでもできる、と豪語するほどではあるが、やはり痛い物は痛い。それに、今は１０月で、水温も下がっている。
（やっぱり、これって超痛ってぇ！ でも、ハードル高けぇ方が燃えるってもんだ！）
片足立ちで挑み続ける朝陽の様子に、見ている者達は何故か熱くなっていた。真央が「朝陽ちゃんマジ凄いのだ！」と興奮した様子で声を上げれば、竜司が「無茶するなよ」と真面目に声をかける。それでも朝陽はきっちりと鍛え上げられた体幹で耐えていた。
（気合いだっ！）
目をくわっ、とあけた朝陽は『特技：滝行』と胸を張っていいと思う一同であった。
２日目の朝。日が昇るより少し朝早く起きた一行は、まずは清掃から始まる。そして経を読み、朝食をとった上で希望者のみ滝行を行う（他のメンバーは見学をする）。その後は護摩焚きだ。
「そういえば、今日は滝業ね。……汚いし死体とかも流れて来るのは苦手だよ」
「いや、ガンジス川に潜る訳じゃないから」
なにやら表情が暗いプリティヴィ・プラサードが呟けば、八神 修が傍らからつっこみを入れる。
「心配要りません。ここの川はとても綺麗ですから」
穏やか笑顔の中野 空也が付け加える。傍で見守っていた住職の蓮屋 静天はのほほんとした様子で口を開いた。
「まぁ、オチがついた所で（？）滝行を行いましょう。希望者の方は宿坊でこちらに着替えてから本堂前に集まって下さいね」
と、希望者に白装束と草履を渡していた。
「女の子は白装束の下にこれを着てね～」
と、相原 まゆが人数分の白いＴシャツを用意していた。それを見た後木 真央は若干ショックだったらしい。先程まで「メインイベント来たのだ！」とおおはしゃぎだったのだが……。
「せ、折角さらしも用意していたのに……」
人数分の褌を用意していた真央は先ほどまゆに褌とさらしを渡したものの「気持ちだけ受け取っておくわね」とやんわり断られていた。がくり、と膝を突く彼女であったが、首を振ると拳を握り締める。
「でもあきらめないのだ！ 褌、皆の分用意しているのだ！ 滝行参加者に配るのだーっ！！」
とりあえず全員に褌（女子にはさらしも一緒に）配る真央。だが修には「もう持っているから」と返されるのだった。
そして着替える希望者たちなのだが、冴木 竜司はやけに準備が早いと思ったら……赤い褌一丁だった。引き締まったボディが秋の陽光にまぶしい気がする。
「ふむ、やっぱり精神集中は滝行に限るな！」
と勇ましさも相まって正に大和男子といった風情である。そして、そのしなやかな筋肉を見せ「触ってみます？」と紳士的に微笑んで見せた。高校生活の成果の１つらしいが、確かに、そういうのに相応しいだろう。しかし、静天は少し考えて白装束を纏った御剣 刀の袖を見せる。
「えーっと、水温の事もありますので、白装束をちゃんと着てくださいね」
「あ、はい」
安全上の理由なら、と竜司は素直に従った。
そして滝行のスタート。見学する面々は少しはなれた場所で見学する。しかし、飛沫はその辺りまでちょっと飛んでおり、飛沫の雨でなにか起こるのでは、と修はちらり、と引率の１人である生物教師の牛瀬 巧を見たが、この程度の量ならば大丈夫だろう、と警戒を解いた。
「これはこれで風情あるなぁ」
と巧が呟いた。というのも、モミジが近くにあり、綺麗に紅葉しているからである。確かに、とても美しい光景である。
最初はまゆから挑む。というのも
「先生として、お手本を見せたいのよ！」
という理由だった。そんなところも可愛い、と竜司がほっこりするが、お経を読む姿は本当に凛々しく、まるで水垢離を行っている巫女のようにも見えた（というのは竜司の談である）。
まゆの次は１年生、という事で風雲児 轟から行う事に。彼は真剣な顔をしつつも若干興奮していた。
（やっぱり、これこそザ・精神修行って思えるよな！ 気合いが入るぜ）
と、勇んで滝に打たれ始めたものの……思った以上に辛かった。水の冷たさだけではなく、身体に当たる痛さも、である。
（これをやり続けるって相当すげえぞ！ いやしかし、この修行を通して心身共に鍛えるって事は……）
自分のためだけではなく、将来の寝子島のため、である。轟は気を引き締めがんばろう、と意思を強めてお経を唱え続ける。
（さぁ、水よ……じゃんじゃん降って来い！！）
轟はこうして、滝行を乗り越えたのだった。
次はらっかみおろしでも滝行を経験していた志田 朝陽。
「前にもそこそこの成績でやってのけたしな。おっしゃあ！ 滝修行なら任せろ！！」
片足立ちでもできる、と豪語するほどではあるが、やはり痛い物は痛い。それに、今は１０月で、水温も下がっている。
（やっぱり、これって超痛ってぇ！ でも、ハードル高けぇ方が燃えるってもんだ！）
片足立ちで挑み続ける朝陽の様子に、見ている者達は何故か熱くなっていた。真央が「朝陽ちゃんマジ凄いのだ！」と興奮した様子で声を上げれば、竜司が「無茶するなよ」と真面目に声をかける。それでも朝陽はきっちりと鍛え上げられた体幹で耐えていた。
（気合いだっ！）
目をくわっ、とあけた朝陽は『特技：滝行』と胸を張っていいと思う一同であった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年04月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年04月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2015年04月15日 11時00分
