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クリーム色のコートを着た
深倉 理紗子
が旧市街を足早に歩く。手には買い物袋を提げていた。緑色の目が時折、コートのポケットに向かう。
「……今日は日曜日だし」
自身に言い聞かせるように呟く。
携帯電話が鳴った。微かな音に反応した理紗子はコートのポケットに手を突っ込んだ。
「今、旧市街。そう、もう少しで着くから。うん、わかった」
男性は携帯電話をジャンパーのポケットに入れた。その後ろで理紗子は恥ずかしそうに俯く。
理紗子は目にした路地へと曲がった。人気がなく、とても静かであった。少し足の運びが遅くなる。
「なんか落ち着くわ」
言葉の通り、表情を和らげて通りに出た。斜向かいにある薬局に目がいった。若い女性店員の前には長机が置いてある。
「……何かしら」
理紗子は用心するような目で店員の前に立った。かなりの人数を捌いてきたのか。店員は慣れた様子で薬の紹介を始めた。
「無料ですよぅ」
店員は駄目押しの言葉で締め括った。理紗子は三種類の薬を浮かない顔で見ていた。
「どうですかぁ」
「どの薬も怪しいわね。特に二番目の薬、多幸感に包まれるなんて。まさか合成麻薬や違法ドラッグの類いじゃないわよね?」
「副作用はないらしいですよぉ」
店員の笑顔を受けて理紗子は机上に目を落とす。二番目に紹介された薬を摘まみ上げた。
「ありがとうございますぅ」
錠剤を手に握ると理紗子は逃げるようにして、その場を離れた。
マンションに帰り着いた。誰もいない冷え冷えとした部屋に明かりを点ける。買い物袋は適当に床に置いた。
コップに水を注いだ理紗子はベッドの縁に腰掛けた。掌には一つの錠剤が乗っている。
「医者のわたしが、こんな怪しい薬を貰うなんて。どうかしているわ」
口にした途端、緊張が緩んだのか。緑の目が潤み出した。
「なんでこんなに、忙しいのよ。今日だって急患の呼び出しに怯えて、携帯電話が気になるし。勤務時間には……極度のプレッシャーに襲われて、心の休まる時がないわ……」
涙が零れた。唇を震わせてさめざめと泣いた。
泣くことで心の均衡を保っているのか。理紗子は打って変わって笑顔となった。
「だから、飲んでもいいよね。睡眠導入剤みたいな物かもしれないじゃない」
錠剤を口に含んでコップを呷る。溜息に似た息を吐いて静かに時を待った。
ぼんやりとした目が安らいだ。唇が薄っすらと開く。微笑みを浮かべた状態で背中が少し丸くなり、両手がだらりと下がった。閉め切った部屋の中で風に煽られるように身体が揺れる。
「……わたし、とても幸せ……」
理紗子は横に倒れた。ふふふ、と声に出して笑う。
「本当に、幸せよ」
笑い声を交えながら至福の時に溺れていった。
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黒羽カラス
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月26日
参加申し込みの期限
2015年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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