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彼が考え事をしている間にも勇は書類の用件について聞きながらも噂から調べた事を巧に報告していく。
「つまりは、ところどころで怪しい連中がおる、と」
「今、表ざたにはなっていないようだが、寝子島女学院の学生が1人行方をくらましているらしい。巻き込まれた可能性が高いかと」
巧は僅かに考えると、勇へ耳打ちする。それに目を見開き、思わず詰め寄る。
「牛瀬大尉! あれだけサボっておいてまだサボる気か!」
「こっちはこっちで事情があるんや」
「ふ、二人とも……」
(あー、そういうわけか……)
勘助が勇の様子に気づいておろおろし、由貴奈が1人納得していたその時、蒸気バイクを押した赤髪の娘と短い黒髪の女学生、温厚そうな青年が傍を通りかかった。焔、都、鈴斗である。焔は「騒ぎを追いかけたら五十嵐博士にぶちあたるかも?」と思い色々探していたものの、今のところ空振りしているようだ。まぁ、思惑のある海斗としては悩ましい事態になっているのだがそれは知らない。
「あの、そこの軍人……さん?」
「ん? あぁ、軍人でおおとるよお嬢さん。何かようかいな?」
焔の声に反応し、巧が顔を上げる。彼女は少し考えつつ「この辺でだれかケガしたり、誰かに追われたりしてませんでしたか?」と問いかける。が、巧が見ていたのは彼女が持っていた蒸気バイクだった。
「それ、五十嵐博士のやな。君が拾ったんか?」
「はい。修理して一応動くようには」
それを聞いた巧はふむ、と唸ると少し考えて彼女の眼を見た。
「せやな。君は五十嵐博士に危害とか加えんよな? なら教えちゃるけど五十嵐博士らしき男が黒服の連中に追われておったんや。まぁ、路地に逃げたらしいな」
(旧市街も案外広いっちゃ。研究所に戻らず通り抜けてる可能性もあるっちゃね)
海斗が内心で唸っている傍らで、都もまた手を挙げて問いかける。
「それって噂の【ファルコ窃盗団】っていうのと関係あるのかな? 妙にきな臭いんだよね」
「大有りやち思うよ? ワシも、噂で【ファルコ窃盗団】が五十嵐博士の発明を狙ろうとるち聞いた事があるんや」
巧はくすっ、と笑って答える。そして、妙に楽しげな笑顔で言葉を続けた。
「なんや今日は普段より街が騒がしいよな気ぃするで。せやから、十分気をつけてな?」
「「はい」」
都と焔は愛らしい返事をしてそこから去った。
だが、海斗はここで彼女たちと別れるのか動かない。そんな様子の彼を巧は見ていた。勇と勘助が不思議そうにしていると、海斗は居心地の悪そうな顔になるのを堪えて苦笑した。
「軍人さん。そんな顔されると困るっちゃよ」
「ワシの方こそ悪かったわ。ちぃと知人に似てる気ぃしてん」
そう言った傍から真央と修が通りかかった。真央は不思議そうな顔で巧を見る。
「あれ? 巧ちゃんどーしたのだ?」
「ワシらはワシらで休憩中や。で……この人は?」
彼はこっそりと海斗を見てから修を見、問いかける。真央が答えるよりも早く修が自己紹介すれば巧も名乗り返す。
「尚輝ちゃんセンセに会わせるのだ。巧ちゃんはどうするのだ?」
真央が小声で聞けば巧は「しまった」と苦々しい顔になる。
「今、五十嵐センセの蒸気バイクを押していた女の子たちに会ったんや。きっと返したくて探しとるんやと思うんよ。やから、伝えてくれへん?」
それを聞いた海斗は、今度こそ運が向いてきたと思うのだった。
巧は少し考えると勇と勘助に「騒ぎが起こったら困った人を助けてくれ」と伝言すると由貴奈と真央、修、海斗と共に立ち去る。残された勇は「うーん」と唸りつつ頭をかくも、勘助はぽつり、と呟く。
「もしかして、【ファルコ窃盗団】が動いたら手伝ってって事なのかな」
「かもしれないな」
2人はとりあえずこのまま旧市街と臨海市街を回る事にした。軍人としての勘なのか、2人は自分たちも事件に関わるのではないか、と思ったからだった。
【五十嵐研究所】ではリッカルドの元へ向かうべく準備が進められていた。偽の設計図をケースや封筒に入れたり、陽太と蒼志に書生風の扮装をさせたり、武具になりそうなものを見繕ったりと忙しかった。しかし、そこに巧の姿はない。
(どこに行ったのかな、センセー)
円は不思議に思いつつ準備を続ける。
そんな中、尚輝は不安げに設計図が入った容器を抱きしめていた。
「どうしたのですか?」
時子が気になって声をかける。が、尚輝は虚空を見たままだった。
「うまく行かなかったら……と思うと、怖いですね。中沢様のもとへ無事届けられるでしょうか……」
そんな様子の尚輝の頬を、時子は一度ぱん、と平手打ち。ぽかん、としてしまう尚輝に時子は厳しい顔で言い放つ。
「貴方が、自分と皆を信じなくてどうするんですか? この島の繁栄の為に、設計図へと心血を注いできたのでしょう? だったら……意地でも届けましょう?」
「そう、ですね。弱気になってはいけませんね」
苦笑し、立ち上がる尚輝に、時子は真っ赤になりつつ肯く。出すぎたまねをした、と謝罪すると、尚輝は首を振った。弱気になって自分を励ましてくれて、有難う、と。
「もう……いいか?」
少し赤くなりつつ修が問いかければ、慌てて向き直る2人。彼はその場に居る者たちを見渡し、1つ肯いた。
「あとは、実行あるのみだ。【ファルコ窃盗団】から五十嵐博士と飛行船の設計図を守るぞ」
轟の言葉に、一同全員が肯き……作戦は動き出した。
臨海市街にあるリッカルドの居るビルを目指し、路地を進むと案の定黒服たちが待ち構えていた。そこは修や由貴奈が睨んだとおりである。だが、由貴奈が技師たちに「尚輝は星ヶ丘にへ向かった」など偽情報を伝えてもらうように技師たちへ頼んだのが功を奏し、黒服の数は予想より少なかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月19日
参加申し込みの期限
2015年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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