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承:不穏な流れに浮かぶ影
――臨海市街・寝子島鎮守府
(……これはこれでむずかしい案件だな)
海軍に所属する
橘 勇
少尉は書類を手にため息をついた。自分の上司である
牛瀬 巧
大尉はいつものとおり行方不明である。人の噂話を聞くことを趣味にしている巧のことだ。多分カフェーにでも行っているのだろう、というのが同僚の意見だった。
「大尉を捜してくる」
書類を鞄にしまい、勇はため息混じりに部屋を出る。彼の背中を見送った同僚は「気をつけていけよ?」と声をかけてくれた。
そんな勇が鎮守府の外で見かけたのは、同じ海軍である筈なのにおろおろとしている
飛吹 勘助
少尉であった。
(あれ?! 突然、大正時代に、タイムスリップ、しちゃった……?! しかも、服が、軍服みたいなのに、変わってる?)
懐を探れば銃がある。そこから連想して「銃を持っている人が多い……?」と内心でおびえてしまったがぽん、と勇に肩を叩かれて思わずびくっ、としてしまった。
「大丈夫か? 飛吹少尉」
「ええと……」
「解らないのか? 同じ隊の橘だ」
そう言われて……勘助は少し心が落ち着いた。もしかしたら、そうなのかもしれない。夢かもしれないが……。
勇は少し落ち着いただろう勘助の様子に安堵の息をつきつつ、牛瀬大尉を捜しに行く、と言った。勘助はこの臨海市街を見回りつつ状況を整理しようと、一緒に行く事になった。
――再び旧市街。
「ありゃ、これはちょっとタイミング悪かったかな……」
由貴奈の手配で空き部屋を借りた刀と時子が、尚輝を運ぼうとしたその時。
桜庭 円
が姿を現した。彼女は、拳闘術を嗜み、蒸気仕掛けの猫『にゃーくん』をつれた『さる資産家』のおてんば娘であった。その護衛にでも見えるような感じで傍にいたのは、
風雲児 轟
。彼は外で情報を得て行動した結果、ココに遭遇したようだ。
「まずは、その人を安全な場所へ運ぶ事が大事だと思うけど……」
「追われていたんだったら、見つからないうちに運んだほうが良いよな」
刀がそういうと、轟が尚輝をよいしょ、とおんぶする。おろおろと見守る時子に、大丈夫だ、と笑いかけて。
「俺が運ぼう。外に出るときは目立つといけないから裏から行くとして、カフェーのマスターさんやお客さんには黙っていてもらったほうがいいかな」
「だと思うけど……」
轟の言葉に、由貴奈が頷いていると……部屋の隅にいた軍人の1人と目が合った。円の顔に満面の笑みが広がる。
「センセー!」
「なんや、桜庭のお嬢さんやないか」
海軍の軍服を少し着崩した巧の近くには、同じ海軍だろう若者2人……陽太と蒼志がいた。陽太が静かに問う。
「ここでのんびりしているわけには行かないんじゃないかな? その人追われてるっぽいし」
「んー、事情とか知りたいんだけどなぁ」
円がそういうと、僅かに意識を取り戻したのか、尚輝が目を覚ます。一行はとりあえず空き部屋へ向かう事にした。最後に残った時子がなにやら主人に話をし、幾らか渡す。どうやら迷惑料代わりに客へ何かを送ったらしいようだった。
カフェーの一角では、その様子を静かに見ていた男がいた。とある政治家の息子、
八神 修
である。彼は資産家の娘である時子や学院の生徒らしい由貴奈から事情を聞くとすぐさま動き出した。
(そうだな、俺にできる事は裏から手を回してフォローする事かな……)
まず初めに行ったのは警察権命令権者(県令・国主等)への相談だった。元々【ファルコ窃盗団】の被害には頭を痛めている。拠点となっている場所へは飛行船で無ければならない事情なども聞いておきたい。
「おや、八神様ではありませんか」
政治家の息子である修と面識のある県令はにこやかに対応し、事情を話してくれた。
「今のところ、例の窃盗団のアジトは潮の流れがとても速い海域の島にあり、慣れた者以外があの島に行くのは至難の業なのです」
「だから、飛行船で攻めるのか」
「どうやら私有地で地図にもない島ですからね」
県令の言葉に、修は相槌を打ちながら紅茶を飲み、その脳裏で頭を働かせる。なるだけ事情を聞き、五十嵐博士と彼を支援するメンバーを助ける為に何が出来るだろう? それだけではなく、資産家の中沢氏とも面識がある八神家としても、彼の事業がうまく行く方が利がある。その事を含めても、どうにかしたかった。
その頃。刀と同じく陸軍に所属する
鈴野 海斗
少尉は、少し考えながら旧市街を見渡していた。刀が所属するのは陸軍や海軍など関係なく作られた『もれいび』で構成された特殊部隊だったのに対して、海斗が所属するのは陸軍防諜研究所である。
海斗の指令は尚輝が持つ飛行船の設計図を手にし、陸軍へと持っていく事である。故に【ファルコ窃盗団】が派手にやってくれた為、地味に動く事が出来たのである。
(五十嵐博士が消えたのはこの辺りっちゃね。【ファルコ窃盗団】のお陰でオラたちの行動は気づかれてはいないようだども……)
海斗は小さくため息をつく。騒動があったのはこの辺りだと知っているが手がかりはない。さて、どうしようかと考えていると……騒ぐ声が聞こえたような気がした。駆けつけると、そこでは黒服の男たちが蒸気バイクを押す乙女たちを追いかけていた。
「そのバイク、どこで手にした!」
「五十嵐博士の居場所を知っているのか?」
「うちたちだって知りたいんだよ。この蒸気バイク返したいし……」
黒兎 都
がため息混じりに答える。
神薙 焔
と彼女はバイクを押しつつ情報をあつめようとしたが、運悪く黒服連中に捕まってしまったようだ。海斗はそれをチャンスだと思い、すかさず飛び込んだ。
「助太刀するべ?」
「えっ?」
焔が面食らっている間にも、襲い掛かる黒服をあっさりと体術で倒してしまう海斗。黒服たちが慌てていると、伝令らしき男が現れて何かを告げる。彼らは「おぼえてろよ!」など捨て台詞を吐きながら立ち去る。
「口ほどにもないやっちゃ」
服の埃を払う海斗へ都と焔が駆け寄った。彼女たちとしては、海斗が助けてくれたお陰で手がかりである蒸気バイクを奪われずに済んだのだ。
「ありがとね。うちら、助かったよ~」
「丁度バイクのエンジンの機嫌を損ねちゃって……。本当にありがとう」
「いや、礼を言われるほどの事でもないっちゃ」
僅かに照れる海斗だが、内心では「しめた」とほくそえむ。なぜなら、彼女が持っていたのは【五十嵐研究所】の名が入った蒸気バイクだったからだ。
「実はとある人から頼まれてんだべ。五十嵐博士は?」
そう問う彼だったが、都と焔は顔を見合わせる。
「私たち、五十嵐博士にこれを返しに行く所なの。一緒に行く?」
焔の言葉に鈴斗はとりあえず同行してみる事にした。ただ、彼女達が尚輝の居場所を知らないようなら放置する所存だった。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月19日
参加申し込みの期限
2015年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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