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寝子島☆蒸気と帝都の浪漫譚!
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「そういえば、飛行船の話は聞いた? 製作の準備が整ったとかで早くても年明けには処女航海とか言われているみたいだよ」
「それは知っとる。女房や子供らがはしゃいでたさかい、よぉ覚えとるでぇ。ワシも興味あるわ」
「飛行船ってエラい人の思惑とか欲望って感じなんすかね。むしろ浪漫?」
陽太が新聞から顔を上げ楽しげに言い、巧が相槌を打つと、同じようにしていた蒼志が何かに気づく。僅かに顔を上げたとき、1人の男がカフェーへと駆け込んできたのだ。
「なんだ?」
駆け寄ろうとした時、既に1人の若者が男の下へ駆け寄っていた。
「あれは、五十嵐博士……?」
「「えっ?」」
巧の呟きに陽太と蒼志は思わず目を見開いた。
(あれは……尚輝さんの!)
赤毛の技師が修理しているバイクを見、資産家の娘である
御巫 時子
は嫌な予感を覚えた。日ごろから、技師としての技術を学ぶべく尚輝の研究所へ足を運んでいる彼女は、研究所の持ち主だる尚輝が中々戻らない為捜していたところだった。
赤毛の技師……焔から事情を聞いた時子はこの近くにいるのでは、と思い近くのカフェーへと足を運ぶ。そこで見たのは……倒れこんだままの
五十嵐 尚輝
本人と、しっかりするように声をかけていた若い軍人の姿だった。
少し時間を巻き戻す。知り合いの技師に愛刀の手入れを頼んでいた陸軍の
御剣 刀
中尉は、その途中路地を走る白衣の若者を見ていた。黒服の男たちに追われている彼を見、嫌な予感を覚えた刀は技師へ断りを入れると彼らの後を追った。
そしてたどり着いたカフェーに入ると、白衣の若者が倒れこんでいた、という訳である。刀は意識が朦朧としている尚輝に声をかけるも、彼はぐったりとした様子だった。
「あの、尚輝さん……ですよね?」
時子が声をかけると、尚輝は僅かに目を開ける。そして弱弱しい声で「研究所に戻らねば……」といったのを最後に、意識を手放した。
「ありゃ……これは事件の予感だ、ね」
由貴奈はふぅ、とため息をついてカフェーへと入る。そしてマスターに頼んで空いている部屋を貸してもらえるよう願い出るのであった。
――臨海市街・とあるサロン
「見つからないの?」
気だるげにそう言ったのは、伯爵令嬢である
鷲尾 礼美
であった。彼女は表向き伯爵家の令嬢であり、父親の事業を手伝う孝行娘として社交界ではそこそこ有名であった。が、裏では【ファルコ窃盗団】を率いて欲しい物を次々に手に入れていた。
彼女の前では、黒服の男たちが申し訳なさそうにひれ伏している。彼らの狼狽した様子に礼美はふぅ、とため息をついた。
礼美の傍に控えていたのは、一組の男女だった。女性の方は、礼美つきのメイドである
添木 牡丹
。男性のほうは礼美の配下である
サキリ・デイジーカッター
である。
サキリは、嘗て異国で奴隷として働かされていた所を礼美によって助け出された経緯がある。牡丹もまた、浮浪孤児として薄汚い路地をさ迷っていた所を礼美によって拾われていた。それ故に、2人は礼美へ強い忠誠を誓っているのである。
「それじゃあ、俺の出番かな?」
サキリがそう言えば、礼美は静かに言葉を紡ぐ。
「そうね。サキリ、この子たちを連れて五十嵐博士の捜索に当たって頂戴」
「かしこまりました」
一礼し、傍を離れるサキリ。その様子を見ていた牡丹はどこか切なげな顔で礼美を見、そっと己の胸元に触れた。
「お嬢様。ご用命であれば私も動けます故に。いつでも命じくださいませ」
「ええ。貴方にも働いてもらうわよ『ファントム・レディ』?」
牡丹には、身辺警護を兼ねたメイドの他に怪人としての顔も持つ。彼女は僅かに口元を綻ばせると爛々と光る眼で微笑んだ。
(この窃盗団には私やサキリさんのように、お嬢様によって救われた者も多い。……そんな優しいお方に楯突くなど……なんと不敬なっ)
牡丹のほの暗い怒りの炎が、静かに世界を焦がし始める。果たして、その透明な熱は何を齎すのだろうか?
一足先に出たサキリは黒服たちにもう一度情報収集を行わせる。勿論、彼自身もだ。彼は瞬間移動にも見えるろっこん『斬空舞踏』を使って闇を舞い、五十嵐博士を探すべく街を行く。
(命の恩を返すためにも……)
情報は足で稼ぐしかない。黒服達も令嬢の恩に報いるべく動いているものの、サキリとしては自分で尚輝を見つけたい、という思いもあった。もしかしたら、僅かに焦っていたのかもしれない。彼はまだ、その姿を見られた事に気づいていなかった。
そんな彼らは暫くの後『五十嵐博士らしき男』を拘束するのだが……。
(あら……)
街角で絵を描いていた寝子島女学院の生徒、
三宅 葉月
はスケッチブックと鉛筆を手にしたまま固まっていた。今、虚空を何かが『飛んでいた』ような気がするのだ。
(気のせい、かしら?)
最近【ファルコ窃盗団】が世間を騒がせている故、単独行動を控えるようにと学院では言われていた。が、葉月は心が赴くままに絵を描き続けていた。しかし、その『飛んでいた』ように見えた何か……後から人影のように思えた……を見てしまった彼女は、その正体を気にしつつも絵に集中していく。
彼女はまだ知らない。この後、その正体を知ってしまう事に。そして、囚われの身になってしまう事に。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月19日
参加申し込みの期限
2015年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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