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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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【
後木 真央
の場合】
「わ、分からぬのだー。真央ちゃん国語は好きだけど、古文も漢文も国語じゃないのだー」
課題が提示された瞬間、見たとおり頭を抱えてうにゃーっとなっているのは
後木 真央
である。
時折、意味不明な言葉も口走っている。
どうやら、現代文ではない古文は脳のどこかが拒否するらしい。
「緑がきれいなのだ……そろそろピクニックの季節なのだ」
すでに、現実逃避を始めているが、現実に時間は過ぎていく。
真央が周りを見てみるものの、グループを作る人は作ってしまっているし、そうでない人は真剣に取り組んでおり、すでに介入する余地はなかったと少なくとも真央はそう思ってしまった。
「うぅぅ、分からないのだ……真央ちゃんは現代人だから、こんな昔の人のラブは分からないのだー」
「こら、多少はやらんかい」
「あ、センセ―」
頭をガシガシ掻き毟るという仕草、ノートに猫の絵を描くという行動、そしてシャープペンを転がしてみる真央である。
窓の外を眺めるからの眉間に皺を寄せて和歌を眺めるというせわしない行動を繰り返す真央に永田先生が声をかけた。
「何も原文を訳してくれと言っているわけじゃないからな? 自分なりにかみ砕いてくれということだ」
「脳みそ火を噴く5秒前、なのだー。うーん、ヒントプリーズなのだー!」
「ヒントね。そうだな……」
そう言って、真央なりに理解できるようにするにはどうすればいいか考える永田先生。
「後木、あの現代語訳は理解できるな? 少なくとも日本語は」
「む、真央ちゃんを馬鹿にするのか! あれくらい楽勝なのだ!」
そう言って、むんっと胸を張る真央。
「そうかそうか、では、ああいう場面になったら自分がどういう行動をとるのか想像できるかい?」
「な、何となくは分かるのだ」
「では、それらを想像しながらがんばってそれを書いてみるんだ」
「わ、分かったのだ」
言うだけ言って永田先生はベツの生徒のところへと行ってしまった。
「が、がんばるのだ!」
そう言って、改めてプリントと向き直った真央であった……。
結局、提出は時間ぎりぎりだったのだが……なんとか提出はできたようだ。
【
草薙 龍八
の場合】
ほかが恋愛話でもあり上がる中、一部、空気が沈んでいる区域があった。
草薙 龍八
は、早速二番目の和歌の若者語訳に取りかかっていたのだが、そのつぶやきはある意味教室にテロリズムを呼び起こしていた。
「ふむ、これは忘れてた恋心が蘇ったとも捉えることができるか?」
二番目の和歌を見て、そう考えたまではよかったのだが、その次からの龍八から漏れるつぶやきに、周りの生徒がだんだんとローテンションになっていくのが分かった。
ちなみに、どのようなつぶやきかというと。
「セックスレスが続いて子育てに疲れた時に出会ったあの人を思い出して恋しく思う噂で聴くだけだったら引き返せた……」
ざわっ!
「今の生活を捨てて新しい恋にと思い関係を持ってしまいのめり込んでしまった……」
ざわわっ!
「夫に浮気がバレて慰謝料を夫に請求してみようとしたら逆に払う立場と初めて知った噂ではもらえると思ってた……」
ざわざわっ!
「子供は夫に引き取られたけど誰の子種かもう忘れてしまった……」
このままそれを脚本にすれば奥様に人気な火曜日でおなじみの番組になりそうな勢いである。
何というか、恋だの愛だのというよりも、それがそのまま濃いや哀に変換されそうな勢いである。
そして、龍八はそれらの考えを踏み台にして、次の考えを巡らせていく。
さらさらとプリントに書いていく、周りの雰囲気などお構いなしであるが、龍八の沈黙により回りも若干落ち着きを取り戻したようだ。
そうして、ある意味爆弾ともいえるこのプリントは提出されたのであった。
【
鰐淵 碧緒
の場合】
さて、こちらもある意味同じく爆弾となり得る可能性を秘めた生徒がいた。
鰐淵 碧緒
である。
ただし、碧緒の場合は過程あるいは経緯が違うようだ。
碧緒は三首の和歌を前にして、まず全部に挑戦してみようと思った。
しかし、結果はよく分からない、という結果であった。
どうしても恋愛心理や価値観が分からない……そういう意味では、ある意味本日の授業の共通事項ともいえる生徒たちの悩みの一つであった。
そこで、碧緒は考えたのが、たまたま持っていた犯罪学の本を参考にすると言うことであった。
それは、ストーカー的犯罪の実話や心理の本である。
まず、碧緒は一番目と二番目の和歌をさくっと訳してしまうことにした。
この二つは、簡単に訳してしまって、三つ目をその本を使って本番に据え、本格的に訳してみるという狙いである。
(これは年老いても恋心があるということなのだね)
(これは……ああ、自分の気持ちに気づいてもらえるまで死にたくないということなのだね)
というように、碧緒は比較的簡潔にプリントに回答を書いた。
(なるほどこういう心理なのか)
そうして、つらつらと若者語訳が完成していったという。
「さ、行ってこいっ」
そうして、一抹の不安を残しつつ、そのプリントは提出されたのであった。
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担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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