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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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【三者三様!
如月 庚
と
八重崎 五郎八
と
加瀬 礼二
の場合】
(流石姉ちゃん……伊達に同好会の会長やってねぇな……で、恋歌の現代語訳だったか……まぁいい……した事が無くとも適当に置き換えれば出来んだろ)
如月 庚
は
八重崎 五郎八
と永田先生の一連のやりとりを見た時、素直にそう思いつつ、課題を受け入れた。
早速、二番目の和歌を選んで、書き始めたのだが。
(……ここ最近どうにもとある人物が心の片隅にこんにちはしてやがる……これはなんだろうか。これは……)
「……分かんねぇ」
そう言って、机に半ば頭を打ち付ける形で悩んでいる庚。
その顔色も自問自答していて、ぐぐっと歪んでいる。
(考えてみたら、あいつとつるむのって大体トラブル絡みか金とか物とか俗い物絡みだ……俺は普段のあいつの事をあまり知らねぇ……もう少し知る必要があるのか……そうすれば答えが出るのかもしれねぇが)
そう言って、一定の答えにはたどり着こうとしていたそのときであった。
「如月さんはどの歌を選びました~?」
「……気にするな」
「いやいや、大事な友人である如月さんが悩んでらっしゃるなら是非! 協力をと思いましてね」
そう言いつつ、庚に近寄ってきたのは
加瀬 礼二
である。
やたら友人と是非が強調されたのは言うまでもない。
「……そうか」
「おやおや、どうされたんでしょうか?」
ぶっきらぼうな返事を返す庚に礼二はますます面白そうに顔を近づけた。
「……近いぞ」
「いえいえ、これで顔色をうかがってみようと思いまして、ずいぶんと赤いご様子ですね?」
「……」
ごんっと無言で頭を机に打ち付ける庚である。
ますます、礼二は愉快だと言わんばかりに顔をにやりとしたが……。
「こら! あんまり庚君をいじらないの!」
「おっと、退散退散~」
そう言って介入してきた五郎八が軽く頭をペしっとはたくふりをすると、やれやれと去って行った。
「あ、姉ちゃん」
「やほやほー、頼りになるでしょ?」
しかし、そう言う五郎八自身も……。
(あ、おもむろに机に頭打ち付けてる……いやはや何があったのやら。詳しくは聞かないけど……かるーくだけ……突っついてみようかな)
という気分で来ているのだが、茶化したとしても、反応は薄いであろうことも分かっていた。
「で、庚くんは何を悩んでいるのかな?」
「……別に、どうもしねぇよ」
ムキになっている訳ではなく、考えた末の答えであろう。
「ふーん、ま、わかんないことがあるようならいつでも頼ってね」
「まぁなんだ……考えちゃいるさ……分からねぇままにしておくつもりもない」
「庚君がそう言うなら、私はそれでいいけれどね」
普段は私が庚君弄るのに理由なんかないじゃない! と言いそうな勢いの五郎八であるが、その時の笑顔はできの悪い弟を見守る姉のようだったとも言われている。
「それで、庚君はどう若者語訳したのかなー?」
「……」
しかし、一転してにやにやしながら聞く五郎八を見て、庚は別の意味で頭を抱えるのであった。
さて、そんなこんなで、庚と五郎八がプリントを仕上げつつある中、礼二も着々とプリントを仕上げていた。
礼二が選んだのは三番目の和歌である。
「生きてさえいれば自分のことを想ってくれるかもしれないなんて随分と弱気ですねぇ」
そう言いつつも、一つ一つの単語を丁寧に読み解いていく。
(これを俺なりに訳すとしたら、どうなるでしょうか?)
そう思いつつ、プリントにさらさらと書いていく礼二。
そうやって、一つの答えにたどり着いたようだ。
「ゲームでも諦めずに機会を窺えば形勢逆転できるように、恋に臆病でも諦めなければ想いは届くかと」
自分自身の答えを見ながら、礼二はそうつぶやいた。
「さて、これを歌として再構成したら提出してしまいますか」
そんなこんなで三人とも、それぞれのプリントを提出したのであった。
【
御巫 時子
の場合】
(孝文先生は恋について詳しいのでしょうか?)
御巫 時子
は、課題のプリントを考えながら、ふとそう思った。
生徒の間を巡回中の永田先生を見つけると、早速時子は声をかけた。
「どうしたんだ、御巫?」
質問だろうと思った永田先生は立ち止まる。
しかし、顔の赤い時子を見て、おや? となっている。
「先生は生徒から恋慕われたらどう思いますか……?」
「……それは答えにくい質問だね。誰か好きな先生でもいるのか?」
というよりも、答えたらいろいろと大問題である。
そして、その好きな先生というワードで時子はさらに顔を赤らめた。
「……いえ……その。あ、答えにくいのは……なぜでしょうか……?」
時子の心中の恋は秘めたままでいたかったのか、こちらも答えるでもなく質問に質問を返す時子。
「……すまんが、答えることはできないな。だが、人を好きになったり、誰かを好きになることは個人的にはいいことだと思う。先生が言えるのはこれくらいだな」
永田先生にとっては、そう言って逃げるのが一番の解決策であった。
「ありがとうございます……」
結局、質問にはっきりとは回答はもらえなかったが、時子にしてみれば十分な回答であったのかもしれない。
さて、そうこうしているうちに時間もなくなってきたのでプリントに再び視線を落とす。
時子が選んだのは最初の和歌であった。
(不安もありますけど些細な事でも幸せを感じる事が出来るのも恋の力です。初々しい気持ちを持ち続けられるのって大切です。恋に年の差は関係ないですよね? 好きな気持ちが大切ですから……)
そんなことを思いながら、丁寧にプリントを仕上げていったのであった。
「やっぱり短歌は難しいですね」
そう言って、提出にいくのであった。
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担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
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神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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