this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
【窓際の二人……
逆巻 天野
と
真辺 伸幸
の場合】
「恋愛か……興味ないや」
逆巻 天野
は嫌そうにぽつりと呟いた。
彼にとって恋愛は嫌悪に値するものである。
やる気も無いようで、体育の教科書を広げ、スポーツや武道などのコラムを見ている。
「あまくんはどんな感じー」
その時、自分の課題を終わらせた
真辺 伸幸
が移動してきた。
「ぬ? やあ、不機嫌オーラだねぇ眉間に皺よー」
そう言って、眉間の当たりを指で伸ばす伸幸。
「ちょっと、人が不機嫌そうだからって、つつかないでよね」
そう言って軽く振り払う天野。
「こんな事なら、二年は文系より理系のがいいかなぁ……」
そうぼやきつつ、ひそひそと嫌悪感をにじませて言う。
「ぬん。俺はやっぱり文系かなぁ」
伸幸は天野とは反対の進路を希望するようだ。
伸幸にとって、数学は子守唄のようなもので、九九を数えるのは羊を数えるようなものだという本人の言もある。
「へぇ、君ってそうなんだ。意外かも……僕は理系に進もうかと思う」
そう言う天野は進路を考えるとすれば理系だろう。
「やあ、理系かぁ」
そうやって、雑談に花を咲かせる二人である。
入学してから色々な事件やハプニングが発生している。
色々あったとは思うが、今のところはくぐり抜けてきているようだ。
また、それぞれもやっぱり気になる事件もあるようで、雑談はそういう風な方向へとシフトしていった。
ちなみに、ギリギリになって天野は白紙提出の場合出席が認められないと知り、渋々短めのものを書いて提出した。
一方、伸幸の方は雑談の前には既に課題は終えていたようで。
「ぬん! 恋煩いだねぇ。可愛い可愛い! 旦那さんとらぶらぶにねー! お幸せにー! ぬん!」
といったように、慌てることはなかった。
ただ、申し合わせたように二人とも二番目の短歌を題材にしていたという。
【
神野 美野梨
の場合】
神野 美野梨
は先程の窓際の話を横に聞きつつ、三首の歌を改めて見た。
(年を取ってからのことはまだぴんとこないわ。恋なんてどれも痛いものだと思うけれど。でも、昔も「痛い」という言葉を使ったのね。イタいとはまたニュアンスが違うのかしら)
最初の短歌を見つつ、美野梨は美野梨なりに新しい発見をしたようだ。
しかし、その短歌は選ばない。
美野梨自身、心の中に恋愛と聞いて何かしら思うことがあったようだ。
(機械的に訳すのなら問題はなかったのだけど、若者語訳は難しいわ)
どちらかというと、今回は理路整然と回答を述べることよりも、感情論や価値観と言ったものを重視していると美野梨は見抜いていた。
つまるところ、何かしら自身のことを振り返りつつ考えるのが大事なのではないか?
そうして選んだのは二番目の短歌であった。
黒板に書かれたその和歌を見つめながら、美野梨の頭の中は色々な風景が渦を巻いていた。
(確か、あれは勧誘ロードの時だったかしら)
ぼんやりと、その時のことを思い返す。
(ウサギ小屋でも色々あったわね)
記憶とは連鎖的に蘇るものかはわからないが、一度思考を始めるとまるでそこに記憶の源泉があるかのように次々と湧き上がってくるものである。
(……友達? 友達なのかさえ自信がない)
そう思ってプリントに視線を落として自問する。
(自然にしていなきゃ。決して気取られることがないように。気持ちを知られてしまったら、合わせる顔がないもの)
他人がその心境をうかがい知ることは決してできないだろう。
傍目にはいきなりの課題に悩むという美野梨の姿にしか見えない。
しかし、その頭の中ではどれだけの考えが生まれては消えたり残ったりしているのだろう?
「そろそろ回収するぞー」
はっとその声に美野梨は顔を上げた。
見れば時間はだいぶ過ぎていた。
美野梨は、ほとんど書かれていないプリントに一瞬考えてからさらさらと書いて提出したのであった。
【
桜庭 円
の場合】
シャーペンをくるくる回しながら、
桜庭 円
は和歌を見て気づいたことがあった。
(あれ、三つの関連って後悔なのかな?)
他の生徒が聞いたら一部はそんなことはないといいそうではあるが、その発想は非常に鋭いものがあった。
おそらく、永田先生がその言葉を聞いたら膝を打つであろう推理である。
(なんで、この三つを選んだのかな?)
そうすれば次にそう疑問に思うであろう。
そっと、顔を上げて円は永田先生の方を見てみた。
しかし、その顔からは何を考えているのかを読み取ることはできなかった。
「そうだ合作してみよー」
閃きというのは、いつ降りてくるものかわからない。
さきほど思ったことは頭の片隅に置いておいて、早速円はプリントに取り掛かる。
さて、まずは一番最初の和歌を見てみる。
(歳をとり、髪が白くなっても、切ない思いは変わらない。なのかな?)
現代語訳は既に永田先生によってなされていたので、比較的簡単に和歌の内容は理解することができた。
続けて二番目三番目と時折プリントにまとめながら考えていく。
(気になる。だけど、あの人はどうしてるのか、ふと聞いてしまう?)
(チャンスがあれば、私の恋心が貴方に伝わるのかな? って感じ?)
うーんと考えながらも、着実にプリントを仕上げていく。
そうしていくうちに、若者語訳
桜庭 円
監修とも言える作品が出来上がってきた。
ちらり、と永田先生がプリントを見て通り過ぎていくと、軽く感心しているのが分かったが、プリントに集中している円は気づかない。
あるいは、気づいていたとしてもスルーしていたであろう。
「こんな感じなのかな? 恋愛経験無いから、結構適当だけどね」
そろそろ回収する時間だというとき、ようやくその若者語訳は完成した。
「そろそろ回収するぞー」
その永田先生の声で一斉に回収されていく。
「あっやっぱり恥ずかしい、消す消す」
しかし、時間切れで、既に全員が回収を始めている
「そういえば、桜庭はまだだったな、ほれ、回収するぞ」
そう言って、永田先生により直接回収されるプリント。
「あれっ時間切れ? まって! まって!」
結局、意地悪そうな笑みを浮かべた永田先生によりプリントは奪取されたのであった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!