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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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【発表 ~後半~】
さて、BL騒ぎも落ち着き、教室もだいぶなれてきていた。
「常葉―」
「『出会わなければ苦しまずに済んだのに恋の切なさは、やっかいですね』」
「ふむ、そのままだが……短いから故に出ている鋭さもある。最後のニュアンスでだいぶ変わるが……まぁいいだろう」
「……」
治は、ぎりぎりで書き直せてよかったと内心思った。
「うむ……真辺」
「『寂しくも 逢える時を 思うなら ゆるしてちょうだい わがままくらい』」
「ふむ、そうだな。これはこれで面白い」
「ありがとうございます」
簡単な感想であったが、永田先生は一人一人をちゃんと名簿を見ずに読み上げていたことに伸幸は気づいた。
「御鏡―」
「『夜の帳が落ちてから、空が白むまでしか一緒に居られない辛い恋ですけれど、それでも逢いたいと思ってしまいます』」
「『恋しい貴方に逢いたい、姿を見たいと……せめて人づてにでも貴方の事を聞ければいいのに』」
「『私は死にません、だっていつかあの人に想いを伝えるんですから!』」
「なるほど、最初のやつはぬばたまを夜と解釈したか。ほかの生徒も同じように感じたものもいるようだが、これは素直に感心したな」
その言葉に聖は少し照れながら頭を下げた。
「御巫―」
「『いくつになっても恋は慣れる事はなく、不安になったり苦しくなったり悩むものなんですね。初恋は一度ですけど、初恋のような気持ちは何度でも持てるんですよ』」
「恋は変わりないと。いい解釈だ」
「えっ、あ、ありがとうございます」
どきどきしながらも、時子は別のことを考えていた……。
「三ヶ島―」
「『別にいつ死んでもいいかなーとか思ってたけど、なんとなーく、生きてたら思いが届くかもしれないと思うとー……やっぱり死にたくないかもーって思うんだよー』」
「ほぉほぉ、苦手だと行っていた割にがんばったじゃないか。森のおかげかな? 三ヶ島もこう言うのならまだわかるんじゃないか?」
「それでもやっぱり難しいんだよー」
「はっはっは、そうかそうか」
ぐったりする葵を見ながら永田先生はやれやれと笑った。
「御刀―」
「『黒髪が白くなるほどの時が経った、俺も歳をとったものだ…だがしかし!この年でも痛い目に会う恋をしちゃう俺は老いても益々盛ん! まだまだ若い者には負けられないよ!』」
「『人の噂を聞いてあれこれ悩むくらいなら、会って見て恋しいと思う事に悩む方がまし!
』」
「『その時、辛くて死にたいと思ったけれど、時間が経ったら命が惜しくなるんだな、と思い知った』」
「御刀語訳といった感じだが……そうか、まだまだか」
永田先生は修行不足だという顔をしている刀を見ながら、十分できていると思うんだがなぁと苦笑した。
「森!」
『「死ぬものか 死んでたまるか 生きてやる 生き延びてやる 生き続けるぞ」』
「これは、なかなか斬新に来たな。英語のやつもいい」
『「LOVE IS LIFE. LIFE IS LOVE.」』や『「NO LOVE NO LIFE.」』と言ったような言葉も書かれていて大変よろしいと永田先生は言った。
「ありがとうございます」
蓮は礼儀正しく頭を下げたのであった。
「八重崎……、いやなんというか」
「『勉強で行き詰ったり、傘がないのに雨が降りだしたり、色々上手くいかなくて最悪……ほんと死にたい気分になっちゃったりするよね。でもま、なんだかんだ頑張ってれば……あの人も私がどっかで元気にしてるかな……程度にはふと思ってくれるかもしれない……そう考えるとちょっとだけでも前向きになれるかもね』」
「まず一言、さすがは歌留多同好会なだけはあるな」
「あれ、先生知ってたんですか?」
「自分の教え子のことはある程度は把握しているが……さすがにこれは一本とられたな」
そう言って、ギャル文字が読めんと苦笑する先生。
「まぁ、できがいいからそれはそれでいいが、こういう文字もあるんだな……知ってはいたが目にするとわからんものだな」
そんなこんなで、お茶目は成功したのであった。
「八神……どうした?」
先生は苦笑しながら修のを読み上げる。
「『ジジイになってもキュン死にするって。ヤバくね?』」
「『ふぁぼROMでOK。オフ会したらマジ恋キテ、俺オワタ』」
「『まだだ。まだ終わらんよ。俺の想いが伝わらんうちはな……』」
しかもそれらはなんとギャル文字で書いてあった……。
「解読用にひらがなをつけておきました」
「……そうか」
とりあえずは、提出したのでよしとなった。
「鰐淵で最後だな」
「『生涯現役!』」
「『僕の命はあなたのものだっ』」
「この二つは、まぁいい……」
「『僕と彼女は相思相愛! 一瞬でも彼女のことが頭から離れることなんてないよ。彼女もきっと今僕のことを考えてくれているに決まってる。彼女に悪い虫がつかないか心配だ。僕以外の男と話をするなんて耐えられない。ああ、心配だ。心配だ。彼女が今何をしているか気になるよ。そうだ、この高性能カメラで彼女の部屋も職場も監視しよう。それから、この盗聴器で彼女が誰と電話で何を話しているか全部確かめないと。噂なんか信じない。僕が一番彼女のことを知っているんだ!』」
「これは確かに現代らしいな。あぁ、現代らしい」
「えぇ、犯罪心理学を参考に……」
「わかったわかった! だが、あまり参考書に頼らずきちんと考えてほしかったのもある。今回はこれでよしとしよう」
そういうわけで、チャイムが鳴って、波乱の授業は終わったのであった……。
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あとがき
担当マスター:
じんの
ファンレターはマスターページから!
おつかれさまでした!
なんというか大変でした!
そして、ありがとうございました!
これから永田先生はどんどんと皆さんのために動いていきます(多分
仲良くしてください!
それと、今回は全員出席でクリアですので
問題ありません!
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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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