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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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【授業開始!】
永田 孝文
先生は配られていくプリントを見ながらさて、どうなることやらと思っていた。
教卓からは生徒たち一人一人がよく見える。
突然のことに驚き慌てる者、冷静に対応を考える者、おっかなびっくり始める者、そもそも興味がないもの……。
(――さて、どんな生徒がいるのだろう?)
毎年毎年のことだが、こういう仕掛けが面白くてたまらない先生である。
「さて、見て回るからわからなかったら適当に捕まえてくれー」
回収し終わった短歌を楽しみにしつつ、永田先生は早速教室の中を回り始めたのであった。
【
笛吹 音花
の場合】
「こ、恋の歌を……若者語訳……」
授業の内容が告げられたとき、
笛吹 音花
はとてもとてもびっくりしていた。
黒縁でフレームが太い眼鏡の奥にある瞳をパチクリさせて、プリントと黒板を見比べる。
「若者語訳って……どうすればいいんでしょう?」
そう言って、若干泣きそうになりながら周りを必死に観察する音花。
既に周りは各々でグループを作ったり、プリントに書き込んだり、慌てているものもいるようだ。
(あ、慌てている人もいるんですね)
そう思うと、少しずつ落ち着きを取り戻せた気がした音花である。
色白な肌の目元に少しだけ伝った涙のような何かを拭き取りつつ、必死に考え始める。
(私は寝子高に来るまで勉強勉強の生活で、流行にも疎いし、恋も知らない……)
時間が過ぎゆく中、黒板に書かれた現代語訳と見比べながら自分を当てはめようとするも、過去勉強漬けの毎日だったせいか、どうもピンと来ないのだ。
『ぬばたまの 黒髪変り 白けても 痛き恋には 逢ふ時ありけり』
「か、髪が白くなる……それほど長い間想う、と言う事ですよね……」
そう言って首を傾げる音花。
うーんと、考えてみるもやはり何も降りてこない。
「会わなければ……噂だけ……そ、それって、ちょっと悲しいです……」
つまり、悲しいのだ。ある意味、この悲しいという感覚が答えとも言えるのだが……。
「い、命が惜しくなる……わ、わかりません…」
右に、左に。
首をかしげてゆらゆらと頭を揺らしながら、音花は、私はなんて薄っぺらい人間なのだろうと思ってしまい、胸の底から悲しみがじくじくとこみ上げてくる……そんな感じがした。
「な、何か書かなくては……ええと……こ、こんな感じでしょうか……?」
涙をぐっとこらえながらプリントにゆっくりと自分の考えを書いてくのだった。
【
上條 暦
の場合】
「文法の構造を理解した『直訳』が重要な英語と違い、古文は語感や作者の意図を読む『意訳』が重要になる」
古文を勉強するときに、大事だという部分を
上條 暦
は改めて復唱してみた。
(なるほど、好きなように訳せという永田先生の教えは理に適っていると思う)
そう、理解したあとの行動は早かった。
知識や理解の範囲外の事に対しては脆い一面もあるというが、文武両道の天才と噂されるだけの実力はここではいかんなく発揮された。
暦にとって、古文は得意教科である。故に、これは知識や理解の範囲内とも言えよう。
暦はプリントと向き直りつつ、改めて三つの短歌について考えてみた。
「ふむ、最初の短歌は年齢に重点を置いて考えたほうがよさそうだな」
そう言って、するするとプリントに暦なりの若者語訳を書いていく。
「やはり、ぬばたまは外しておくべきだな。直訳するとおかしくなる」
そう言いつつ、すぐに次の短歌へと取り掛かる。
すっと、二番目の和歌を見た。
(これは一見切ない悲恋の文に見えるが、私には恋心の幸せを惚気るようにも見える)
おそらく、永田先生が聞いたら、なるほど。とにやりと笑いそうな解釈である。
確かに、詠み手の視点というのに立ってみるとその解釈は想像されても不思議ではない。
そういう意味では若者語訳をしっかりと暦は理解していた。
そして、三番目の歌に注目する。
「……これは、私がそうだというのじゃなくてな!」
ちょっと恥ずかしがりつつ、プリントに書いていく暦。
一体何を想像したのだろうか?
ともあれ、三つの短歌をしっかりと若者語訳して、プリントは提出されることになった。
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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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