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永田 孝文先生の古典講座Ⅰ ~恋と短歌と若者語訳~
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【せっかくだから私はBLで(以下略
常盤 四月
と
旅鴉 月詠
の場合】
常盤 四月
は自身のあふれる衝動に身を任せていた。
(こ、これは……! なんて切ないBL短歌なの!? やーんっ、萌えー!)
別にBLというわけでもない。
思想と信条の自由があるのでそれこれは突っ込む気はないが、まるで新しいおもちゃを見つけた子供のように興奮していた。
「世間体に流されてあの人への恋心を秘め続けてン十年……漸く自分に素直になれたのは相手がお棺に入ってから……やーんロマンチック!」
そういうわけで早速、四月が目をつけたのは一番目の和歌である。
どんどんと創作意欲が刺激され、果てはノートに漫画まで書き付ける始末である。
「喜寿から始まるラブストーリー……ぺろっ……こ、これはなんて切ない!」
プリントに勢いよく設定が書かれていく。最終的にも若者語訳で和歌の形式っぽくするようではあるが、すごい勢いである。
そして、猛然と書き終わって、ノートも仕上げた瞬間であった。
目の前の席に座っている
旅鴉 月詠
のプリントの鋭い嗅覚でちらっと嗅いでしまったのだ。猟犬的な意味で。
さて、その四月の目の前に座っている月詠は、プリントが配られたらさっさと若者語訳は終わらせてしまったのだが……。
(ただ変換するだけでは面白くない。面白く訳した上で絵も描いてみよう)
ということで、まずはBL風味に若者語訳をしてから、それに添えるように絵を描いているのだ。さすがは芸術科といったところか、絵は相当上手い。
そして奇しくも、二人はクラスメイトだった……。
「た、たたたたったった旅鴉さん!」
「? どうした?」
「そそっそっそそれは、びーえるじゃないですかやだぁぁぁぁ!」
四月、大興奮の巻……。
「お、おぉ」
月詠は四月の勢いに押されつつ、プリントを書き上げた。
「美少年と美少年っていうのもありだなぁ。やーんっ、萌えー!」
「……気に入ってくれたなら何よりだが」
そう言って、月詠はクールに四月を見ると。
「……少し声を低くした方がいい」
と言った。
「だめ、萌えたら萌えつきるまで止まらないの! 萌え-!」
完全に荒ぶっている四月。しかし、そこにすっと影が差した。
「常識の範囲内で私語は許したが、誰も叫べとは言ってないぞ」
「あ、先生……」
横では、授業中だから仕方ないという風な月詠が、見捨てるように自分の課題に収集し始めた。
「先生、萌えですよ! 萌え!」
「……趣味的なことが充実していて何よりだが、今は授業中だから、終わった後やりなさい」
「えー」
と、一瞬不満そうに永田先生に四月は目を向けるも、永田先生は笑顔でこういった。
「
常盤 四月
、欠席」
「そんなぁぁぁぁ! この世に思想信条の自由はないんですか!?」
「世界に住んでいるのは常磐だけじゃないからなぁ。まぁ、騒がなければいいんだが、どうするかね?」
「わかりましたぁ」
それから、なんだかんだ言って時間が来てノートまで四月は提出したのであった。
また、月詠の方も問題なく提出は終わった。
何よりである。
【
桐野 正也
と
志波 武道
の場合】
「きりのーん俺漢文苦手だから一緒にやろー!」
「ふあ……文法とかかったるいよなー昨日は遅くまで起きてたからねみぃし……パスで」
「そんな寂しいこと言うなよー!」
「……それに漢文と古文は違う」
「え?古文と漢文違う? コマカイコトハキニスルナ☆」
こちらも、声はやや大きい一人と眠そうな一人。
元気よく声をかけているのは
志波 武道
。
眠そうに机に突っ伏しているのは
桐野 正也
である。
最近、寝不足のようでとにかく授業が眠いしだるい状態らしい。
だがしかし、元気な武道にしてみれば、絡む相手として申し分ないと言うことになるのだろうか。
(……課題はオリジナルで訳せってか……全部やりにくいお題だけど一番共感しやすいのは二番目のだな)
武道には眠いだるいと返しつつ、正也は課題に取りかかる。
「ねーねーきりのんはどんなの作っるの―見せて教えて弄らせて―!」
「だーまーれー!」
普段はこの二人、隣り合って一緒に授業を受けているくらい仲良しなのだが、今回はなんというか運がなかったようだ。
「ねみぃ……だりぃ……よくわからねぇ」
「つまり意味がなんとなく通じればいいんだろ? はいできたー!」
「早っ!」
「さぁ、見ちゃうぞ見ちゃうぞー?」
さっくりと自分の分を終わらせて、正也のプリントをのぞきにかかる武道。
「ちょっ、おまっ! まーてーよ! 見るんじゃねぇよ!」
「勝手にガリガリいじっちゃう!」
そう言って、正也のプリントを無理矢理のぞき見る武道。
その内容を見て武道はますます正也を弄り倒す。
「おい、見てんじゃねーよ! ぜってー教えないからな! というかてめぇのも見せろ!」
「いいよーほら」
「そっちじゃねぇ、明らかに捨てようとしていたそれを見せろ!」
「ナンノコトカナ?」
「誤魔化してんじゃねー!!」
がたっと正也が立ち上がった瞬間だった。
「お前らもうるさいな。騒ぐと欠席にするぞー?」
びくっと武道と正也が振り向けば、そこには笑顔で立っている永田先生がいた。
「だって、こいつが!」
「ほれみろ、お前のせいで怒られたじゃないかー」
「人のせいにするな!」
ふむふむと経緯を聞いた永田先生はうなずいた。
「志波。それを桐野に見せてやれ。それから黙って二人は作業することだな」
「せんせーもう捨てました」
「……はぁ、こいつは……。いいか、ほ……いや、いい。先生の言うことではないな」
そう言って、永田先生は正也に話しかけた。
「桐野、しばらく席を遠ざけろ。それでいいな? 志波? 先生は相談のためにしゃべっていいとは言ったが、大騒ぎしろとは言ってないからな? ほかのクラスも授業中だ。あまりしゃべるようなら宿題の追加だな。……授業を受けている全員に」
「「げっ」」
結局のところ、武道も正也も静かにしますと言って、席を離れるのはなしになったが、おとなしくすることになった。
課題も問題なく提出できたのと、宿題の追加はなかったようだ。
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じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
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神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月13日
参加申し込みの期限
2013年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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